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NFL 2020 -- Week 5

もう第2クウォーターだぜ! 毎年ながら早いなー。
BYE WEEK: ブロンコス(1-3)、ペイトリオッツ(2-2)、パッカーズ(4-0)、ライオンズ(1-3)。
ブロンコスペイトリオッツは今週予定されていたが、ペイトリオッツからふたたび SARA-CoV-2 陽性者が出たため延期となった。だんだんスケジュールが首が回らない感じになっていくかも。また、ビルズ@タイタンズの無敗対決は火曜日に予定されている(タイタンズの陽性者が新規にぽつぽつ出続けたので伸びに伸びたらしい)。ここらへんスタジアムの予定はどうなってんだと思わなくもない。
で、いろいろリスケされてるみたいだけど、ここでは割愛(どうせまた変わるだろうし)。同地区対戦を早めに済ませる方向で調整しているらしい。そうしないと未消化の試合があったとき順位を決めるのがより難しくなるから、とのこと。

Tanpa Bay Buccaneers (3-2) @ Chicago Bears (4-1)

サーズデイナイトフットボール。トム・ブレイディ対ニック・フォールズという、スーパーボウルリングを持つクウォーターバック同士の対戦となった。
フォールズってやっぱり妙な選手だなあと思う。すごく上手いとは言いがたい。味方を鼓舞するようなタイプにもあんまり見えない。実際負けるときはめちゃくちゃなスタッツであっさり負けたりする。でもここぞというところで決めることが何故か多い。この日もそうだった。前半はインターセプトも一本あって全然ぱっとせず、無得点のまま 13-0 で残り七分。しかしそこから突然パスが決まり始めてタッチダウンを一本返すと、フラーの強烈なタックルで得たボールをあっという間にエンドゾーンまで運んで逆転してしまう。13-14 で折り返し。
後半はさらに渋い展開になり、じりじり進んでフィールドゴールを蹴って逆転、というのをそれぞれのチームが二回ずつ繰り返した。ひたすらゴールは遠く後半は6点ずつしか入らなかった。すなわちベアーズが前半のリードを保って勝ったことになる。
ブレイディは悪くなかったがこちらもエンドゾーンが遠かった。最後の最後はダウンカウントを間違えるという、らしくないシーンもあった。4th&6 から意外なほどあっさり投じたパスが失敗して試合は実質的には終わったのに、ブレイディはフィールドに残って審判にフォースダウンだろ、と確認していた。

ベアーズはまったく強そうに見えないがこれで 4-1。NFC 北にはパッカーズがいるが、この後五分で行けばワイルドカードには届きそうだし、プレイオフに進めばなにかしでかすかもしれないとも思う。バッカニアーズも連勝こそ止まったが悲観するような内容では全然ない。

最終スコア:TB 19-20 CHI

Los Angeles Rams (4-1) @ Washington Football Team (1-4)

ちょっとだけ見た。
試合としてはあまり書くべきことはない。ゴフがのびのび投げて 300 ヤード稼ぎ、ディフェンスもサック祭りを開催した。ワシントンは粉々にされた。粉々にされたのだが、その中でアレックス・スミスがフィールドに立った。約二年前、サックを受けて頸骨と腓骨を両方骨折し、さらにその傷から細菌に感染して、一時は元通り日常生活を送れるかも危ぶまれるほどであったという。そこからなんとか回復し、運動機能を取り戻して、この男が目指したのはもう一度 NFL で投げることだった。
「立ち去ることなんてできないし、もしそうしていたら夜も眠れなかっただろう。子どもたちの目を見て、全力で何かをやることについて話せなくなる。」
そしてスミスは戻ってきた。がらがらのスタンドで奥さんと三人の子供たちが見ていた。エース QB ハスキンズはあまりの不振でベンチ。代わって先発したカイル・アレンがヘルメットヒットを受けて退き、めぐってきた出番だった。最初のスナップを受けて、右サイドに短いスイングパスを決めた。6ヤードのゲイン。妻と子供たちは立ち上がって拍手を送った。おそらくはまだルールもわからない末の娘も、ワンテンポ遅れて立ち上がって拍手した。
しかしスミスにとっては厳しい復帰戦となった。途中出場で被サックは6、9/17 で 37 ヤードのゲイン。はっきり言ってなにもできなかった。来週はまたアレンがスターターに戻ると発表されている。
それでも今季またスミスがフィールドに立つ場面はあるかもしれない。地獄から這い上がった男の力が必要になる状況はきっとあることだろう。

最終スコア:LAR 30-10 WAS

Las Vegas Raiders (3-2) @ Kansas City Chiefs (4-1)

AFC 西の同地区対決。直近5シーズンでチーフスは地区内対戦 27-3(それぞれのチームに 9-1)と圧倒的な支配を見せている。
序盤はチーフスのペースだった。レイダーズがフィールドゴールで先制した返しのドライブでタッチダウンをあげて逆転。カーのインターセプトを挟んでもう一本タッチダウンを奪って 3-14 と、2Q 開始早々2ポゼッションのリードを奪う。ここからレイダーズは反撃を開始。アグホラーへのロングパス一発でタッチダウンを返すと、返しでタッチダウンを奪われながらもその返しでもう一本タッチダウンパスを通して 17-21。さらに次の攻撃で、カーからルーキーレシーバーヘンリー・ラグズ三世へのロングパスが決まり、前半三本目のタッチダウンを奪って逆転する。このあとチーフスはフィールドゴールを決めて、24-24 の同点で折り返した。

後半はやや守備的なゲームになり、3Q はおたがいパントを二本づつ蹴っただけ。3Q 後半から 4Q にかけて、ランプレイを中心にしぶといドライブを組み立てたレイダーズがタッチダウンで均衡を破ると、次の攻撃でもフィールドゴールを追加して 33-24 とリードを広げた。返しのドライブ、マホームズが自陣の 4th&7 からギャンブルして投じたパスがインターセプト。レイダーズはもう一本タッチダウンを追加して、40-24 となった。
残り五分半、それでもチーフスは一分半でタッチダウンにたどり着き、ツーポイントコンヴァージョンまで成功させる。残り四分弱だったのでチーフスは普通にキックオフを蹴ってディフェンスに賭けたが、レイダーズはジェイコブズのランをコールしまくって時間を喰う。最後は敵陣 47 ヤードでツーミニッツ明けの 4th&inches、どうするかと思われたがカーのスニークで 1st ダウンを更新。タイムアウトを使い切っていたチーフスにはもはやなすすべがなかった。

こうでなくっちゃあおもしろくねえよ、というのが率直な感想。レイダーズはビジターで勝ったのにますます価値がある。Week 2 にも「グルーデンの目指すチームが少しずつ形になっているのかもしれない」と書いたけれど、同じようなことをより強く思った。チーフスは初黒星だが、全然気にするようなもんではない負けで、むしろ引きずらなければというところ。

最終スコア:LV 40-32 KC

Philadelphia Eagles (1-3-1) @ Pittsburg Steelers (4-0)

見てません。
スティーラーズが無敗を守る。開幕四連勝は 1979 年以来だとか。四連勝ぐらいならそこそこ行くイメージだしスティーラーズはだいたいいつも強いチームなので高々四連勝が 41 年ぶりとは思わなかった。この日は点を取り続けて快勝。一旦はイーグルズに 29-31 と肉薄されたものの、最後はウェンツが 4th&20 で投げざるを得なかったパスをインターセプトして勝利を決めた。まだちゃんと試合見てないのだが、とにかくロスリスバーガーがよさそうで、これが手術のおかげなのだとすれば昨季ほぼまるまる休んだ価値はじゅうぶんあったと言えそう。イーグルズはランが出なかった。

最終スコア:PHI 29-38 PIT

Miami Dolphins (2-3) @ San Francisco 49ers (2-3)

あんまりちゃんと見てません。
フィッツパトリックが神がかったパフォーマンスで快勝。22/28-350yds-3TD-0INT とかまじですごすぎるスタッツだし内容も素晴らしかった。これがあるからフィッツマジックとか呼ばれるわけだよね。フォーティナイナーズはガロポロが戻ってきたけどぜんぜんだめ、7/17 でインターセプト二本、後半にはとうとうベンチされていた。そして出てくるのは……もちろん C.J.ベザードである。これはつらい。絵に描いたようなクウォーターバック・カルーセルが顕現しようとしている。いや、怪我の影響がないのであればどう考えてもガロポロで固定すべきなんだけど、なんというかとにかくちょっとやばいかもしれないという雰囲気がある。
ドルフィンズはこれでやっと二勝目なのだが、今回もそうは思えない強さだった。戦力は整ってきた感じだし、チームの士気も悪くない。今季のどこか、おそらく暮れも迫ったころにタゴヴァイロアを出してくるのだろう。少なくとも未来が楽しみなチームではある。

最終スコア:MIA 43-17 SF

Minnesota Vikings (1-4) @ Seattle Seahawks (5-0)

サンデーナイトフットボール。今季初めてヴァイキングズの試合を見た。こんだけ DAZN でやってるのにこれまで一試合もなかったんである。シーホークスとはこのところどういうわけかレギュラーシーズンでよく当たるのだが、びっくりするぐらいやられてばかりで現在六連敗中だとか。ここまで負けのないシーホークスに対して先週全敗対決を制してようやく初日が出たヴァイキングズが挑むという構図になった。
しかし前半は完全にヴァイキングズのペース。最初のドライブからクックのランがよく出て、敵陣に入ったところで 4th&2 になるがギャンブル。ルーキーレシーバージェファーソンへの短いパスで更新すると、そのままじりじり進んで最後もクックのタッチダウンラン。7-0 と先制すると、シーホークスにまともな反撃を許さない。ゾーンディフェンスでレシーバーを完璧にカバーし、前半だけであのラッセル・ウィルソンを四回サックした。それも投げるところがなくてつぶされる典型的なカバレッジ・サックばかりで、前半のパスのネットヤードはわずかに 13。オフェンスのトータルゲインが 66 ヤードで、13-0 とリードしてヴァイキングズが折り返す。
しかし後半に入るとシーホークスは急にエンジンがかかりだす。ふたつ目のドライブでわずか4プレイでタッチダウン。パスのスキームを切り替え、これまで全く空かなかったレシーバーに次々にパスを通す。最後はディスリーへの 19 ヤードのタッチダウンパスで、13-7 と反撃開始。直後の攻撃、カズンズはプレッシャーを受けながらボールを投げようとしたところへちょうど手がかかってファンブルロスト。自陣深い位置でのターンオーバーで、果たしてシーホークスはこれを2プレイでタッチダウンにしてしまう。初得点から一分強でもう逆転だった。さらにその次のヴァイキングズの攻撃、縦に上がってから右のアウトに抜けていくシーレンに向けてカズンズはループパスを投じるが、これが微妙に低く LB K.J.ライトの右手にすっぽりおさまってしまいインターセプト。29 ヤード地点からのシーホークスの攻撃はクリス・カーソンがなんと一発でタッチダウンまで持っていき、13-21 とシーホークスがリードを広げた。この時点で初得点から二分ぐらいしか経っていなかった。
ガタガタと崩れてしまいそうな展開だったが、ヴァイキングズは粘りを見せる。返しのドライブ、カズンズがシーレンに投げまくってタッチダウンまでたどり着くと、返しのシーホークスの攻撃を、自陣まで攻め入られながらぎりぎり土俵際ふみとどまってパントを蹴らせる。自陣3ヤードからの返しの攻撃、前半最後の攻撃で負傷退場したクックに代わって後半から入っていたマティソンが活躍。3ヤードから二回走って窮地を脱すると、20 ヤードのビッグゲインも含めてコンスタントにボールを運んだ。最後はやはりシーレン。スラントから鋭いカットを切ってアウトに走り、そこへカズンズのパスがどんぴしゃで刺さる。タッチダウン。ふたたびヴァイキングズが逆転した。
さらに返しの攻撃、ウィルソンが珍しくサイドライン際へ不用意なパスを投じてインターセプト。ミッドフィールドからの返しのドライブ、ヴァイキングズは徹底的に徹底してランプレイをコールし続け、時間をじわじわ喰いながら前進していく。そして残り6ヤード、ツーミニッツウォーニング明けの 4th&inches、運命の場面。シーホークスタイムアウトはいっこ。1st ダウンが取れればほぼ勝ちだ*1。あるいはフィールドゴールを蹴れば、残り二分弱相手のタイムアウトいっこで8点リードということになる。ジマーの選択はギャンブル。マティソンにボールを託して突っこませる。だが、LB ワグナーの的確なタックルに腕を押さえられボールを前に伸ばせず、その分届かなくて攻撃権交替となった。
シーホークスは最後の反撃に出る。スクランブルで 17 ヤードゲインした後、自陣 23 ヤードでパスを三回続けて失敗して 4th&10 の絶体絶命の状況となる。ウィルソンは左サイドライン際の D.K.メトカーフへ山なりのボールを投げる。カバーしていたルーキー CB ダンツラーはバランスを崩して競り合うこともできず、39 ヤードのゲインとなった。さらにウィルソンは二本パスを決めてとうとう敵陣6ヤードに迫る。狙うはエンドゾーンへのパスのみ。二本目のパスはメトカーフの手に収まったかに見えたが、ぎりぎりでヒューズにかき出されてインコンプリート。三本目も決まらず、4th&Goal。ウィルソンはプレッシャーの迫る中早いタイミングで中央やや右の低いところへ速いボールを投じる。メトカーフが身を投げ出しながら両手を伸ばす。その手にボールが収まり、タッチダウン
さすがに残り 15 秒ではどうにもならず、最後はカズンズのこの日二度目のファンブルロストのおまけがついてヴァイキングズは敗れた。運命の場面での選択はツイッターでは間違ってたみたいにつぶやいたがはっきり言って結果論で、どっちを選んでも勝てる可能性は非常に高かった。おれは単に負けたことにがっかりしたのを他の誰かの選択の誤りだと思いたかったのだ。それはフェアじゃなかった。
シーホークスフランチャイズ初の開幕五連勝となり、絶好調でポストシーズンを目指す。ヴァイキングズは残念ながらこれでプレイオフはかなり厳しくなった。もともと今季は厳しそうだと思っていたので半ば諦めていたのだが、これだけいい試合を見せられるともったいないと思ってしまう。ともあれ、ひいきのチームの試合であることを抜きにしても、めちゃくちゃ面白い試合だった。

最終スコア:MIN 26-27 SEA

Los Angeles Chargers (1-4) @ New Orleans Saints (2-2)

マンデーナイトフットボール。なんでこのカードなのかは普通に謎。セインツはともかくチャージャーズはなんぞ?
前半はもっぱらチャージャーズのペース。二回目の攻撃で 80 ヤードのドライブを完遂してタッチダウンで先制。最後は 3rd&7 から、プレッシャーを受けて右へ逃げながら諦めずに空いているキーナン・アレンを見つけて正確にロングパス、といういいプレイだった。PAT は失敗した。フィールドゴールを返されて 6-3 となった次のドライブ、サックされてスリーアンドアウトだったがパントでラフィングザキッカーがあって命拾いする。その後ガイトンへの 47 ヤードのパスを決めてゴール前に迫ると、最後はウィリアムズにパスを通して 13-3 とリードを広げた。さらにブリーズのロングパスをアダーリーがインターセプトして 39 ヤードリターン、1ヤード地点からの攻撃をあっさりハーバートが決めて 20-3 と3ポゼッション差とする。セインツもやられっぱなしではおらず、前半終了間際残り二分から反撃開始。ブリーズがカマラ、キャラウェイ、サンダーズ、サンダーズと立て続けにパスを通してゴール前1ヤードに迫り、最後はブリーズがボールを持ってオフェンスラインの上からジャンプしてタッチダウン。20-10 で折り返した。

後半はその流れを引き継いでセインツペースとなる。チャージャーズの攻撃を三回連続でパントにとどめつつ、フィールドゴールタッチダウンと決めて同点に追いついた。チャージャーズは 4Q に入ってから、ロングパス一発でタッチダウンを決めてもう一度突き放す。ハーバートからマイク・ウィリアムズへ 64 ヤードのパスだった。しかしセインツも返しのドライブでいい組み立てを見せ、カマラを活用しつつぐんぐん前進、テイサム・ヒルの9ヤードのタッチダウンランにつなげた。しかしこういうプレイで見るとあらためてヒル足速いよなーと思う。これでふたたび 27-27 の同点となった。
とはいえまだ同点。チャージャーズはさよならフィールドゴールへ向けて前進する。自陣の 3rd&1 からハーバートが左サイドライン際を走るウィリアムズへ、29 ヤードのロングパスを通して敵陣 32 ヤード地点まで到達する。タイムアウトがなくなって残り8秒。ちょっとでも詰めたかったがパスは通らず、残り4秒となってバッジリーが 50 ヤードのフィールドゴールに挑む。このキックは本当に惜しかったが、距離は充分あったもののわずかに右に切れて外れ、オーヴァータイムに突入する。

オーヴァータイムはセインツが先攻、ブリーズのパスが冴え渡り、どんどんゲインして最後は止まったもののレッドゾーンに入っており、ラッツがゆうゆうフィールドゴールを決めて勝ち越すと、最後のチャージャーズの攻撃は 4th&6 から 1st ダウンだけを狙ったウィリアムズへのショートパス、これをラティモアが完璧なタックルで仕留めて半ヤード足りず、ゲームセット。セインツが劇的な逆転勝利を飾った。
チャージャーズはハーバートが成功率こそいまいちだったもののタッチダウンパス4本インターセプトなしと好調で、勝ちに値する内容だったと思うのだけど、最初のタッチダウンの PAT と、最後のタイムアップフィールドゴールと、二度のあと一点に泣かされる展開になってしまった。セインツは前半大きく離されたがオフェンスが食らいついて試合を決めさせず、後半はディフェンスが立ち直って逆転勝利をもたらした。すごく強いわけではないけどしっかり勝ってくる辺り、対戦相手にとっては厄介なチームという印象がある。

最終スコア:LAC 27-[OT]-30 NO

Other Games

ARI(3-2) 30-10 NYJ(0-5)カーディナルズがまた貯金1。そんなに強いようにも思われないんだが、わりと勝つよな。マレーは 27/37 で 380 ヤード。まだほとんど見たことないんだが意外と投げられる印象。ジェッツはダーノルドが怪我したらしくフラッコが先発したが、なにも変わってない感じ。来年のドラフト1位はぜったいにうちが指名するという強い意志を感じる。
CIN(1-3-1) 3-27 BAL(4-1):レイヴンズまたしても快勝。この日はジャクソンそこまでのスタッツじゃないんだけど、まあ普通にやってれば勝てるんだろう。ベンガルズはターンオーバー3つあってパント7本ととにかく攻撃がまったく形にならず完敗。バロウは被サック7とのこと。まあそんなこともある。
CAR(3-2) 23-16 ATL(0-5)ファルコンズ、だんだん逆転すらされなくなってきたというか、スタッツしか見てないけどどんどん元気をなくしている。この日はトッド・ガーリーが 141 ヤード走ってひとり気を吐いた。パンサーズはブリッジウォーターが 300 ヤード以上投げてタッチダウン2本、ターンオーバーなしとすっかりエースの風格。ついに貯金1になったし、まだまだやれるかも。
JAX(1-4) 14-30 HOU(1-4)AFCどん底対戦はテキサンズが勝って初日。おたがいターンオーバーふたつづつということで締まらない試合だったようだ。ジャグァーズはキッカーも定まらなくて、ビルズからカットされたホーシュカを採ったみたいだけどこの日は 0/2、24 ヤードを外していてけっこうやばい。どちらのチームも早くもプレイオフは望み薄と言えそう。
NYG(0-5) 34-37 DAL(2-3):はちゃめちゃな試合。両チームとも全クウォーターで得点をあげているが、二転三転の末最後はタイムアップフィールドゴールカウボーイズが勝った。プレスコットが 3Q 途中のランプレイ中に足首を負傷して*2、代わりに投げたのはアンディ・ドルトン@ex-ベンガルズ。ドルトンはサックされてファンブルロストが一回あったものの、9/11-111yds とよくまとめてチームを勝利に導いた。プレスコットの怪我はひどく、足首の解放脱臼&骨折だそうで、シーズンアウトは確定と思われる。残りシーズン、ドルトンがカウボーイズを率いるという、ちょっと想像のつかない事態になった。しかもこの勝利で地区首位に立つありさま。ジャイアンツは善戦むなしく五連敗。でもまだ地区優勝普通に狙えそう。
IND(3-2) 23-32 CLE(4-1):やばい。week 1 の大敗北でみんな存在を忘れてしまったブラウンズがひそかにそこから全部勝っている。基本殴り合いで勝ってるのでこれがずっと続くかというと怪しいもんだが、それでも 4-1 は大したものだと思う。AFC 北はほかにスティーラーズとレイヴンズだから激アツですね。コルツはリヴァーズが「悪いリヴァーズ」で、タッチダウンなしでインターセプト2本と試合を作れなかった。
BUF(4-1) 16-42 TEN(4-0):上に書いた通り、火曜日に延ばしてまで行われた AFC 無敗対決だったが、意外なほどの大差でタイタンズが無敗を守った。ビルズはアレンがいきなりちょっと不運なインターセプトを喰らい、そこから波に乗れずという感じだったか。一方タイタンズはエリートクウォーターバック、ライアン・タネヒル様がタッチダウンパス3本+自分で走って1本決める活躍で、大量得点で圧勝。なんだこりゃあ……。

*1:3回ニーダウンしてフィールドゴールを蹴れば、シーホークスタイムアウト無しで 30 秒ちょいで8点ビハインド。あるいは普通にランをコールして、まあさっさとタッチダウンしちゃったとしても二分弱(ほんとうであれば 1st ダウンか 2nd ダウンなら半ヤード手前で止まるのが正しいが、そこまでする NFL のチームは見たことがない)、タイムアウトいっこで 12 点ビハインド。どっちみち死んでいる。

*2:この場面、プレスコットの足首が明らかに変な方向に曲がっちゃってたのだが、NHK-BS で映像が流れたときそこにモザイクがかかっててびっくりした。別に骨が見えてたとかじゃなくて、ユニフォームもソックスも靴も着けた状態で足首が反対に曲がってただけなんだけど、ああいうのも映しちゃだめなのね。