黄昏通信社跡地処分推進室

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スキップとローファー

アフタヌーン買う。『スキップとローファー』がゆづ回で個人的に盛り上がる。この漫画、最初は主人公のエキセントリックなキャラクターで引っ張ってから、その周りのキャラクターを少しづつ描いていき、それから各キャラクターを掘り下げた回を配置していく、という流れでここまで来ていて、連載開始当初に作者自身がどこまでできると思っていたものかは想像もつかないが、本当に理想的な連載展開を見せている。これは素晴らしいことだと思う。……少し話がそれた。今月のゆづ回に話を戻すと、持てる者の苦しさや辛さをこんな風に嫌味なく切実なものとして、説得力を持って描ける作者の力は単純にすごい。そしてこれはやっぱりここまでの連載で積み上げてきたものがないと中々出せない類の説得力だと思うんだよね。だからこの連載をオンタイムで味わえることを幸せだと思う。アニメ化決定はめでたいけど、ちょっと怖い気もしている。