黄昏通信社跡地処分推進室

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ワクチン接種

というわけで、ワクチン接種を受けるので、妻と二人で近所のかかりつけのお医者さんへ。いつも混んでいるがこの日も忙しそうで、ワクチン接種はそれに拍車をかけているようだった。じっさい打つ手間はそれほどでもないけど書類とかの周辺手続きがすごい大変、みたいなことを先生はぼやいていた*1。さもありなん。とはいえ少し待ったら診察室に通され、順番に接種を受ける。妻が先。細いけどそこそこ長い針を筋肉にほぼ垂直に刺すので、なかなかインパクトのあるビジュアルではある。
次はおれの番。と、その前に、ある事情で血液検査が必要になったため、採血をしてもらう。これが――申し上げづらいのだが――痛かった! 先生自ら血を採ってくれたのだが、前腕に太めの針をぶすっと刺されてその痛みがなんというかひりつく感じなのだ。しびれはないですかって聞かれたけどまあしびれはないわけ、たぶん。でもまあとにかく痛かったんですよ。このあと接種も受けたけどもうそっちの痛みとか全然気にならなかった。
この日はあとはおとなしく過ごす。夜にかけてどんどん接種部位の周辺が熱と鈍い痛みを持ってきて、腕を上げるのが難しくなったが、それでも頑張れば上げられないこともないという感じだった。なんとなくだるかったような気もするが、よくわからなかった。

*1:接種後に隣の部屋で様子を見ている間に聞こえてきた。診療所あるあるだが病気の話とかもほぼ筒抜けになっちゃうのでかなりの居心地の悪さがある

オリンピックについて

めちゃくちゃ根本的なところから話をすると
・オリンピックを開催すれば多かれ少なかれ感染は拡大する。
・感染が拡大してでもオリンピックは開催されるべきかどうか?
→オリンピックによってもたらされるいいことってなに? そのいいことは感染拡大の危険を上回るの?
というところになろう。はたから見ていると、オリンピック側の人からはオリンピックは当たり前にやるべきだという前提の話しか出てこないし、反対派の人からは感染拡大を減らすことだけが正しいという話が出てきているように見える。そして根本的にすれ違い続ける。もはやオリンピックは当たり前にやるべきものではない(少なくともそう思っていない人は多い)し、感染拡大を減らすことだけが正しいなら全員家に引きこもっているのが一番よい。そうではないはずだ、とおれは思う。
疫病禍の前からオリンピックに対する批判というのは渦巻いていたし、それに真っ向から答えている人をおれはほとんど見たことがなかった。おれなりの答えは二年九ヶ月前に書いたとおりだ。少し長くなるが引用する。


いかに多くのアスリートがオリンピックを目標にしているかはあらためて語るまでもないだろう。直接は目標にしていなくとも、打ち込んでいるスポーツの頂点にオリンピックが位置しているというアスリートもまた数多いはずだ。プロであればそれこそ人生がかかっているのだし、アマチュアであってもそれに近いものがかかっていると言えるだろう。肉体のピーク時に迎えられるオリンピックはせいぜい二回。競技と生まれた年によってはたった一回しかないかもしれない。出場者はそのわずかなチャンスに向けて肉体と精神を研ぎ澄ます。その人たちからオリンピックを奪い去るというのがどのようなことであるか、もう少し考えられてもよいのではないか。
スポーツというのは、どんな競技であってもそれぞれの形で人間の肉体と精神の限界に挑む営みであるとおれは考えている。だからこそ見る者に感動を与えることができるのだ。そのルールが長年にわたってさまざまな者の手によって洗練されてきたことも含めて、スポーツというのは人類が築いてきた大切な文化であるとおれは思うし、オリンピックはその営み/文化の最高峰にある。なれば、リスペクトされるべきイベントではないだろうか。興味を持てない人がいるのは仕方ないとしても、そんなものは返上すべきだというような扱いは不当ではないだろうか。
2018-09-06 -- トーキョー・オリンピック
もちろんスポーツを好きじゃない人も、見ない人もいるだろうけど、そこは問題じゃないとおれは思う。スポーツが身体パフォーマンスの極限を追求する営為であること、それがエンターテインメントとしても成立していること、それを生業にしている人と楽しんでいる人がこれだけいること、そういったことは共通の認識とされていいと思うのだ。いや、もちろんそれにも反論のある人はいるだろうが、それであれば好き嫌い以外のレイヤで反論してほしい。
そして、スポーツという芳醇な文化を支える仕組みとしてオリンピックはなくてはならないものだとおれは思っている。中止となれば、今回の大会でピークを迎える世界中のすべての出場種目の選手から人生最大の目標と喜びと注目される機会を奪うことになる。たまたま今回は日本開催であったけれど、オリンピックが今の仕組みである限り、この開催を引き受けた以上は世界中のアスリートに対する責任を負っているのだ。感染拡大の危険はあったとしてもなお、その責任は果たすべきだとおれは考える。
演劇を、音楽を、映画を守れ、不要不急をこそ守れ、人は必要なもののためだけに生きているわけじゃない。その通りだと思う。スポーツも同じだ。おれが言いたいのはつきつめればそれだけだ。

その上で、今の状況が最良とはほど遠いことももちろん疑いの余地はない。
最大の問題は医療従事者の状況で、日本の医療従事者はいまでもひたすら我慢と重労働を強いられているように見える。彼らはめちゃくちゃ頑張っていて、死者を最小限に留めてくれている。それにはたぶん日本人に内在するゼロリスク性向と生真面目さみたいなのが良くも悪くも表れているのだと思う。救える患者はどっさりリソースを注ぎ込んで助ける。感染が怖いから(そして感染してたたかれるのはもっと恐ろしいから)遊びにも行かない会食もしないでひたすら患者と向き合う。そんなことやりたがる人はいないから追加戦力は投入されない。それでも真面目だから頑張り続けてしまう。確かに死者はめちゃくちゃ少ないけど、現場はものすごく疲弊してしまう。その人たちにしてみれば、オリンピックだなんて冗談じゃないだろう。それはよくわかるのだ。
一方で、日本でもちょいちょい報道されているが、海外では EURO2020 だの、ツールドフランスだの、MLB オールスターだの、ばりばり客を入れて開催している。医療崩壊しないのか? 医者が暴動を起こしたりしないのか? 
想像になるが、医療従事者側にも、医療を受ける側にも、ある種の割り切りがあるのだろうと思う。
ここを変えるのはすごく難しい。もっと死んでもいいからそんなに頑張らないでいいですよとは言えない。しかし、患者数を減らすことだけがゴールというのはあまりに厳しい戦いでもある。だからやはりそこをなんとかしなければいけないのだろう。医療に関しては、ただ破綻していないというだけで根本的なことが全然変わっていない。

それと関連するが、どうやって日常を取り戻していくのかということもそろそろ併せて考えるべき観点だった。これはワクチンの接種が始まってからやっと見えてきた出口についての話なので、どのタイミングで始められたかは難しいところだし、正直オリンピックの仕事でもない。でも、国はやはり(建前では都市単位で開催することになっているとはいえ)国内の大イベントとしてオリンピックを行う以上、そこへ向けての道筋は描くべきだったと思うし、開催する側としてもそこは国に働きかけてほしかったところだ。

あとは、ここに至るまでの進め方だ。日本人は不公平さを大変に嫌う。というかまあ、理路としても「オリンピックはやります。でも~はだめです」みたいなのは筋が通らないだろう。これは完全に後知恵だけど、たぶん、開催を決めた時点で腹をくくって、開催直前までは緊急事態宣言を続けてあらゆるイベントを中止させて、その代わりオリンピックが開幕したら全部やっていい、みたいにしなければならなかったのだろうと思う。うーん、これも書いてて感染爆発必至という気がするな。だめか。でも、とにかく観客を入れて開催したいなら、もっと戦略的なコントロールが必要だった。6月に東京都の緊急事態宣言を解除すると聞いて耳を疑ったものだ。みんなオリンピックのために我慢させられてるんだと思い込んでたけど、別にそんなことなかったんじゃないか?と半ば本気で思う。それぐらい行き当たりばったりの対処を続けてしまってきた。
本当にオリンピックを最優先するのであれば、「なぜオリンピックを行うのか」について明確な説明が不可欠だった。全員が全員賛成ではありえないだろうけど、こういうものであるから協力してくれ、と。そしておれはオリンピックというのはそれぐらいしてもいいものだと思っている。だが現政権はそこから逃げ続けてきた(本件にも限らないけれど)。そのツケが最終的に無観客という形でまわってきてしまった。その無観客で開催するという判断すら、おれには一番誰からも明確な文句の出にくい選択肢を選んだようにしか思えない。残念だがある意味では当然の帰結だとも思う。


そのうえで。
8月初旬に予定されていた息子の修学旅行が延期になった。緊急事態宣言が出されたので、都外への移動は慎むようにということだ。延期と言っても感染状況がどうなるかわからず、そもそも今年度が半年強しか残っていない状況での延期ということで大変状況は厳しい。たった一度しかない6年生の修学旅行が風前の灯火になりつつある。そのことについて、世界中のスポーツ選手のためにおまえは我慢しろとは……ちょっと言えない。おれの覚悟はその程度だ。政治家の皆様が「オリンピックを優先するからほかの人は我慢してくれ」ということに、どれほどの覚悟が要るかとなるとちょっと想像がつかない。それでも、政治ってのはそれを判断して実行するものだろう。政治家ってのは、それを言わなくちゃいけない商売なんじゃないのか。


追記:これを書いているのは 07-20 だが、オリンピック・パラリンピックに関してはぐだぐだとしか言いようがない状況になっている。そしてそのほとんどは疫病と関係ないところでトラブルになっている。疫病禍はマイナスに働いただろうが、そもそも日本にはもはやオリンピックのような大規模な国際イベントをまともに開く力がほとんど失われているんじゃないかという気すらしてしまう。近くにいればあらが見えるのも確かだろうが、それにしてももう少しまともにやれるものだと思っていた。その点については失望している。

赤い公園 THE LAST LIVE "THE PARK" Blu-Ray ソフト化決定!!

タイトルのまんま。05-28 の赤い公園のあの素晴らしいラストライヴBlu-Ray で円盤化されることが決まったのです。

2021年5月に中野サンプラザにて開催したラストライブ“赤い公園 THE LAST LIVE 「THE PARK」”の映像商品が9/29(水)にリリース決定!
https://www.akaiko-en.com/news/archive/?530939

カメラはたくさん入ってたし、見逃し配信の期間もやたら短かったのでこれはきっとソフト化するよねとは思っていたのだけど、単なる憶測と正式発表は全然違うわけで、やはり決まるとうれしい。さらにうれしいことに、初回限定特典として「2019-2020 年に行った配信ライヴの映像 BD」と「未発表のデモ音源を収録した CD」がつくことが発表されてテンションがぶちあがった。未発表曲がたくさんあるとは言われていたし、レコーディングまで済ませたものもあるという発言もラジオで聞かれていたけど、さすがにお蔵入りだろうと思っていたのだ。赤い公園の未発表曲が聴ける! これって新しいアルバム(……までは行かないかもしれんけど)が出るみたいなものではないか。もう絶対あり得ないと思っていた。

「スローモーションブルー」という曲がある。
2018 年初めの、三人で新曲 20 曲披露したという狂ったライヴ「もぎもぎカーニバル 2018」が初出で、その後石野さん“おひろめ”の VIVA LA ROCK 2018 で石野さんヴァージョンが演じられると、翌年のリファーストツアーまでライヴでしばしばやっていたという曲で、とにかくファンからの人気が高い。しかし音源化されることはなく、2019 年秋以降はライヴでも演奏されなくなってしまったので、幻の名曲と名高い。作詞作曲は藤本さん(+「ほんのちょっと」津野さん、らしい)で、初めて作った曲とのこと。でまあおれはとあるところで一部分だけその曲を聞いたことがあるのだけど、これがまた評判にたがわずほんとにめちゃくちゃいい曲で、初めての曲がこれってのは化け物のレベルだと思う。
というわけで、もしかすると、デモ音源にはこの曲が入っているかもしれない……! というのがテンションの上がった一因でもあった。というか入っていてくれーと思う。ちょっとどきどきするが、これもすごく楽しみだ。

……とここまで書いたが、現時点(2021-07-14)では初回限定特典の内容は「未定」となっている(BD と CD がつくことだけは発表されている)。公式には最初から出ておらず、いくつかのレコード店などが書いていたのだが、どうもまだ出しちゃいけない情報だったっぽい。よほどの事情がなければやっぱり収録されませんみたいなことにはならないと思うけれど、少しやきもきするな。

コントラクト

とある事情でいろんな書類の説明を聞いたりサインしたりする。なかなか大変。今日日はオンラインで済むようになっていて、タッチパネルにポチポチチェックしたりタッチペンで署名したりするのだけどこれがかなりめんどくさく、担当の人もはっきり言って紙のほうが早いですと言っていた。そりゃそうだよね。そして関連する書類の束をどっさり置いて行かれたのでした。そこは電子データじゃないのかよ、と思うけどこういうのは紙であることのメリットも結構あるんだよな。

5G・つづき

河野Twitterブロック太郎大臣にはしごをすこーんと外されたことでおなじみの職域接種だが弊社も例外ではなく、先週行われた接種予約は一分保たずに予約分完売、このあとも供給量減るからもう職域接種あてにしないで他であてがある人はそっちで打ってくれ、というギブアップ宣言が早々と出された。ぎゃー。とはいえまあそうまで言われればこっちも割り切れようというもの。幸いこのタイミングで家に接種券がすっ…と届いて、妻がかかりつけのお医者さんに電話したらじゃあ土曜日に来たら一緒に打ってあげるみたいなことになった。神。自分のためにも社会のためにも少しでも早くワクチン打てるに越したことはない。

実家でなんかもらったから取りに来いみたいなこと言われて寄る。言ってみたらフルーツゼリーとマドレーヌとフィナンシェの詰め合わせみたいなやつだった。アンリ・シャルパンティエって書いてあった。さらにジャン-ポール・エヴァンのフルーツケーキとかももらった。ありがたい。すごい組み合わせだったな。みんなで食べました。

昼飯の話ばかり書いている

月曜日だけど珍しく在宅勤務。お昼は中華でも、と思って近所の老舗街中華的なところに行ってみたら臨時休みで、方向転換して近所の餃子屋で餃子から揚げ弁当。ごはんがやたら多かったが、から揚げと餃子というごはんが進むコンテンツだったので妻にちょっともらった分まで含めて全部喰ってしまった。おいしかったな。

mono-series オンライン 2021(スタンダードの部)

2018 年以来毎回出ている mono-series。昨年は6月にオンラインが開催されたが「本家」は結局開催できず、約一年ぶりの開催となった。
これまでは各セットペーパー 20 問+早立ち最大 25 問だったが、今回はすべて早立ちで行われた。いわゆる長屋+discord のオンライン開催という形態ではこちらのほうがよかったのではないかと思う(とにかく採点する人が大変)。しかし去年の日記見たら参加者 43 人とか言っててありえねえな。今年は各回の定員が 28 人で、この回は 26 人で開催された。
今年はなんとなくタイミングをつかみ損ねて問題も提出せず、ふつうにいち参加者として参加したのだが、やっぱり楽しいなーこの大会。今回は新機軸で3セット目に主催の橙武者さんがみんはやとかで見ていて最近面白い問題を出す人をピックアップして2問ずつ出してもらう、"Access" という企画があったのだけど、これも面白かった。面白い問題作る人はどういう傾向でもちゃんと面白い問題を作るよねえ。この3セット目がおれは一番よく合って、29 点ぐらいまで行ったのかな。最後までは出られなかったんだけど、まあ充分楽しめた。よかった。

そろそろまた会場でやれたらいいなって思う。オンラインもいいんだが、あの、確信して(あるいは自信がないながらも思い切って)、「はいっ」って立つ瞬間、いいんだよな。注目を集めたり、逆にすげえ大勢立ってたり。そんな日がなるべく早く来るといいと思う。その時は問題提出しますので。

(以後具体的な問題に関する記述、07-19 以降に追記します)