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北京オリンピック (6)

  • スノーボード女子パラレル大回転、竹内智香が六大会連続の五輪出場。ほんとうにすごいなと思うし、今なお予選を抜けて決勝トーナメントへ進む力があるのはなお素晴らしい。しかし1回戦はなんとも後味の悪い結果になってしまった。レース終盤で竹内が転倒、その直後にホフマイスターも転倒し、しかしふたりとも旗門不通過にはならず、立ち上がって滑り出してわずかに竹内が先にゴールインしたのだが、しばらく審議の末竹内は失格。その後の報道では妨害された側からのアピールが無ければ妨害扱いにはならないはずとのことだったが、ちょっとなんにせよ釈然としないものが残った。→関連記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/00efdbaf40f6034535f0776c3b91e0ffaa57b904
    • 同じく女子パラレル大回転、日本からもうひとり挑んだ18歳の三木つばきは予選を3位という好順位で通過したものの、トーナメントでは1回戦で序盤バランスを崩したあと後半で追い上げようとして転倒して敗退。竹内の失格に隠れてあまり報道もされず気の毒ではあった。ただ、竹内もそうであったように年齢と経験がものをいう種目であるように思われるので、18歳でこの経験が積めたことはきっと今後活きてくるだろう。
    • ちなみに優勝は“雪の女王”ことエステル・レデツカ。前回五輪に続いてスキーとの二刀流で参加し、本業の方のこちらは圧勝での連覇となった。強かったなー。
  • 男子フィギュアスケートシングルショートプログラム羽生結弦は最初のクワッドサルコウがシングルサルコウになってしまうミスがあり、大幅に得点を落とすことになってしまった。跳ぶときにたまたま氷の穴にスケートがはまってしまったらしい。あり得ないほど珍しいわけでもないが、そうそう起きることでもない、という程度の事象のようだ。誰が悪いわけでもないが、本人とすれば割り切れるものでもないだろう。ジャンプ一本分の得点を失ってメダルを取れるほど甘い世界ではない。よくよくついてない、自分ではどうすることもできないことのために、おそらく空前にして絶後であろう五輪三連覇の夢は断たれた。残念でならない。どうしようもないことだが、それでも、なぜよりによってこんなところでこんなことが起きてしまったのか。
  • アイスホッケー女子、この日はグループリーグ1位を賭けてチェコと対戦。女子は事前のランキングで上位5チームがグループA、下位5チームがグループBという振り分けになっていて、グループAからは全チームが決勝トーナメントへ進出、グループBからは上位3チームが進出、となっている。そしてBの1位対Aの3位、Bの2位対Aの2位、Bの3位対Aの1位、Aの4位対Aの5位、という風に当たるようになっている。まあ、どっちみち五強に勝てる可能性は低いのだが、それでも1位の相手とやるよりは3位の相手とやりたいところではある。試合はこの日もなんとなく前日と似た展開で、日本が先制して追いつかれ、この日は3Pに勝ち越したけど追いつかれ、ということで二試合連続のオーヴァータイムに。延長はフィールドプレイヤーが3人対3人になるんだけどこの日も点が入らず、二試合連続のシュートアウトになった。日本はふたり目の久保英恵が放ったシュートが一旦ゴーリーに止められたように見えたが、完全には止まっておらず左足の下をくぐってわずかに――ほんとうにパック一個分ぐらいゴールラインを越えてゴール。この一点を藤本が守り切ってグループリーグ1位を決めた。五輪では初の準々決勝進出。対戦相手はフィンランドに決まった。