黄昏通信社跡地処分推進室

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北京オリンピック (18・最終回)

  • バイアスロン女子マススタート。これもBS1。日本人選手の参加していない種目ということで、たとえば視聴率は取りづらいかなとも思うのだが二日続けて録画とはいえノーカット解説付きで放送してくれてありがたい限り。とはいえ競技自体は普通に面白いので案外視聴率取ってたりするのかもしれん。どうなんだろうな。レースは一周目は団子の展開で、ほとんど全員一団のまま最初の射撃に入る。ノーミスの選手が11人、15秒以内ぐらいの差でかたまりのまま二周目へ。この辺から走力の差が出始めて、二回目の射撃では先頭集団が六人となる。ここでもノーミスだったのはノルウェーのルイスランドとエッコフのふたりで、3位がフランスのジュリア・シモン、以下は先頭からは40秒以上の差がつく。ノルウェー勢は走力も高い。ふたりで後続とのリードを15秒ぐらい広げて三回目の射撃。ところが立射に入ってふたりともうまくいかずともに2ミス。逆にここをノーミスで切り抜けたブレイザー-ブッシュとエルビラ・エーベリ、そして1ミスのダヴィドワの五人が10秒以内に入って四周目に突入した。五人の中から抜け出したのはブレイザー-ブッシュ。ほかの四人に15秒以上の差をつけて射場に入ると、風が強くなる中最後の立射を1ミスでまとめ、全員2ミスとなってしまった四人を尻目に最終周回へ。エッコフ、ルイスラントのノルウェー勢ふたりが諦めずに前を追ったが、ブレイザー-ブッシュが逃げ切って金メダルに輝いた。先の読めない見ごたえがある展開でめっちゃ面白かった。
  • フィギュアスケートエキシビション。途中から録画で見たのだが、楽しくてよかった。羽生結弦の「春よ、来い」もよかったですね。あとたぶん「エキシビション枠」なんだろーなーこの人(たち)、というスケーターがいたのもよかった。前回の北朝鮮のスケーターの「この衣装どこで何見て作ったの……」みたいな驚きはなかったけれど。
  • カーリング女子、決勝はスコットランドに負け。いやーまあしょうがない。この日は向こうがよかったし、ロコ・ソラーレも最良のパフォーマンスにはおよばなかった。銀メダルはほんとうに素晴らしいしよかったなと思うのだけど、藤沢は「こんなに悔しい表彰台があるのかと思った」と率直な感想を吐露していて、それもわかると思ったし好感が持てた。はたして四年後彼女たちがまた五輪の舞台に立っているかというといろいろな意味でわからんよなあと思うところはあり、日本歴代最高の2位という輝かしい瞬間であったと同時に千載一遇のチャンスを逃した瞬間でもあったのだよね。それを悔しいと思わないはずはない。しかしこの日は勝ち目がなかったよな、とも思った。