黄昏通信社跡地処分推進室

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渋谷区ふれあい植物センター

以前行ったことがある*1渋谷区ふれあい植物センターが年末で閉園し、リニューアルされるという情報をツイッターで見かけた。リニューアル後は「野菜の栽培やレストランの施設」として再開するらしいが、まあ元と同じものにはなるまい。というわけで家族で行ってみた。
渋谷は再開発がかなり進んだと思っていたが、それは間違いではないものの終わりがまだまだ先であることも事実で、特に駅から明治通りの南側を少し東へ行って 246 を渡ったあたりはごっそり再開発区域になっていて、まさにその辺りを通って行ったので仮囲いに挟まれた道をクレーンに見下ろされながら通り抜けるみたいな感じになった。昔けっこう通ったところだったので懐かしいかなとか思っていたのだがそれどころではなかった。再開発地域を抜けてからは少し見覚えのある道だったが、通った回数の割には案外憶えておらず、懐かしいというほどではなかった。並木橋の陸橋はスルーして、そのひとつ先の歩道橋を渡るとほどなく植物センターが見えてくる。渋谷駅徒歩 12 分というなんとも言いがたい距離がたしかに行きづらい。場外馬券売場のさらに先だからね。
中はいかにも植物園らしく高温多湿で異国情緒のある植物がたくさんあるんだけど、この日はけっこう暑くて子供たちもくたびれ気味。ということでごまかしごまかし二階に上がると、そこから先は空調の効いたスペースがあって、展示をみたり本を読んだり、子供たちはなぜか積み木で遊んだりした。二階では「渋谷路上園芸散歩――これであなたも路上観賞家」という展示をやっていてこれは中々楽しかった。三階ではドラゴンフルーツの花をばらしてみたみたいな狂気の企画をやってたりした(死ぬほど大変だったらしい)。こういう、小さくてお金はないけど工夫して細々やっているような施設がなくなってしまうのは寂しいものだなと思う。皆さんも機会があったら一度行ってみてください。100 円なので過大に期待してはいけないけど、料金以上に楽しめることは請け合います。12-28 までとのこと。
帰りは明治通り沿いに帰ってきた。昔よく行った親子丼屋さんが健在でちょっとうれしかったな。

*1:このブログに書いてるのはこの時だけだが、このあと何回か行っている。