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NFL 2019 -- Conference Championships

いよいよ、いよいよ。

Tennessee Titans (9-7;AFC #6(South)) @ Kansas City Chiefs (13-3; AFC #2(West))

タイタンズ旋風もここまで。特にプレイオフに入ってから活躍めざましかったデリック・ヘンリーは 19att-69yds-1TD。スタッツとしてはまあ凡庸というか、抑えられたといっていいだろう。タネヒルはこの試合は 209 ヤード投げてタッチダウン2本、ターンオーバーなし。これは悪くないというよりはなかなかいい。しかしまあ、それだけではカンファレンスチャンピオンシップは勝てないんだよねえ。
タイタンズにできることがあったとしたら、この試合はもっと思いっきりパスオリエンティッドで攻めることだったと思う。タネヒルとて伊達に八年生き残ってきたわけではないのだ。あるいはマリオタを出す手もあったかもしれない(ない)。ヘンリー頼りでポストシーズンを三試合勝ち上がるのは難しすぎた。
それでも序盤 10-0 とリードして、一本返されてまた取り返して、17-7 で前半残り 6:39。ここでリードして折り返していればあるいはというところだったけど、この6分半でタッチダウンを二本許して逆転されてしまった。ここのマホームズの集中力、正確さというのがチーフスの強さそのものと言ってもいいぐらいに素晴らしい。
後半もそのままチーフスがタッチダウンをあと二本追加し、試合を決めた。ポストシーズンに弱いと言われ続けたアンディ・リードが、ついにリングに王手をかけた。

最終スコア:TEN 35-24 KC

Green Bay Packers (13-3; NFC #2(North)) @ San Francisco 49ers (13-3; NFC #1(West))

フォーティナイナーズの完勝。最初の攻撃こそスリーアンドアウトだったが、その後5ドライブ連続得点をあげて前半だけで計 27 点。逆にパッカーズはロジャーズのファンブルロストが一回、インターセプトも1回あって前半は無得点に抑えられてしまう。実質この時点で勝負はあった。
フォーティナイナーズはシーズン中も素晴らしかったランオフェンスがこの日も大爆発だったのだが、主役はモスタート。29att-220yds-4TD という完全にバケモノのスタッツで、パッカーズディフェンスを粉砕した。これだけ走って平均が7ヤードを超えられたのでは試合にならない。ガロポロのスタッツは 6/8-77yds だったそうだが、まあ実際持たせて走ればこれだけゲインできるんだったら誰もボールなんか投げないよという話で、このスタッツ自体も偉大な勲章というところだろう。
パッカーズはもともとディフェンスがすごく強いチームでもなかったが、ここぞというところは守って勝ち上がってきた。しかしフォーティナイナーズの前には通じなかった。この日はロジャーズもインターセプト二本放ったり本調子ではなかったが、いずれにしてもこれだけディフェンスがやられれば勝ち目はなかっただろう。
フォーティナイナーズは 2012-2013 シーズン、キャパニックを擁して「ハーボウル」に挑んだ時以来、7シーズンぶりのスーパーボウルとなった。

最終スコア:GB 20-37 SF