黄昏通信社跡地処分推進室

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帰りの電車に乗っていたら、途中の駅でほんとうに巨大な巨大な花束を肩に担いだ人が乗ってきて、それを担いだままロングシートの座席の前に立った。それで花束は肩越しにどーんとはみだしていて、すぐそばにも人が立っているような状況だったのだけど、その花束のあまりの巨大さに思わずといった感じに少し離れたりして、結果的には花束氏の周囲には少し空間があいていた。しかしちょっと気になったのは、その花束にはふんだんにユリが入っていたのだよな。ユリの花粉は洋服につくと落とすのがけっこう難しい――ぐらいのことは知られていてもよさそうだと思うのだけど、その人はまったく気にしている様子がなかった。もうちょっとだけ配慮があってもよかったのではないか、という感じはしないでもなかった。
追記:ユリの花粉は花屋さんであらかじめ取るもんなんだそうです。知らなかった。そうじゃないと危ないもんね。知らなくても考えればわかりそうなものであった。
でも、それにしてもすごく見事できれいな花束だったんだよ。それをほとんど無造作に肩に担いでるさまってのが相当現実離れしていて、なんだか圧倒されてしまった。あの花束、もらったのかな。きっとそうだろうな。送別会とかだったのかな。それにしても、いや、もうどんな事情であるにしても、とにかくでかい花束だったなあ。