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北京オリンピック (4)

  • スキージャンプ男子ノーマルヒル、小林陵侑が優勝。追い風でも飛距離を伸ばしていて王者のジャンプという感じだった。日本がこの競技で強いというのは面白いと思う。あまり日本人に有利な要素はないのではないかな。とはいえノーマルヒルの五輪での金メダルは50年ぶりだそうである。
  • アイスホッケー女子、中国戦。中国は北米出身の選手を帰化させてチームに入れてきていて、メインのFW三セット9人のうち8人までが北米出身らしい。なりふり構わず、と言ったところか。この日は中々点が取れず、それでも第1ピリオド終了間際に1点取ってそれを延々と守る展開になったのだが、第3ピリオドの頭に追いつかれてそのままどちらも点が取れず延長突入、そこでも点が取れずにシュートアウトになった。日本は五人打ってひとりも決められず、中国はミー・レが決めて勝ち。とはいえ決勝トーナメント進出は決まったのでめでたい。
  • 女子モーグル決勝。川村あんりは決勝二本目までは本当に素晴らしい滑りで、これはメダルに手が届いたかという印象だったが、最後の三本目で点数を落として五位。いやー惜しかった……。明らかに硬くなっていて、こういう時モーグルでターンが持ち味の選手は辛いなと思った。多分、エアが得意な選手のほうが開き直りやすいんじゃないかなという気がするんだよな。この経験が次以降のオリンピックで活きるといいなと思う。
    • 何気なく見てて驚いたのが住吉輝紗良のインタビュー。最初は普通に滑りを振り返っていたのだが、途中で言葉に詰まると涙があふれ、絞り出すように「この四年間滑っていて何も楽しくなかった、なんのために滑っているのか全然わからなくなっていた」みたいなことを言い出して本当にびっくりしてしまった。さらに驚いたのは「でも今日は四、五年ぶりにほんとうにすごく楽しくて、ここに来られて滑れてよかった」みたいな言葉を続けていたこと。ここまで来られたことは彼女にとって本当によかったことだったんだろうか? 四年間何も楽しくないのに滑り続けてやっとつかんだ数時間の舞台が、本当にそれに見合うものだったんだろうか。いやまあ余計なお世話なのはわかっているし、本人にだって少なくとも今は答えの出せない問いだろう。それでもなんというかびっくりした。
    • 記事になってた。たぶんこちらのほうが正確な文字起こしだと思う。→https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=52208