黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

あたし状態遷移図にまつわるいくつかのこと

ちょっとしたきっかけでこのブログの過去の記事を見ていたら、「あたし状態遷移図」に言及したエントリがあった。


後者は「○○(←ツールの名)文学」などと書かれていたが7年前には「あたし状態遷移図」を見せられていたはてな在住民にとってみれば子供の遊びみたいなものである(とはいえそのパートは子供の視点なのでまあそれでいいのかも知れない)。
『ならずものがやってくる』 ジェニファー・イーガン著/谷崎由依訳 早川書房,2012 -- 黄昏通信社跡地処分推進室
(引用元、ツールの名前わざわざ伏せているが、たしかパワーポイントだった。伏せるほどのもんでもないし、やっぱり大したことなかったと思う)
あたし状態遷移図のことはすっかり忘れていたな、と思ってリンク先を踏んだらはてなグループだったのでリンク切れである。とはいえ流石にあれだけ話題になったエントリ、もちろんウェブアーカイヴには残っている。
https://web.archive.org/web/20161007122154/http://neo.g.hatena.ne.jp/debedebe/20081218/1229533744
これはやっぱり何度見てもすごい。これを作った人もすごいし、これが作れてしまう小説というのもすごい。
ところで、これを作ったdebedebe氏は亡くなっていたらしい。それは知らなかった。あるいは、もしかすると忘れていた。

id:debedebeの死 -- ゆうれいパジャマβ
https://kuma.hateblo.jp/entry/20151231/1451557961

これは上のおれのエントリより前だから、もしかするとおれはこれを前に読んだことがあったかもしれない。なんならこれを読んで「あたし状態遷移図」のことを思い出したのかもしれない(これより前に知っていたことはほぼ間違いないと思う)。そこら辺のことが、とにかくだんだん曖昧になってきている。これはまさに老いというものであろうし避けがたいことなのだろう。だんだんこういう曖昧な記憶の中で暮らすようになっていくのだろう。