黄昏通信社跡地処分推進室

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科学の話

山麓で風呂に行くと、息子は科学の話をせがんでくる。もともとは温泉の成分表かなにかを見ながら話したのが発端だったのだけど、なんとなくそのあとも行くたびに「今日のお題は?」とか聞かれて、思いつくままのことをしゃべっている。今回は一日目が青空と夕日の話、二日目は虹の話だった。そこまで難しい話でもないのだが、しかし正しく理解していないと話せない内容でもあり、自分の知識の基盤を「ましじめ」している感覚はあるかな。息子はたぶん科学の話自体は忘れてしまうと思うけれど、でも、もしかなうなら、あの温泉でとーちゃんが科学の話をしてくれたな、ということを大人になるまで憶えていてくれたらいいな。親が子に残せることなんて、ほんとうにこういう些細なことしかないのだから。