黄昏通信社跡地処分推進室

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最終日。ああもう今日帰らなくちゃいけないんだね、などと言いながら朝散歩。相変わらずの冷たいぐらいの涼しさを味わう。谷間なので空はすっかり明るくなっているが陽が当たらない時間帯があって、それが気持ちよかった。
朝ごはんの後は近所をうろうろしてお土産を買ったりした後チェックアウト。そのまま梓川の右岸を通って上高地帝国ホテルを目指す。おととい通った道だったけど、何度通っても気持ちいいし楽しい。帝国ホテルには 11 時 10 分ごろ到着して、行列の洋食屋を尻目に蕎麦屋に入る。蕎麦屋では息子がウエイトレスのお姉さんに愛想を振りまいた挙げ句名札を指差して「あ」とか言ってた。そろそろメールアドレスとか訊き始めるな。
最後はそのまま左岸を遡ってバスターミナルまで歩く。時間はたっぷりあったので、草花や虫や河原に足を止めながら。いいところだったし、気持ちよかった。三日間の滞在だったが、ずーっと昔からリゾート地として栄えてる理由がよくわかった。
帰りはバスで新島々→松本電鉄上高地線で松本→あずさで新宿、という乗り継ぎで帰還したが、あずさに乗ってから息子がまったく寝ようとせず、ごはんを食べさせたりしているうちにおれと妻が電車に酔ってしまったりしてぐだぐだだった。本旅行で一番しんどかった場面。
とても楽しい旅行だった。みなさまに感謝したい。またこのような機会が持てますように。

  • 松本電鉄で乗った車両は 3000 系だった。「東急車輛 昭和 41 年」という銘板と「京王重機 平成 11 年」という銘板がついていて、前面2枚窓の外観、車体長と3扉、といった特徴から井の頭線の車両だったんじゃないかとか言ってたのだが、正解ではあった。ただ中間車からの改造なんだそうで、そうなると前面関係ねえって話で。