黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

入院 (10)

この日も寝るのに苦労。まあそれはそうだという感じもするけど、眠るの自体が下手になってる感じもあって、いかんですな。
朝ごはんも流動食、重湯+うめびしおとミソスープ。ミソスープってつまり具なしの味噌汁である。でもこれがおいしいんだ。10 時にメイバランスというやったらカロリーの高い乳酸飲料みたいなのが出る。
昼間は起きてパソコンでネット見たり溜まってるブログ書いたり、本読んだり、眠くなったらちょっと寝たり。闘病というよりは引きこもりニートみたいな生活になってきた。ちなみにインターネットは高いので時々つなぎながら使っています。
昼ごはんから一段階進んで【三分】に。三分がゆと、鶏肉あんかけ(という名の鶏そぼろ)、あと皮むき煮なすときゅうりのおろし和えはいずれもペーストにしたやつ。離乳食みたいな感じですな。といいつついざ食べてみると思いがけず苦戦し、お腹いっぱいという感じになった。
午後図書室に行ってみた。2階の奥の方にあって、運営はボランティアさんがされてるのかな……という感じ。小説とエッセイが多く、漫画がちょっと、あと新書とかそれ以外とかもちょっと、みたいな感じ。なんというかいかにも病院の図書室というラインナップだった。雲の写真の本とアリの本を借りてみた。
夕方妻が来る。『おしいれのぼうけん』の原画が入ってきたと、ちょっと興奮気味に写真を見せてくれる。今回の東急古本市?の目録に出ていて、これは、と思っていたら店主が仕入れてきたらしい。あと『おしいれのぼうけんすごろく 普及版』というのもセットだったそうな。どんだけ人気だったの、おしいれのぼうけん。
晩ごはんも【三分】。昼と同じぐらいの分量だったが昼より早く食べられた。配膳が遅くなったからか、19 時の配布であるはずのマリー3枚+ぶどうジュースもいっしょくたに盛られてて、ちょっとあとで食べようかとも思ったけど結局食後すぐ食べてしまう。
夕食後、点滴が終了。もう明日もオーダーが全くないし、針も入院時から刺しっぱなしだしということで抜針までしてしまう。思ったより針が長くてびびる(7cm ぐらいあると思う)。点滴台も回収された。こいつ無しでは歩けないぐらい弱っていた頃からの相棒。十日以上一緒に過ごしたことになる。後半は引いて歩くのがめんどくさかったが、いなくなると寂しい。

  • 朝:【流動食】ミソスープ、重湯、うめびしお
  • 10 時:メイバランス
  • 昼:【三分】三分がゆ、鶏肉あんかけ、皮むき煮なす、きゅうりのおろし和え、ライチゼリー
  • おやつ:水ようかん
  • 夜:【三分】三分がゆ、メカジキ照焼き、おろし大根、蕪と人参の含煮、ほうれん草煮浸し
  • 19 時:マリー3枚、ぶどうジュース