黄昏通信社跡地処分推進室

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医者のはしご

娘を内科に連れて行く。処方された薬に対して明らかに日にちが空きすぎていてちゃんと薬飲めてないのがそれだけでわかっちゃうほどなのだが、それはそれとして調子は悪くないようなので少しずつはよくなっているようだ。ここからもちょっとずつ薬を減らしていくみたい。
比較的早い時間に行けて、戻ってきてもまだお昼まで時間があったので飛び込みで皮膚科に入ってみる。親指に角質のなにかができてしまっているのだ。先生一瞥して「ウイルス性の疣ですね」と一瞬で診断し、そのままテーブルに置いてある液体窒素のボンベで施術。けっこう厚くなってしまっているので一度では無理で、あと何回か来てもらう必要があるとのこと。娘はかなり痛かったようで泣きが入っていた。あと何回か連れて行かなければならないかと思うとなかなかに気が重いが、放っておいてしまったこちらが悪いのでそこは引き受けなければならないし、痛いのは本人なわけで申し訳ない限り。
ちなみに液体窒素による凍結処置で疣が治るのは確立した治療法なのだが、なぜ治るかはどうも完全にはわかっていないらしい。一応、感染した細胞が凍って脱落するから、というのと、凍結の刺激で免疫が活性化するから、というのが機序としては考えられているようだが、はっきり何が起こっているかは不明とのこと。なんか面白いね。おれも若い頃足の裏に疣ができて、病院に行ったらいきなり(ではないが)液体窒素じゅーって押しつけられてはいおしまいでーす、みたいな感じで処置されたんだけど、その時は一回で綺麗さっぱり治った。あれは必ずしも当たり前のことではなかったんだな。