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基本セット 2021 仲間うちシールド戦

いつものやつ。今回は6人集まったのでスイスドローの3回戦。
《炎の心、チャンドラ》を筆頭に神話レア/レアが赤に4枚、赤緑に《ケルドの心胆、ラーダ》が入ってたのでまあ赤緑かなというところだったが、緑のクリーチャーが微妙。チャンドラが居るんだからそこまでたどり着ければ勝ちなわけだが、4マナが《節くれ拳の樫》が2枚と《気難しいディロフォサウルス》というなんとも守りに向いていない顔ぶれを引き当ててしまう。青は緑を押しのけるほどではなく、黒も4マナ以上が弱い。結局クリーチャーが厚い白を二色目にして、緑はタッチで三色目にした。したのだが、ラーダが3マナであることもあって緑マナの土地は5枚取ろう(《岩だらけの高地》が2枚あった)とかやってるうちにマナソースが赤8白6緑5で赤と白にダブルシンボルがあるみたいなぐだぐだなことになってしまった。チャンドラは強いけど 3-0 行けるかというとううむ、みたいなデッキ。
1回戦はひさびさのI弟と対戦。1ゲーム目、《栄光の頌歌》《外交官、マンガラ》と続けられて面食らうが、あとが続かない。こちらは《強風の急襲者》を二枚連打して上から削り、クリーチャーを五体並べて相手ライフが 13 のところで《破壊的細工》。ちょうどパワーが 13 あって、マンガラで1ドローされるも何もなかったらしく勝ち。2ゲーム目も似たような展開で、《栄光の頌歌》《外交官、マンガラ》と出てくるもこちらもクリーチャーが並ぶ。《ケルドの心胆、ラーダ》を出してだめ押し……というところで《異形化》を打たれるがこれは完全に苦しまぎれで、《燃え投げの小悪魔》がめくれてまあそのまま勝ち。○○
2回戦は下当たりでSさんと対戦。昨年の基本セットのシールド戦以来ちょくちょく参加してもらっているのだが、なんとまだマッチの勝利がないらしい。今回は《解き放たれた者、ガラク》を引き当てて必勝体制だが1回戦は負けたようだ。ガラクとチャンドラでにらみ合えばチャンドラには直接ダメージこそあるものの、盤面は簡単にひっくり返されてしまう。ともあれ1ゲーム目は終始押していってあっさり取るが、2ゲーム目は長期戦に。それでも若干有利で進めた中、《バスリの侍祭》に X=8 の《原初の力》を打たれて一気に 20 点ライフゲインされて、どうしようもなくなって負け。3ゲーム目、事故が怖くて後手を取ったがこれが大誤算。相手は1ターン目からのぶん回りで、こちらも 2, 3, 4 とクリーチャーを展開したものの押されっぱなし。なんとか押しとどめたときにはライフが4しかなく、そこから《エイヴンの鳥群使い》が単騎クロックを刻んで残り6まで追い詰めたが、向こうが《突き止め》二連打でとうとうガラクにたどり着きライブラリのトップに置いてエンド。直接ダメージか除去が引ければ勝ちだったがドローは土地、返しにガラクの +3/+3 トランプル起動からのフルパン喰らってライフ残せず負け。押しとどめてからクロックを刻んでる間に漫然と空中から殴ってしまったのだが、途中頭数で勝っている時間もあったのでうまいプレッシャをかければワンチャンあったかもしれない。○××
3回戦は逆に上当たりで2連勝のSくんと対戦。曰く「デッキめちゃめちゃ強い」とのこと。1ゲーム目、ダブルマリガンだったが《山》《平地》《平地》と《プリズマイト》《隼使いの達人》《強風の急襲者》《炎の心、チャンドラ》と絶好の初手を引き当てる。ここから2枚投げ捨てるわけだが、とにかく5ターン目にチャンドラにたどり着けなければ勝利はなく、1ターンでも時間を稼がなければならない。プリズマイトだけではチャンドラまでたどり着けまい。ということは4マナをどちらか残してもう一方を捨て、もう一枚は土地を捨てるのが最善だ。ダブルマリガンで土地を捨てるのは勇気が要るが、土地を3枚残して3マナか4マナの都合のいい生物を引く可能性よりも4マナを残して土地を引き戻す方がはるかに確率が高い。ということでタフネス3の《隼使い》を残して《強襲者》と《平地》をライブラリに戻した。果たしてライブラリはこの決断に応えてくれて、見事5ターン目にチャンドラが着地する。相手は返しに《追われる鯨》を出してくるが、海賊トークンはチャンドラがこんがり焼いて、本体も《現場保存》ですっとリムーヴ。でさすがにチャンドラが強くて相手のクリーチャーをすっからかんにして勝ち。2ゲーム目、またしてもチャンドラが初手に来るが盤面を固めてから出そうと思い《勇敢な駿馬》を二連打したりしてたら普通にまた《追われる鯨》を出されてしまう。返しに《チャンドラ》を出そうとしたところへ刺さる《非実体化》! 海賊にそそのかされてフルアタックして戦線が壊滅し、ほどなく負け。3ゲーム目、開き直って先手を取ると、最初の(つまり2ターン目の)ドローがチャンドラ。そしてそのまま5ターン目に降臨し、《ケルドの心胆、ラーダ》まで着地して圧勝。○×○
というわけで 2-1……だったのだが、3回戦1ゲーム目、《追われる鯨》に《現場保存》を打ったところ、鯨の「対戦相手の呪文のコストが3マナ増える」能力をふたりとも見逃していたのだ。悪意はなかったし巻き戻しようもないから結果は覆らないが、正しくやっていれば少なくともあと2ターン、実際にはもっと長く鯨が立っていた可能性は高い。となれば勝敗は逆でも不思議はなかっただろう。ちょっと微妙な 2-1 になってしまった。とはいえダブルマリガン時は完璧な選択をできたと思っている。Sくんが「ダブルマリガンに負けるとかありえなくないですかー」とかめちゃくちゃ煽ってきたのでなんとかしたかったのだが、できてよかった。
あとは《プリズマイト》を入れたのは地味にいい構築だった。プールの2マナ域には白緑の《議事会の導師》もいて、カードパワーの違いは歴然なのだけど、このデッキはチャンドラで勝つデッキで、2マナにはそこまで生き残るためのカードが要る。2ターン目に出てくれないと困るのだ。どういうわけか3回戦通して異常なほど初手に来て、相打ちになったりダブルブロックしたりして頑張ってくれた。こういうのちゃんとできると3回戦やって 0.5 ゲームぐらい差が出てくる感じ。マナフィルターも1回だけ使ったしな!