黄昏通信社跡地処分推進室

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防犯カメラ

事件や犯罪があったときに、「防犯カメラの映像に映っていた不審な人物を……」みたいな経緯で容疑者を特定することが、もう珍しくなくなった。最初のうちは「うお、監視社会……」とか思っていたけどなんかだんだん気にならなくなって来たし、なんならカメラあってよかったなとすら思うことも時々あって、その変化もわりとあっという間だった。人は簡単にこの手のことに慣れてしまうのだね。そして自分が監視されているかもしれないということにはまったく無頓着なままだ。そう簡単に特定の誰かを監視するために防犯カメラの映像まで参照したりしないと思いたいけど、そんなことわからないし、それが可能か不可能かを権力側が握っている、というのは中々に恐ろしい。そう思ったところで現状が逆戻りすることはよほどのことがない限りないのだろうから、もうそういうものだと思って生きるしかないのだろう。