黄昏通信社跡地処分推進室

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最近の

『なぜペニスはそんな形なのか - ヒトについての不謹慎で真面目な科学』 ジェシー・ベリング著/鈴木光太郎訳 化学同人,2017-03-02

なぜペニスはそんな形なのか ヒトについての不謹慎で真面目な科学作者:Jesse Bering発売日: 2017/03/02メディア: 単行本タイトル、もっともな疑問だ。変な形してるよね、ちんちん。あの、先端の少し下が太くなってるの、なんなんだろう。あと、そもそもなん…

『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』 竹田人造著 早川書房:ハヤカワ文庫JA,2020-11-19

人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル (ハヤカワ文庫JA)作者:竹田人造発売日: 2020/11/19メディア: 文庫第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。人工知能を含めた情報技術のハックをテーマにした連作中編で、コンテスト応募時の『電子の泥船に金貨を…

『偶然の聖地』 宮内悠介著 講談社,2019-04-25

偶然の聖地作者:宮内 悠介発売日: 2019/04/25メディア: 単行本世界がコード*1で書かれているとしたら。大胆すぎる仮定なので起きることは無数に想像できるが、著者がフォーカスしたのは「当然不具合が起きるだろう」というところだ。そしてそれを直す者たち…

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』 高山文彦監督 サンライズ,1989

先日 youtube のガンダムチャンネルで期間限定公開していたので見た。おれはガンダムは初代以外よく知らんが、これは伝説的な作品と言っていいと思う。すごく知名度が高いわけじゃない*1が見た奴はみんな名作だと言う。時々こういう「特定の界隈で神棚に載せ…

『「色のふしぎ」と不思議な社会-2020年代の「色覚」原論-』  川端裕人著 筑摩書房,2020-10-24

「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論 (単行本)作者:裕人, 川端発売日: 2020/10/24メディア: 単行本(ソフトカバー)色の見え方については、『ひとの目、驚異の進化: 4つの凄い視覚能力があるわけ』(おれの感想)を読んで以来少し気にな…

『エビの歴史(「食」の図書館)』  イヴェット・フロリオ・レーン著/龍和子訳 原書房,2020-12-16 ISBN:9784562058563:detail

図書館の新着図書の棚に入ってたので借りてみた。ここでのエビは英語で言えば shrimp と prawn にあたるもので、robster と crayfish は含まないとのことで、後者は別の本になってるのだそうだ(邦訳は『ロブスターの歴史』)。「『食』の図書館」シリーズと…

『ディズニー CEO が実践する 10 の原則』 ロバート・アイガー著/関美和訳 早川書房,2020-04-04

ディズニーCEOが実践する10の原則作者:ロバート・アイガー発売日: 2020/04/04メディア: 単行本このタイトルは明らかにミスリード。内容に即したタイトルをつけるとするなら「僕の出世録と、ディズニー CEO になってから成功させた買収の裏話あれこれ」になる…

『ガーンジー島の読書会』 (上)(下) メアリー・アン・シェイファー、アニー・バロウズ著/木村博江訳 イースト・プレス,2013-11-29

ガーンジー島の読書会 (上)作者:メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ発売日: 2013/11/29メディア: 単行本(ソフトカバー)ガーンジー島の読書会 (下)作者:メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ発売日: 2013/11/29メディア: 単行本(ソ…

『1984年に生まれて』 郝景芳著/櫻庭ゆみ子訳 中央公論新社,2020-11-20

1984年に生まれて (単行本)作者:郝 景芳発売日: 2020/11/20メディア: 単行本「折りたたみ北京」(→おれの感想)「正月列車」(→おれの感想)の作者である郝景芳の長編。1984 年に生まれた主人公の女性軽雲が、両親の人生と自分の人生を並行して振り返るとい…

『俘虜記・野火』 大岡昇平著 ほるぷ出版, 1985-05-01

俘虜記・野火 (1985年) (日本の文学〈78〉)作者:大岡 昇平メディア: -自分が読んだ本がどのエディションかわからなくなってしまった。たぶんこれ↑。収録されている「俘虜記」はのちに「捉まるまで」と改題された、連作としての俘虜記の中では冒頭の部分にあ…

『「第二の不可能」を追え!――理論物理学者、ありえない物質を求めてカムチャツカへ』 ポール・J・スタインハート著/斉藤隆央訳 みすず書房,2020-09-03

「第二の不可能」を追え! ――理論物理学者、ありえない物質を求めてカムチャツカへ作者:ポール・J・スタインハート発売日: 2020/09/03メディア: 単行本この日本語題どうなんでしょうねえ。著者は「不可能」には二種類の意味があるという。第一の不可能は理論…

『帳簿の世界史』 ジェイコブ・ソール著 村井章子訳 文藝春秋社:文春文庫,2018-04-10

帳簿の世界史 (文春文庫 S 22-1)作者:ジェイコブ・ソール発売日: 2018/04/10メディア: 文庫会計帳簿が人類史においてどのような役割を果たしてきたか、ということを時系列に沿って書いた野心的な本。これはなかなか面白かった。 複式簿記は人類の最大の発明…

『もみのき そのみを かざりなさい』 五味太郎 アノニマ・スタジオ,2020-11-15

もみのき そのみを かざりなさい作者:五味太郎発売日: 2020/11/15メディア: 単行本妻が買ってきたのだが、一読して参ってしまった。これはすごい。本当にシンプルな本で、各ページには一枚の絵と一行の文章があるだけ。その文も、たとえば「さく やすみなさ…

『ホテル・アルカディア』 石川宗生著 集英社,2020-03-26

ホテル・アルカディア作者:石川 宗生発売日: 2020/03/26メディア: 単行本『半分世界』の著者の連作短編集。短編というよりはショートショートと言っていい長さのものも多いかな。冒頭にはホテル・アルカディアにまつわる逸話が付されていて、そこに集う芸術…

「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」 東京オペラシティアートギャラリー,2020-10-10~2020-12-20

https://www.operacity.jp/ag/exh234/ 行ってきた。妻と行こうと言っていたのだが、今月に入ってからの有休をぜんぶ月曜にしてしまったおかげでどうしても都合が合わせられず、別々に観に行くことになった。この展覧会は先月まで東京都写真美術館でやってい…

『雲のように風のように』 鳥海永行総監督 スタジオぴえろ/日本テレビ,1990

https://pierrot.jp/archive/1990/tvs_03.html 日本ファンタジーノベル大賞の第一回はいまでは考えられないようなスキームになっていて、大賞受賞作はアニメ映画化されることが決まっていた*1。第一回の大賞が『後宮小説』に決まったときの関係者の困惑は想…

『時間旅行者のキャンディボックス』 ケイト・マスカレナス著/茂木健訳 東京創元社:創元 SF 文庫,2020-09-10

時間旅行者のキャンディボックス (創元SF文庫)作者:ケイト・マスカレナス発売日: 2020/09/10メディア: 文庫奇妙な SF。1960 年代にタイムマシンが発明されて実用化されているという平行世界で、ある密室で生じた不可能状況と見える殺人の謎解きを一応のスト…

『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』 デヴィッド・グレーバー著/酒井隆史、芳賀達彦、森田和樹訳 岩波書店,2020-07-30

ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論作者:デヴィッド・グレーバー発売日: 2020/07/30メディア: 単行本この本はタイトルの勝利。というと身も蓋もないけれど、タイトルというか、この概念を生み出したというところに価値がある。もともとは 2013 …

『甘いバナナの苦い真実』 石井正子・他著 コモンズ,2020-08-31

甘いバナナの苦い現実作者:正子, 石井発売日: 2020/08/31メディア: 単行本フィリピンにおけるバナナ生産の現在の状況を、主に日本向けバナナの生産という観点から捉えた本。章によって書き手は異なる(Amazonでは単著みたいな感じの情報が載っているが明らか…

『明治・父・アメリカ』 星新一著 新潮社:新潮文庫,1978-08-27

明治・父・アメリカ (新潮文庫)作者:新一, 星発売日: 1978/08/27メディア: 文庫星新一が書く、父星一(ほし・はじめ)の伝記。星一は一代で星製薬を成した並々ならぬ人物であったが、星製薬は最後は人手に渡り現在は細々と続いているにすぎない。星一の名も…

『首里の馬』 高山羽根子著  新潮社,2020-07-27

【第163回 芥川賞受賞作】首里の馬作者:羽根子, 高山発売日: 2020/07/27メディア: ペーパーバック不思議な話だ。沖縄に住む主人公は、近所の小さな資料館の手伝いをしながら日々を過ごしている。年老いた女性がひとりで運営する、本当に小さな民間の資料館で…

『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』 松本 敏治 KADOKAWA:角川ソフィア文庫,2020-09-24

自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く (角川ソフィア文庫)作者:松本 敏治発売日: 2020/09/24メディア: 文庫※単行本は 2017 年刊行。 ちょっと前にこの記事→【「自閉症は津軽弁を話さない」この謎に挑んだ心理学者が痛感したこ…

『都市で進化する生物たち “ダーウィン”が街にやってくる』 メノ・スヒルトハウゼン著/岸由二,小宮繁訳 草思社,2020-08-18

都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる作者:スヒルトハウゼン,メノ発売日: 2020/08/18メディア: 単行本冒頭のロンドンの地下鉄の奥深くにすむチカイエカの話が凄い。もちろんロンドンの地下鉄の歴史は世界一長いわけだが、とはいえ 160 年と…

『時のきざはし 現代中華SF傑作選』 滕野 他著/林久之 他訳 立原透耶編 新紀元社,2020-06-26

時のきざはし 現代中華SF傑作選作者:江波,何夕,糖匪,昼温,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,黄海,梁清散,凌晨,双翅目,韓松,吴霜,潘海天,飛氘,靚霊,滕野発売日: 2020/06/26メディア: 大型本『折りたたみ北京』『月の光』とケン・リュウの中国 SF アンソロジーが出版され…

『もうダメかも――死ぬ確率の統計学』 マイケル・ブラストランド,デイヴィッド・シュピーゲルハルター著/松井信彦訳 みすず書房,2020-04-13

もうダメかも――死ぬ確率の統計学作者:マイケル・ブラストランド,デイヴィッド・シュピーゲルハルター発売日: 2020/04/13メディア: 単行本日本語版のタイトルがよくない。「死ぬ確率の統計学」はいいのだが、それにかぶせるキャッチーな文句として「もうダメ…

『新時代の野球データ論 フライボール革命のメカニズム』 Baseball Geeks編集部著,神事努監修 カンゼン,2019-07-16

新時代の野球データ論 フライボール革命のメカニズム作者:Baseball Geeks編集部発売日: 2019/07/16メディア: 単行本(ソフトカバー)アメリカ野球は豪快で大雑把な印象がある一方、アメスポ界隈は異常に細かい数字にこだわる傾向がある。これはなんでもいい…

『月の落とし子』 穂波了著 早川書房,2019-11-20

月の落とし子作者:穂波 了発売日: 2019/11/20メディア: 単行本読み終わってから初めて知ったが、第 9 回アガサ・クリスティー賞の受賞作、らしい。もともとミステリに特に詳しいわけでもないが賞の存在すら知らなかったのはわれながらどうだろうという感じだ…

『グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う』 ジェレミー・リフキン著/幾島幸子訳 NHK出版,2020-02-25

グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う作者:リフキン,ジェレミー発売日: 2020/02/25メディア: 単行本最初に書くと、この本は読む価値ない。 昨年(暦年的には今年だな)研修でさんざ…

『ひとの目、驚異の進化:4つの凄い視覚能力があるわけ』 マーク・チャンギージー著/柴田裕之訳 インターシフト,2012-10-20

ひとの目、驚異の進化: 4つの凄い視覚能力があるわけ作者:マーク チャンギージー発売日: 2012/10/20メディア: 単行本少し前の本だけどめちゃくちゃ面白かった。これはおすすめ。人間の視覚にまつわる四つの話。* 小さい頃から不思議だった。人間の目がふた…

『アメリカン・プリズン-潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス-』 シェーン・バウアー著/満園真木訳 東京創元社,2020-04-30

アメリカン・プリズン (潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス)作者:シェーン・バウアー発売日: 2020/04/30メディア: 単行本どんな国にもいいところと悪いところはあるもので、いいところばかり見てうらやんでも悪いところばかり見てさげすんでもあまり意…