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北京オリンピック (10)

  • アイスホッケー女子、準々決勝、フィンランド戦。開始50秒で浮田がトリッピングの反則を取られキルプレイになると、あっさり先制を許してしまう。その三分後にもう一失点。しかしそこからはなんとか守り、第1ピリオド終盤には志賀朱音が速攻からキーパーの股を抜いて1点を返す。これはほんとうにいいプレイで、チームにももしかするとというムードをもたらしたタイミングも素晴らしかった。が、結論から言うとなんとかなったのはこのあたりまで。1P終了間際から2P最初までのピリオドまたぎのパワープレイでも得点できず、逆に25分、28分と続けて失点してしまう。第3ピリオドは疲れたところを攻められて3失点。最終的には1-7の大敗となった。最終順位は6位。正直力の差は歴然で、グループAとBの差をまざまざと見せつけられた。準々決勝進出はめでたいのだが、それも今回から導入されたこのグループ分けのおかげであるのは否めず(とはいえ前回までの形式でも全体8位以内に入れた可能性はそれなりにあると思う)、メダルははるか遠いと言わざるを得ない。あとちょっと気になるのは、平昌から見ていると三回連続で出ている選手が多く、けっこう高年齢化が進んでいるのではないかというところと、4セットで回すことがほとんどできない層の薄さ。世代交代がスムースに行かなければ、次回は今回より成績を下げることになるかもしれない。
    • その中でいま20歳の志賀朱音が次の主力を担うことはほぼ間違いない。今大会の日本のゴールラッシュにいまいち乗り切れていなかったが、この一番強い相手との試合で気を吐いたことは明るい材料であったと思う。
  • スキージャンプ男子ラージヒル、小林陵侑は1回目に弱い向かい風で142m飛んでトップに立ったが、2回目はリンドヴィーク(ノルウェー)が追い風の中140m飛ぶ大ジャンプを見せ、小林陵侑も138m飛んだが及ばず。しかし金+銀メダルはほんとうに素晴らしい。
  • カーリング女子、デンマーク相手に最後の最後で大逆転。2点ビハインドからこれしかないというダブルテイクアウトで3点取って勝った。ラストから二投目ではちょっと逆転の目がなさそうだったのに、相手のスキップのラスト一投で「あれ?」という感じになって、それを藤沢が逃さずに仕留めた。見事すぎる一投。