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NFL 2021 -- Week 7

BYE はビルズ(4-2)、カウボーイズ(5-1)、ジャグァーズ(1-5)、チャージャーズ(4-2)、ヴァイキングズ(3-3)、スティーラーズ(3-3)。
ロンドン帰りは BYE もらうのが定例なんだけど、ドルフィンズは試合やるみたい。なんでなんだろうな。

Denver Broncos (3-4) @ Cleveland Browns (4-3)

サーズデイナイトフットボール
AFC は今のところ北と西がよくて、試合前 3-3 だったこの両チームがいずれも最下位タイで負け越しているチームがない。どちらのチームも連敗中で、ここはなんとかしたいところ。だがブラウンズはメイフィールドが肩の負傷で出られず、先週最後リリーフしたケイス(・キーナム)が先発となった。「直近 12 試合の先発で 11 敗」というテロップが出るのがいかにもアメスポっぽい。
そのブラウンズがオープニングドライブで電光石火のタッチダウンを奪う。フーパーへのパスがランアフターキャッチで思いのほか伸びた後、ジョンソンのランで立て続けに 1st ダウン、最後もジョンソンのランでタッチダウン、とわずか5プレイでエンドゾーンを陥れた。その後もブラウンズは悪くない攻撃を見せたが、FG 一本決めた後もう一本の FG はブロックされて前半は 10 点どまりだった。一方守備陣はブロンコズに得点を許さず、0-10 で折り返す。

後半最初のドライブでブロンコズはようやく得点をあげる。ゴール前、左サイドライン沿いに出たゴードンへのどんぴしゃのパスでこれは投げたほうも取った方も見事だった。だがブラウンズもその返しのドライブでタッチダウンを返す。6ヤード地点での 4th&3 をギャンブルして、投げるところはなかったが QB の前の空いたスペースを見てケイスが一瞬待ってからスクランブル。5ヤードライン上でタックルされて手をつきながらも執念で引きはがして 1st ダウンをもぎ取り、次のプレイでタッチダウンとなった。この往復のドライブでほぼ 3Q が終わるという珍しいぐらいおたがいに時間を使った攻撃となった。
このあとブロンコズがタッチダウンをもう一本返して、その時点で五分以上残っていたのだが、返しのドライブでブラウンズはひたすらジョンソンのランをコール。ケイスがパスを投げたのは二回だけだったが四回 1st ダウンを更新し、時間を喰い切った。
ブラウンズとしてはメイフィールド抜きでとにかく勝てたのは望外の結果だっただろう。ケイスもそんなにいいスタッツではなかったにしろターンオーヴァーも無し、気迫の 1st ダウンで勝利を引き寄せ、貴重な出番で充分アピールできたと思われる。ブロンコズは悪くないんだけど前半点取れなかったのがさすがに響いて敗戦、これで四連敗になった。プレイオフに行けてもおかしくない力はあると思うが、同地区に好調なライバルが多いのも辛いところか。

最終スコア:DEN 14-17 CLE

Kansas City Chiefs (3-4) @ Tennessee Titans (5-2)

これはタイタンズ強かった。前半から点を取りまくって、ディフェンスもチーフスをほぼ完璧に抑え込んだ。マホームズは被サック4、インターセプト1だがそれ以外でもとにかく追い回されてぼろぼろだった。ここまでやられてるのは見たことがないかもしれない。サイドラインでも自分のショルダーパッドを胸元でつかんで試合を見つめる姿が抜かれ、今季の苦悩がうかがえた。4Q には 4th&18 という絶望的な状況で逃げながらチャンスをうかがったが果たせずサックされ、フィールドに引き倒されてしばらく起き上がれなかった。3-4 はまだ全然悲観するような成績ではないが、苦しいシーズンになっている。ちなみにチーフスは最後チャド・ヘニーが1ドライブ投げた。
タイタンズは言うことのない勝利。ビルズ、チーフスと立て続けに破ったのは見事のひとこと。若干スロースタートだったが、今年もポストシーズンに絡んできそうだ。

最終スコア:KC 3-27 TEN

Washington Football Team (2-5) @ Green Bay Packers (6-1)

見てません。
ということでまあ案の定の結果。レッドゾーンではちらちら頑張ってるシーンが映ったりしてるんだけど終わってみると完敗、というパターンが続いている。スタッツ見てもハイニキーが微妙に通用してない感じで、まあ今季は厳しそう。パッカーズは開幕週があほみたいに大敗したけど次週から六連勝中。一週目はなんだったのか。ロジャーズも最後は飾りたいのかなあ。

最終スコア:WAS 10-24 GB

Philadelphia Eagles (2-5) @ Las Vegas Raiders (5-2)

見てません。
イーグルズがオープニングドライブから幸先よくタッチダウンで先制したが、そこからはレイダーズが unanswered で 30 点連取。あっはい、という感じ。カーは 31/34 でこれは中々のスタッツと思う。ハーツは 18/34-236yds-2-0 とこれもスタッツだけ見れば悪くはないが、成功率が流石に低すぎるか。グルーデンを失ったレイダーズだが、なんか普通に勝っているな。

最終スコア:PHI 22-33 LV

Chicago Bears (3-4) @ Tampa Bay Buccaneers (6-1)

見てません。バッカニアーズが快勝、ブレイディはリーグ初の通算 600 タッチダウンパスを記録、チームも 6-1。

最終スコア:CHI 3-38 TB

Indianapolis Colts (3-4) @ San Francisco 49ers (2-4)

サンデーナイトフットボール。というわけでひさびさの村田斉潔節を堪能する。
この日のサンフランシスコはかなりの強い雨で、画面越しにもはっきり雨がわかるほどだった。んでなかなかの悪コンディションだったけどウェンツ率いるコルツが得点を重ねて勝ち。この日は強かったな。村田氏はコルツとウェンツに対する評価が高くて、ちょっと運が悪かっただけで、もっともっと勝っていても不思議じゃない、先日だってレイヴンズにほとんど勝っていたんだから、というようなことを言っていた。確かにレイヴンズ戦ではおれもウェンツけっこういいよなという印象だったんだよな(「おそらく今季最良」と書いている)。というわけでこっから巻き返しあるかもだ。
フォーティナイナーズはガロッポロッが投げて、雨もあったしまあこんなものかなというところ。しかしどっちに転んでも今季は厳しいか。適当なタイミングでランスに切り替えるのだろうけど。

最終スコア:IND 30-18 SF

New Orleans Saints (4-2) @ Seattle Seahawks (2-5)

マンデーナイトフットボール
めちゃくちゃロースコアでセインツの勝ち。蟹、意外とやる。シーホークスは K マイヤーズが後半に二本 FG を外し、結果的にはめちゃめちゃ響いてしまった。

最終スコア:NO 13-10 SEA

Other Games

CAR(3-4) 3-25 NYG(2-5):ダーノルド復讐団、ジャイアンツにこてんぱんにされる。ダニジョンはタッチダウンパス一本決めたほかに 16 ヤードのレシーヴ、それもワンハンドキャッチを決めたそうな。パンサーズは 1Q に FG 一本決めたっきりで、チーム全体でもわずか 175 ヤードに抑え込まれた。まあどっちもプレイオフとかいう感じでは全くなさそうだしどっちが未来ありそうかもよくわからんけど。
CIN(5-2) 41-17 BAL(5-2):これはベンガルズアップセット……と言いたくなるところだが、スティーラーズにも圧勝しているし、群雄割拠の AFC 北で充分やれるチームになりつつあるということなのだろう。バロウはインターセプトこそ一本あったものの 3TD、416yds と大活躍。これはプレイオフあるで!! 昨年けっこうひどい感じの怪我でシーズンアウトになっちゃったので心配してたが大丈夫そうだ。レイヴンズはラマジャクが被サック5と苦しみ、15/31 と凡庸なスタッツ。最後は諦めてルーキーのバックアップ、タイラー・ハントリーが投げたらしい。
NYJ(1-5) 13-54 NE(3-4)ペイトリオッツ圧勝。対ジェッツ 12 連勝、なんだそうです。ちっとは気張れよジェッツ! といいたいところだが 2Q にウィルソンが膝を怪我してこれまで1スナップも受けていない四年目のバックアップ:マイク・ホワイトが出てきたということだったらしいので流石にかわいそうですね。そして 1TD/2INT だったらしいのでまあタッチダウンはいいプロの思い出になるんじゃないでしょうか。にしてもペイトリオッツのこの得点は予想外で、ジェッツ守備もやばいんじゃないのか。ぼろぼろであるな。
ATL(3-3) 30-28 MIA(1-6)ファルコンズがタイムアップフィールドゴールで星を五分に戻した。ジェッツとドルフィンズを喰って二連勝では自慢にもならぬが、それでも五分は五分。ライアンだってまだ老け込む歳ではないはず。まあ苦しいとは思うが。ドルフィンズはトゥア!タンゴヴァイロア!!が戻ってきて 32/40-291yds-4TD と立派なスタッツだったが 2INT がいずれもファルコンズの得点につながったとのこと。
DET(0-7) 19-28 LAR(6-1):え、こんなカードあったの? そしてなぜそれを放送してくれないのか?? トレードされた QB 同士の直接対決:スタフォード対ゴフ、見たすぎるだろ。さらに 3Q まではけっこう接戦になったみたいでこれはまじで見たかった。しかし結局ラムズが普通に勝ち。なんと鮮やかで残酷な対比。すごいなあ。ゴフは 22/36-268yds-1TD/2INT。つらい。つらいぜ。
HOU(1-6) 5-31 ARI(7-0):どうでもいいけど今年全敗チームはひとつだけだけど四つほどある一敗のチームもだいたいやばいよね。テキサンズはウォトスンが揉めててワットも出ていってがたがたになってるのである意味原因がはっきりしてるんだが、そうはいってもすぐに改善できるでもなし。この日は一瞬 5-0 とリードしたがそこまでだったそうな。カーディナルズは 1974 年以来の 7-0 とのこと。楽しいフットボールやるところが強いのはめちゃくちゃいいよな。