今週のBYEはイーグルズ(6-0)、ビルズ(5-1)、ラムズ(3-3)、ヴァイキングズ(5-1)。先週とはうって変わって好調なチームばかり。もう少し後で休みたかったチームも多いかも。
New Orleans Saints (2-5) @ Arizona Cardinals (3-4)
アンディ・ドルトン、暁に死す!
……というのはうそだが(だいたい暁ってなんだよ)、まあ「ドルトンやらかしたなー」というゲームではあったか。同点に追いつかれた直後の2Q終了間際、できれば時間を使いきってFGの一本も決められれば、というところでのピック6。これは痛かったと思ったところでまさかのピック6おかわり。最近NFLの試合でも「現時点の勝利確率」みたいなのが画面に出るんだけど、これがこの二本のピックでセインツの58%だかから16%とかぐらいまで下がっていて、良くも悪くもクウォーターバックというのは試合を左右するポジションだなと。前半終了直前に21点続けて取られて14-28というのはさすがにがっくり来る展開で、セインツはそれを取り返せなかった。
最終スコア:NO 34-42 ARI
Tampa Bay Buccaneers (3-4) @ Carolina Panthers (2-5)
見てません。
どうしちゃったんだバッカニアーズ、というかブレイディ。先週あれだけくさしたパンサーズにトンコロ喰らうとは、さすがになにかおかしなことが起きているとは思えてしまうな。パンサーズは先週さっぱりだったP.J.ウォーカーが177ヤード投げて2タッチダウンと一応の数字を残したが、そういうこととは関係なく、すでにこの週の前半にクリスチャン・マキャフリイをフォーティナイナーズにトレードに出して代わりにドラフト一巡指名権を獲得していて、もう完全にタンクモードだ。ベイカーちゃんも次の仕事を探さなければなるまい。
最終スコア:TB 3-21 CAR
Indianapolis Colts (3-3-1) @ Tennessee Titans (4-2)
見てません。
タイタンズが四連勝。なんか怪しい勝ち方が多いんだけど、それでも勝つのが強さの証か、あるいは力が落ち始めているか。コルツはターンオーバー3つ、うちインターセプトリターンタッチダウンひとつで得点を伸ばせず。
最終スコア:IND 10-19 TEN
Seattle Seahawks (4-3) @ Los Angeles Chargers (4-3)
この試合、朝起きてから家を出るまでの間に1Qを見たんだけどその間に17-0とかにされててまじでげんなりした。オープニングドライブでいきなりインターセプトしたところまではよかった。しかしそれで敵陣から得た攻撃権をギャンブル失敗で失い、返しにタッチダウンを奪われ、その後インターセプト→ハーバートのファンブルロストで次々に攻撃権を失い失点した。これで17-0というわけよ。
で、家に帰ってから続きを見ると、チャージャーズはさっそくタッチダウンを返し、すぐに相手のファンブルロストで再び攻撃権を得るともう一本タッチダウンを返して一気に17-14と三点差まで詰めた。こりゃまだまだわかんないぞと意気上がった。返しのシーホークスのドライブではパントを蹴らせる。しかしここからがいけない。チャージャーズもあっさりスリーアンドアウトでおつきあいすると、返しのドライブであっさりタッチダウンを奪われてしまう。正直ここはジーノ上手すぎでしょという感じではあったのだが、それはそれとしてここでまた離されてしまったのは痛かった。24-14で折り返し。
後半はチャージャーズの攻撃がいまいち形にならず、パントを三回繰り返した後30-16からこれをものにしないと後がないドライブで3rd&5からハーバートがサックを喰らい、4th&13をギャンブルせざるを得なくなってもちろん決まらず負け。ターンオーヴァーが絡まないところでの失点は少なかっただけに、オフェンスが空回りしたのがそのまま敗因になってしまった印象。うーん。
シーホークスはジーノ・スミスが存外よく、ここまで勝ち越し。ラムズもフォーティナイナーズもカーディナルズもみんなぴりっとしないので、どさくさに紛れてプレイオフとかもなくはないかも。
最終スコア:SEA 37-23 LAC
Kansas City Chiefs (5-2) @ San Francisco 49ers (3-4)
見てません。
チーフスが逆転勝ち。10点のビハインドを跳ね返したのは2020年のスーパーボウルの同一カードと同じ。
見てはいないのだが、上のチャージャーズ戦の録画を見ているときに他球場のハイライトみたいな感じで差し入れられた映像でこの試合が出てきて、ガロッポロさんがまたしてもセイフティを喰らっていて笑ってしまった。これはまじでもう治らんだろうな。
最終スコア:KC 44-23 SF
Pittsburgh Steelers (2-5) @ Miami Dolphins (4-3)
マンデーナイトフットボール。
タンゴヴァイロアが復帰、どうやらいまのところは大事無かったようで、オープニングドライブで鮮やかにタッチダウンを決めておおっとなった。結論から言っちゃうとこの日はこのドライブだけだったんだけど、それでもやっぱり格が違うぜという感じがした。エースの“格”みたいなものを持ってるのだよな。そんでFG, FGと追加して押せ押せだったのだが完全に尻つぼみで、2QにFG一本追加すると後半は一点も取れなかった。幸いだったのはスティーラーズもつきあってくれたことで、後半だけで両チーム合わせてパント十本。最後はケニー・ピケットがインターセプト二本続けて喰らってゲームオーヴァー、というなんとも言い難い試合だった。
とはいえドルフィンズとしては勝ちは勝ち、タンゴヴァイロアが復帰して、これでまたひとつ勝ち越せているのだからずいぶんひどいオペレイションをしたわりにはツケは最小で済んだ感がある。ここからまた当初のように勝ちこめるかはまあわからんところはあるけど、どのチームも元気なAFC東にまた面白い材料は増えたかなと。
最終スコア:PIT 10-16 MIA
Chicago Bears (3-4) @ New England Patriots (3-4)
前半ぐらいだけ見た。
マック・ジョーンズがハイアンクルスプレイン(足首-ふくらはぎの捻挫、なんだけどいい訳語がない、ハイアンクルスプレインというのが一番しっくりくる)からの復帰でスターターをつとめたがぴりっとせず、スリーアンドアウト二連続の後インターセプトを喰らって交代。代わって出てきたルーキー、ベイリー・ザッピーはいきなりタッチダウンを二本奪い、一旦はペイトリオッツが逆転する。しかしザッピーもここまでで、後半は無得点、インターセプト二本と精彩を欠いた。一方ベアーズは地上戦で243ヤード稼ぎ、33点積んで快勝。この日に関してはベアーズが完全に上だった。ペイトリオッツもブレイディを失い、ジョーンズは昨季はよくやってくれたが、まだまだ苦労は絶えないというところか。
最終スコア:CHI 33-14 NE
Other Games
CLE(2-5) 20-23 BAL(4-3):レイヴンズが逃げ切り。今季ここまでの三敗が全部4Qに二桁得点差をひっくり返される、というもので、この試合も4Qに二桁リードしていたので不安視されたがなんとか逃げ切ったもよう。それもブラウンズのオフェンスパスインターフィアランスでタッチダウンがヌリファイとかあったらしいので危なかったね。AFC北はこれでレイヴンズとベンガルズが4-3で並んでトップ。
ATL(3-4) 17-35 CIN(4-3):ベンガルズは大勝。だんだんよくなってる感じはするかな。バロウはまだ3サックとかくらってるらしいけど。ファルコンズはマリオタが微妙……。
DET(1-5) 6-24 DAL(5-2):カウボーイズはプレスコットが帰ってきた。207ヤードでタッチダウン1本インターセプトなしだったのでまあまあか。ライオンズはゴフが0タッチダウン2インターセプト2ファンブルロストとまったく駄目。まただめだなー。
NYG(6-1) 23-17 JAX(2-5):ジャイアンツが逆転勝ち。ジャグァーズは最後の最後タッチダウンを狙ったパスが1ヤード足りず、という悔しい負け方だったらしい。勝てないねー。
GB(3-4) 21-23 WAS(3-4):これはアップセット……というか、パッカーズはやっぱりどうもおかしい。2018シーズン以来の三連敗とのことだがコマンダーズにやられるというのはなんとも。しかもウェンツが怪我でIR入りして、おれたちのテイラー・ハイニキーが出てきてこれだ。個人的にはハイニキーが頑張ってるのうれしいけどな。まだワシントンにいたんだな。
NYJ(5-2) 16-9 DEN(2-5):おおっ、ジェッツ?? いやまあ今週も大した勝ち方じゃないんだが……。しかもブロンコズはウィルソンが珍しく怪我で欠場だったらしく、間違いなく恵まれなのだがともあれ5-2は5-2である。まあ5-2なんてあっという間にふっとんじゃうんだけどね。ブロンコズはずーっとディフェンスはいいのにQBがいまいちでくすぶっていて、それを解消するためのウィルソン獲得だったはずなのだが変わらずくすぶっているのはなんとも。
HOU(1-4-1) 20-38 LV(2-4):なんかレイダーズのこと忘れてたぜ。グルーデンいなくなってから影が薄いような。AFC底辺対決みたいなカードに勝ってやっと二勝目。テキサンズもまともなQB獲るまではだめっぽいムード。