黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

東京オリンピック・13 日目

  • (以前の分)射撃の決勝の録画がちょっとだけテレビで放送されていた。男女それぞれのトラップと、女子ライフルの三姿勢。トラップは決勝まで来ると見ててもけっこう面白いね。もうちょい見ればよかった。女子ライフル三姿勢は、すごい、スナイパー!、って感じの女性がばしばし的の中心に弾を集めるという、たぶんその手のマニアにはたまらない映像になっていた。競技としてはクレーほどの派手さはない、というか、地味。
  • ラソンスイミング、この日の水温は 29.3℃。これはかなり高いのだそうで、こういう時は出場選手はウォーミングアップをしないらしい。へー。前回見たときは最後のほうまでかなりスローペースで完全に上がり勝負という印象だったが、今日は残り2周ぐらいからペースが上がって力の足りない選手から振り落とされていく厳しい展開になる。しかしその流れの中で先に仕掛けて早めに先頭に立ったアナ・クーニャ(ブラジル)が最後までしのぎきって勝ち。違う距離での世界選手権では優勝五回を誇るそうだが、オリンピックの金メダルは初めてとのこと。強かった。
  • スケートボード女子パーク。女子ストリートに続いてこの種目も日本勢が圧倒的に強かった。なんでなんだろうな。四十住さくらは決勝1回目のランにビッグトリックを持ってきて両方決めた戦略と強心臓が金メダルをもたらした。しかし印象的だったのは岡本碧優(おかもと・みすぐ)。誰よりも難しいトリックに挑み、もうちょっとで着地できるところまで行った。あれが下りられていればおそらく逆転できていたはずだ。終わってからしばらく涙に暮れていたが、あの挑戦には拍手を送りたい。メダルをあげたかった。
  • セーリング 470 級、今日のメダルレースを男女両方生で放送してくれた。とはいえ競技のフォーマット上、メダルレースでメダルが決まることは少ないのだが……。吉田・吉岡組も「理論上メダルありえなくはない」ぐらいのポジションでこの日のレースに挑んだが、道中は賭けに出たルート選択に負けて下がってしまう。あやうく入賞を逃すところだったが、最後追い風の区間で二艇を交わして結局レース前と同じ7位に収まった。吉田も 40 歳、次回のパリ五輪からは 470 級は男女混合の種目に変わるとのことで、さて、どうするのか。