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NFL 2022 -- Week 4

[NFL][AmericanFootball]NFL 2022 -- Week 4

Miami Dolphins (3-1) @ Cincinatti Bengals (2-2)

サーズデイナイトフットボール
2Q途中、トゥア・タンゴヴァイロアが脳震盪のため試合半ばでフィールドを去った。単なる脳震盪ならまあ時々は起きてしまうことなのだが、まずいのは日曜日のビルズ戦でもタンゴヴァイロアはおそらく脳震盪を起こしていたことだ。その時は立ち上がったときに明らかにふらついていて、素人目にも脳震盪くさいなという感じだったのだけど、本人は背中の痛みだと強弁して試合には出続けた(そして勝った)。しかしこの日はサックされて倒れた時に痙攣を起こしていて、明らかにさらにまずいことになっていた。ドルフィンズがショートウィークというのもまた間が悪い。脳震盪は、続けてダメージを受けるほど、短い間隔でダメージを受けるほど、予後が悪いことがわかっている。もちろんこの日は試合には戻らなかった。ドルフィンズはそれでも前半最後のドライヴでリリーフに出てきたブリッジウォーターが好投してタッチダウンを返したが、ツーポイントコンヴァージョンに失敗して同点には追いつけなかった。その後3QにはFGを決めて一旦は逆転したが、そこまでだった。タンゴヴァイロアがどのくらい悪いかはなんとも言えないが、チームが乗っている時期だっただけに半ば人為的なミスにも思われるこの事故で流れが止まってしまうのはいかにも惜しい。

ベンガルズはようやくオフェンスラインがちょっとまともに機能して、この日はバロウは被サック1。そして連勝で2-2と星を五分に戻した。少し遅かったがエンジンがかかってきたようだ。こうでなくっちゃ面白くない、よね。

最終スコア:MIA 15-27 CIN

Minnesota Vikings (3-1) @ New Orleans Saints (1-3)

ロンドンゲームだぁ。
セインツは蟹(ジェイミス・ウィンストン)が背中を傷めて欠場、アンディ・ドルトンが代わりに先発した。ていうか、セインツにいるのね。
途中から見たのだけど、なかなかに焦れる展開ではあって、最初のタッチダウン(見てない)のあとはレッドゾーンまで行ってFGというのが実に三回。それでもディフェンスが頑張ってリードを守っていたのだが、4Qについに逆転されてしまう。しかし返しのドライブ、三度の3rdダウンのうち二回までを相手の反則で切り抜けるというツキもあって、最後は3ヤードからジェファーソンのジェットスウィープ。これが完全に相手の裏をかいて、ジェファーソンは最期歩いてエンドゾーンに入る余裕があった。これで25-22とするが、ここでジョセフがPATを外して話がややこしくなる。返しのドライブ、セインツは42ヤード地点までしか進めなかったが、ウィル・ラッツが60ヤードのFGを見事に決めて同点に追いついてみせるのだ。
その返しの攻撃ではカズンズがジェファーソンへロングパスを決め、一気にFG圏内に入るも、時間を使い切れずに24秒残してFGを決めて28-25。セインツはそれでも諦めず、返しの攻撃でドルトンが中央のオレーヴにロングパスを一発決めて一気に敵陣に入る。タイムアウトはないはずだったが、ヴァイキングズのSハリソン・スミスが負傷して――痛すぎる!――インジュアリー・タイムアウトになる幸運もありわずかに時間を残す。二本パスを試みるが通らず、43ヤード地点から、ウィル・ラッツがふたたび同点となる61ヤードのFGを狙う。蹴ったボールは飛距離充分だったがわずかに左にそれ、左のアップライトに当たり、落ちてきてクロスバーに当たり、手前に落ちた。

ひいこら言いながらヴァイキングズは3勝目。正直内容も微妙だけど勝てたのはよかった。これでロンドンゲームでは3-0で、ウェンブリー、トゥイッケナム、そして今回のトッテナム・ホットスパーとそれぞれ違うスタジアムで三連勝とのこと。セインツは蟹の怪我はやっぱり痛いかな。ドルトンもぜんぜん悪くないけど。

最終スコア:MIN 28-25 NO

Buffalo Bills (3-1) @ Baltimore Ravens (2-2)

前半はレイヴンズが押せ押せで、最初の4ポゼッションはタッチダウンタッチダウンフィールドゴールフィールドゴール。この時点で3-20とリードしたのだが、ビルズは前半終了間際、残り0:09でタッチダウンを返して折り返す。そして後半はビルズが完全にコントロールした。レイヴンズは唯一のチャンスだった4Q中盤のドライブを10ヤード地点の1st&Goalまで行きながらギャンブル失敗でつぶしたのが痛かった。なんといっても20-20だったので、とりあえずFGでよかったように思う。返しのドライブをビルズは77ヤード進んで時間使い切りつつFG決めて勝ち。ビルズなんだかんだ言ってつえーな。
レイヴンズはドルフィンズに21点差を4Qにまくられたのに続いて今季二度目の大逆転負け。わりととらえどころがないチームではあるんだが、四戦中二戦でこれというのはさすがに珍しい。

最終スコア:BUF 23-20 BAL

Washington Commanders (1-3) @ Dallas Cowboys (3-1)

見てません。
カウボーイズが快勝。クーパー・ラッシュが相変わらず試合をしっかり作っているようだ。実際見ててもなんというかわりとそつがないんだよな。コマンダーズは初戦に勝ってから三連敗。

最終スコア:WAS 10-25 DAL

New England Patriots (1-3) @ Green Bay Packers (3-1)

見てません。
ペイトリオッツ、ホイヤーが先発したものの、なんとサックされて頭部を負傷、そのまま戻らなかったとのこと。脳震盪らしい。残念……。代わりに投げたルーキーのベイリー・ザップは奮闘したがスタッツ的には 10/15-99yds。それでもタッチダウン一本決めてインターセプトなかったんだから上出来かな。

最終スコア:NE 24-[OT]-27 GB

Denver Broncos (2-2) @ Las Vegas Raiders (1-3)

見てません。
ラスヴェガスが今季初勝利。212ヤード走ったそうで、地上戦の勝利かな。これで全敗のチームは早くもなくなった。

最終スコア:DEN 23-32 LV

Kansas City Chiefs (3-1) @ Tampa Bay Buccaneers (2-2)

バッカニアーズは試合開始時のキックオフリターンでファンブル、そこから2プレイでタッチダウンを奪われ、最後まで逆転できなかった。その意味ではひどい負け方をしてしまった。それでも差を広げられるたびにブレイディが取り返してたのはまあ流石だなと。レギュラーシーズンでのマホームズ対ブレイディはこれが最後になるだろうが、ちょっと残念な展開ではあったかな。

最終スコア:KC 41-31 TB

Los Angeles Rams (2-2) @ San Francisco 49ers (2-2)

フォーティナイナーズが圧勝。いまいち強いのか弱いのかわからんなあ。
ラムズタッチダウンが奪えず。スタフォードにしては珍しく淡白だった印象(負けるときももっとタッチダウンインターセプトも多い試合が多い気がする)。

最終スコア:LAR 9-24 SF

Other Games

CLE(2-2) 20-23 ATL(2-2)ファルコンズが競り勝ち。なのだが、マリオタのスタッツは7/19-139yds-0-1INTとか目がつぶれそうな数字。というわけでまあそういう試合だったということなのだろう。
SEA(2-2) 48-45 DET(1-3):やべーこれまじで面白そう。そもそもこんなスコア面白いに決まってるのだが、それがシーホークスジーノ)とライオンズ(ゴフ)というのがたまらない。ライオンズは今季ここまで一試合平均35点以上挙げてるらしいが「そしてそれよりちょっと多く失っている」とか書かれてて草。
LAC(2-2) 34-24 HOU(0-3-1)チャージャーズテキサンズ相手に流石に勝ち。ハーバート340ヤードとか投げたようだ。どんどん前任者に似てきた気がする。
TEN(2-2) 24-17 IND(1-2-1)タイタンズがやっと二勝目。ヘンリーが100ヤード以上走ったらしく、だからこそ勝てたのか、勝てる相手だったから走れたのか。
CHI(2-2) 12-20 NYG(3-1):お、ジャイアンツ意外とやるじゃん……といってもベアーズも強いのか弱いのかよくわからないんだよな。なんにせよ3-1は悪くない。
JAX(2-2) 21-29 PHI(4-0):ひそかに好調チーム同士の対戦、イーグルズが無敗を守った。つえーな。しかしこれジャグァーズも悪くなかったのではと思ってスタッツ見てみたらローレンスが11/23-174ydsとかのうえにファンブルロスト4回とか出てきてさすがに笑ってしまった。完全におまえのせいです。本当にありがとうございました。もったいなさすぎる……。
NYJ(2-2) 24-20 PIT(1-3)スティーラーズが冴えない。この日はトラビスキーが先発、前半で下げられて、後半はケニー・ピケットが投げたがインターセプト3本。うーん。
ARI(2-2) 26-16 CAR(1-3)カーディナルズもやっと二勝目。パンサーズ相手じゃ威張れんか。