黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2021 -- Week 6

[NFL][AmericanFootball]NFL 2021 -- Week 6
ただでさえ7試合中継するのにプラスロンドンゲームで8試合。ぜったい見られないよそんなの。
今週から BYE があります。ファルコンズ(2-3)とジェッツ(1-4)のロンドン帰り両チーム、セインツ(3-2)、フォーティナイナーズ(2-3)。

Tampa Bay Buccaneers (5-1) @ Philadelphia Eagles (2-4)

サーズデイナイトフットボール。ほとんど見てません。
バッカニアーズが先行して逃げ切り。前半から 21-7 とリードして、後半も先に点を取って 28-7 までリードを広げると、イーグルズの反撃をしのいで勝ち。
イーグルズは 4Q も後半になって十四点ビハインドからタッチダウンを返して、ツーポイントを選択した。これは机上では明らかに有利ながらこれまで NFL ではそれほど一般的ではなかった選択で、前週のブラウンズによるエクラーのエンドゾーン連行なんかも含めて、なんかそういう常識も少しずつアップデートされてるのだなという感覚がある。この日のイーグルズはツーポイントに成功して、次タッチダウンを決められればキックの7点できっちり勝つる!という状況に持ち込めたが、残念ながら攻撃権が戻ってこなかった。
これでバッカニアーズは 5-1 で、いまのところは危なげなくプレイオフへ進撃中、というところ。

最終スコア:TB 28-22 PHI

Miami Dolphins (1-5) @ Jacksonville Jaguars (1-5)

ロンドンゲーム!……というほどテンション上げるべき試合でもないのだけど、この試合は日本時間で日曜日の 22:30 開始なので前半はまあまあ見やすいんである。なにせ米国国内での試合は早番が 2:00(月曜の)、遅番が 5:00。サマータイムが終わればさらに一時間遅くなる。ナイトゲームは日本時間なら 9:15 からだけど、いずれも平日だ。
不調の両チームではあったが、それだけにというべきか、意外といい勝負になった。ドルフィンズはオープニングドライブからタッチダウンをあげ、その後も前半だけで FG を二本追加する。ジャグァーズは FG 一本決めてからパントが続いたが、前半終了間際のいいフィールドポジションからの攻撃をしっかりタッチダウンまで持っていって 13-10 まで差を詰める。返しのドルフィンズの攻撃は FG 失敗で折り返し。
後半最初のドライブでジャグァーズはわりとあっさりタッチダウンを決めて逆転するが、ここからがつらかった。次のドライブではローレンスがサックされてファンブルロスト。その次のドライブでは敵陣9ヤードまで行ってギャンブル失敗(先週もやってたような……)。タッチダウンを奪われて逆転を許して、その次のドライブではパント。しかし返しのドライブ、ディフェンスが頑張ってなんとかドルフィンズの攻撃を止める。まだ 6:39 残してのドライブ、ジャグァーズはどうにか FG 圏内にぎりぎり入ると、K ライトが 54 ヤードを決めて同点に追いついた。
そして返しのドライブ、ドルフィンズは自陣 46 ヤード地点 4th&1 で決死のギャンブル。ツーミニッツを過ぎ、これを更新すれば決勝 FG は目の前という状況ながら、ジャグァーズディフェンスはそれを許さず、チェーンまで持ち出して測ったもののわずかに及ばず。
そして最後は苦心惨憺、そこから4プレイかけてようよう 11 ヤード進み、ぎりぎり FG 圏内かというところからライトが今度は 53 ヤードの決勝キックを決めた。ジャグァーズはこれで今季初勝利、レギュラーシーズンの連敗を 20 で止めた。どちらのチームも、プレイオフには行けそうにない。

最終スコア:MIA 20-23 JAX

Green Bay Packers (5-1) @ Chicago Bears (3-3)

ぼんやり見た(=ちゃんと見ていない)。
ベアーズが先制するも、パッカーズが徐々に得点して逆転してリードを広げる。それでもロースコアの展開で、ベアーズは 4Q 途中に一旦 17-14 まで詰め寄ったが、パッカーズはその返しでタッチダウンを奪って突き放して勝ち。つえーなパッカーズ、という印象ではあったが、ベアーズもわりとやるじゃんという感じもあった。プレイオフぐらい行ってもおかしくないと思う。

最終スコア:GB 24-14 CHI

Kansas City Chiefs (3-3) @ Washington Football Team (2-4)

見てません。
ワシントンがリードして折り返したけど、後半はチーフスがタッチダウン三本取って守備でもワシントンを完封して勝ち。役者が違うなー。とはいえマホームズ二世、今週もインターセプト二本で早くも今季八本。すでに昨季と一昨季のレギュラーシーズンの合計本数を超えていて、心配ではある。
テイラー・ハイニキーニキは 24/39 で 182yds-1-1。やっぱ NFL だときついかな。

最終スコア:KC 31-13 WAS

Arizona Cardinals (6-0) @ Cleveland Browns (3-3)

見てません。
カーディナルズが快勝。どこまで行くんだろう。ブラウンズは二連敗で五割まで戻ってしまった。カリーム・ハントが負傷し、メイフィールドもふたたび左肩を傷めたとの報もあり、なかなかに不穏な状況らしい。メイフィールドのバックアップで一瞬だけケイス(・キーナム)が投げていた。ブラウンズにいたのね。

最終スコア:ARI 37-14 CLE

Dallas Cowboys (5-1) @ New England Patriots (2-4)

見てません。これ見ればよかったな。
カウボーイズが五連勝。相変わらずのカウボーイスタイルでこの試合も 29 失点、これでここまで 146 失点となった。平均 24.xx 点だからまあなかなかのもんである。ペイトリオッツは悪くない試合は多いが勝ち星はなかなか……という感じ。

最終スコア:DAL 35-[OT]-29 NE

Seattle Seahawks (2-4) @ Pittsburg Steelers (3-3)

サンデーナイトフットボール
気づくのが遅れたのだが、今月から日テレジータスオンデマンドが始まっていて、これに入ると毎週のサンデーナイトとプレイオフワイルドカード一試合、ディヴィジョナル全部、両カンファレンスチャンピオンシップが配信で見られる。というわけでさっそく今週から加入してみました。日本語実況もないならないで慣れるんだけどたまにはいいよねーという感じ。
シーホークスはウィルソンの中指が癒えず、この日は先週リリーフしたジーノ・スミスがそのまま先発。2017 年以来らしいのだけど、その時はイーライ・マニングの連続先発出場を止めた試合だったらしい。ジャイアンツにいたことあるんだっけ? ジェッツを出てからの足取りを全く憶えていない。調べるとジェッツ→ジャイアンツ→チャージャーズシーホークスとのこと。
さておき、パントを三本ずつ蹴りあって 1Q が終わり、2Q 頭からのドライブでスティーラーズが先制。続く攻撃でもスティーラーズタッチダウンを奪い、0-14 とリードを広げる。シーホークスはパントだけ蹴って前半を終えた。0-14 で折り返し。

後半、シーホークスはランに活路を見出し、後半最初のドライブからコリンズのランをコールしまくってタッチダウンを返すと、次のドライブでもジーノのパスを交えつつランでごりごり進んでタッチダウン。その次のドライブでは 3rd&7 でランをコールしてホーマーが 26 ヤードゲインするなどのりのりだったが(解説の森氏が「サードロングをランで取られると心がやられる」というようなことを言っていて面白かった)、7ヤード地点まで行きながらフィールドゴールどまり。しかしともあれこれで 17-17 に追いついた。
スティーラーズは残り 1:30 で FG を決めたがまだ時間があり、シーホークスにも反撃のチャンスが残る。ここでジーノ・スミスのクウォーターバッキングが冴え、チームをすいすいと前進させると、最後は残り1秒でスパイクして時計を止めることに成功する。43 ヤードの FG をマイヤーズが決めて、オーヴァータイムに突入した。

しかし終わるときはあっけない。パントを一本ずつ蹴りあった後、ジーノ・スミスが自陣 15 ヤード地点でサックされてファンブル。これをスティーラーズがリカバーして事実上勝負あった。ボズウェルが 37 ヤードの FG を決めて試合終了。
シーホークスはいい試合をしているが 2-4。プレイオフへ黄信号というところだ。早くウィルソンに戻ってきてほしいところだろう。スティーラーズはなんだかんだしぶとい。今年は AFC 北がやたら強いので苦しいが、まだ充分プレイオフは狙える位置にある。

最終スコア:SEA 20-[OT]-23 PIT

Buffalo Bills (4-2) @ Tennessee Titans (4-2)

マンデーナイトフットボール。これもちゃんと見てません。今週お前なに見ていたんだという話である。
今季の AFC は北と西が強く、東と南はそれぞれ一強みたいになっているが、その東と南の一強同士の対決となった。激しい点の取り合いで面白く、最後の最後もビルズが3点ビハインドの敵陣3ヤード地点で 4th&1 となったがギャンブル。でアレンのスニークが届かずゲームオーバー。蹴れば同点だったが、まず入らなければならないし、そのあとのオーヴァータイムでは結局五分なわけで、それだったらむしろギャンブルするほうが確率は高いという考えは充分ありだ。実際アレンがいて1ヤード弱ならやってよかった賭けだと思う。ただ、スニークはちょっと正直すぎたかも。
どちらもプレイオフに進めそうで、となればどこかで対戦がある可能性はそこそこある。果たして実現するか、リマッチではどんな展開になるか、普通に楽しみ。

最終スコア:BUF 31-34 TEN

Other Games

LAR(5-1) 38-11 NYG(1-5)ラムズつんよ。まあジャイアンツ相手ならそりゃそうやろという感じもあるが、それにしても楽勝にすぎる。ジャイアンツは先制こそしたもののそのあとさっぱりで、ダニジョン*1も 0TD/3INT/1FL といいところなし。言うべきことがねえ。
HOU(1-5) 3-31 IND(2-4)AFC 南底辺対決。この地区タイタンズ以外はどうしようもない感じだと思ってたが、コルツは先週今週となかなかいいね。テキサンズはミルズがちょっとまだ足りてない印象。
LAC(4-2) 6-34 BAL(5-1):爆敗。チャージャーズも調子いいしと思っていたがひねられてしまった。レイヴンズ相当強いのでは。そして AFC 西地区、実は大したことなかったりしますか?
CIN(4-2) 34-11 DET(0-6):とうとう全敗がライオンズだけになってしまった。引き続き当ブログではジェイレッド・ゴッフさんを応援してまいります。よろしくお願いします。
MIN(3-3) 34-[OT]-28 CAR(3-3):うおっし! ヴァイキングズが星を五分に戻した。しかし先週はライオンズにぎりぎりまでリードされてたし、この日は 4Q 途中まで 11 点リードしてたのを追いつかれたし、かろうじてどうにかしている感が否めない。ダーノルド復讐団は三連勝のち三連敗。所詮サムはサムというところか、この日は 17/41-207yds-1TD/1INTと散々。
LV(4-2) 34-24 DEN(3-3):グルーデンが去ったレイダーズだが四勝目と好調を維持。ブロンコズは三連勝のち三連敗、ブリッジオーヴァートラブルドウォーターも 3TD/3INT とわりと悲惨なスタッツ。

*1:ダニエル・ジョーンズのこと。