黄昏通信社跡地処分推進室

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55マイルジャーニー(1)

生まれて初めてロマンスカーに乗った。というのも福引に当たったから。詳細は省くが昨年クリスマスの


さらにTさんがその買い物分で抽選会に参加したら、思いがけない幸運に見舞われる。
この伏線の回収だと思いねえ。
座ってみるとなんと1号車の前から5列目、という素晴らしい席で、かなりいい感じの展望を満喫できた。買い込んだ弁当もどちらもとても旨く、いきなり幸せになる。まあもちろん眠くなって、箱根湯本より先の箱根登山鉄道では苦しむことになるのだが。
そこからはどんどん乗り物を乗り継ぐ。ケーブルカーに乗り、さらにロープウェイを乗り継いで芦ノ湖のほとりまで。道中では大涌谷が圧巻だった。火山活動って結構人間を謙虚にさせるよね。と言いながら噴煙の近くまで歩いて行ったりしてみた。くろたまご6個500円ばら売りはしておりません。50人以上の人が一斉にゆで卵を貪り食っている様はこの世のものとは思えなかった。あ、これが圧巻だったわけじゃないです。
芦ノ湖では結局船に乗らず。乗ってみてもよかったかも。でも、湖畔に座って陽の光を浴びるだけでもちょっとしあわせだった。ほんの10分ぐらいのことだったのだけど、たぶんああいう10分を得ることは意図しても意図しなくても難しい。
移動に次ぐ移動で流石にくたびれたので、バスで宿に向かう。ベッドでごろごろしたり、風呂に入ったり、食事に行ったり。いい宿だとなにをしてもいい気分。星を見ようかと言っていたのだけど、流石にその体力はなく、そのまま就寝。