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平均気温の話

今年の東京では1月の平均気温が平年より 1.3 度(セ)低かったとかニュースで言ってたんだけど、平均気温ってなんなんだろう。単純に最高気温を 31 日分合計して 31 で割るのだろうか。それとも最低気温でそうするのか。多分どちらも違う筈だ。両方全部足して 62 で割る、だとだいぶましになる。けど、北国の夏のように昼間だけ気温が上がって夕方すぐ下がる、というのと、都会のように昼間上がった気温が日が沈んでもなかなか下がらない、というのでは同じ最高/最低気温でも平均気温は随分違う筈だと思う。
たぶん、理想的な平均気温というのは気温 t=f(x) (x は時間)みたいな関数を x=0 から x=31 まで定積分*1して求めた数値を 31 で割る、みたいなものだと思う。
で、そうしようと思うと、f(x) は積分できるの?って話に当然なる。理想としてはできるけど、現実問題として気象庁に蓄積されているデータではもちろんできない。多分1時間毎のデータが関の山だろう。そうだとすると、毎時計測した気温を1日0時から 31 日 23 時分まで全て合計して、744 (=24*31) で割る、というのが落としどころだろうか。しかし、今でこそ特に大変なこともないが、昔は計算するだけでも結構めんどくさかったんじゃないかなと思う。
ここまでごちゃごちゃ考えてきたけど、「平均気温」に関する定義は気象庁に必ずある筈で、それは一意に決まる。それについて考える余地はないし、今だったら簡単に調べられるだろう。こういうことを敢えて調べないで考えてみる、というのはある意味ちょっと贅沢な行為、なのかも知れない。

*1:積分なんて言葉久々に使ったわまじで、と思って調べてみたら1年前にも使ってた。その時も気温の話してた。