ただでさえ押されてるのに今週は引っ越しあるのでとてもできません。データだけつけます。
追記:オープンと500万下だけなんとか観てコメントつけました。
オープン
- 京都10-29-9R(T18) 萩ステークス:フサイチリシャール(牡・父クロフネ/母フサイチエアデール)
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未勝利勝ちなので初登場だが、これで2連勝で3戦2勝。初戦で負けた相手もマルカシェンクだし(この馬は4着だったのだけど)ここまでの成績はかなりいい。
ポンとハナを切って楽に逃げる。折り合ってスローペースに持ち込み、綺麗な3ハロンのレースに仕立て上げた。重馬場ながらそこそこ時計は出ているようだったが、それにしても悪くない時計。展開にははっきり恵まれた。
クロフネ×サンデーサイレンス× Mr. Prospector 。母フサイチエアデールは中央の重賞4勝とGIの2着が3回ある非常に強かった馬で、半姉にはライラプス(父フレンチデピュティ、中央3勝・現役)も居る。クロフネはフレンチデピュティの仔であるからこの馬はライラプスと約 3/4 同血で、クロフネの母の分だけ異なっているが、この母はアメリカの若干傍流寄りの血を強く持っているのが面白いところで、クロフネがダートで異常に強かったことを語るのには欠かせない血ではあるんだろう。とはいえこの馬は素直に芝の中距離向きか。やや緩いペースで瞬発力だけを試されるようなレースに向きそう。上でもスローなら通用しそうだが、ペースが上がった時にどこまでやれるかとなると若干疑問。
500万下
- 東京10-30-7R(T14) くるみ賞:スーパーホーネット(牡・父ロドリゴデトリアーノ/母ユウサンポリッシュ)
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この馬も未勝利勝ちで初登場、だが、デイリー杯2歳ステークス(勝ったのはやっぱりマルカシェンク)で3着がある。
少頭数でスローの流れ。これも完全な3ハロンのレースになる。5番手の外につけて直線も外に出すが、2着馬が内で渋太く粘って長い長い追い比べになり、最後はクビだけ抜け出して辛くも勝利。時計は平凡だが上がりはかなり速く、ペースを考えれば水準以上。内容もよい。
ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール× Elocutionist 。半兄にマルブツスピーディ(父サクラバクシンオー、中央3勝・現役)。Nearctic の4×4は今日日珍しい、かな。ぱっと見ると誰もが「エルグランセニョール×エルセニョールかー」とまでは思ったと思うんだけど、さてそれがどんなもんなのかってのはちょっと見当がつかん。特にエルセニョールは全く日本では成功していないだけに。でも一応ロドリゴがどちらかと言えば速い流れのマイル戦とかに強いことを考えると、芝のマイル辺りがいいのかなあ。今回乗っていた四位は「この馬で朝日杯FSを」と言っているようなのでそれなりに期待はしているのだろう。今日は辛勝だったが速い流れの方が味がありそうで、悲観したものでもない。上でもそこそこやれそう。 - 福島10-30-10R(T17) きんもくせい特別:リメインオブザサン(牡・父サンプレイス/母ヴェイルデラルナ)
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これまた未勝利勝ち。新馬戦で放馬した上に牡馬を追い回したりしたらしく、netkeiba ではすっかりホモ扱いされていた。カワイソス。サンプレイス産駒で唯一中央で勝ち星をあげてる馬なんだからもっと丁重に扱ってあげても。
中団の外目を追走。前が競り合って速いペースになり、三角過ぎにばて始めるところを外からまくって上がって行く。直線に向いても脚色は衰えず、着差以上の快勝だった。時計も中々速く、自力で動いた内容もいい。
サンプレイス×サンダーガルチ× El Basco 。祖母トコピジャはアルゼンチンでGI2勝を含む7勝をあげて古牝馬チャンピオンにも選ばれている強い馬で、母は未出走、母の半妹にヴァルパライソ(父サンデーサイレンス、中央2勝・現役)が居る。割と可能性がある牝系と考えていいんじゃないだろうか。サンプレイスは中距離で素晴らしいスピードを発揮した馬だった。そのポテンシャルは活かせる配合だと思う。芝の中距離で本領発揮だ(といいなあ)。もっと上がりの速い展開でもやれそうなので、上で通用する可能性は充分ある。それにしても、リメインオブザサンなんて、粋な名前だねえ。
新馬
- 東京10-29-5R(D16):ゼンノスカイブルー(牡・父エリシオ/母ウインベローナ)
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未見。
エリシオ×アジュディケーティング× Spectacular Bid 。母の全姉にサラトガビューティ(中央2勝、2歳重賞2着2回)、母の半妹にヘルスウォール(父エリシオ、中央3勝/チューリップ賞(G3))、が居る。Northern Dancer が3×4。ヘルスウォールとほぼ4分の3同血で、アジュディケーティングが挟まる形になる。芝に向いても不思議はない。距離はマイル以下。 - 東京10-29-6R(T14):フォルタレーザ(牡・父 Siphon/母 Miss Demure)
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未見。
Siphon × Shy Groom × Busted 。サイフォンはまだいいとしても(とはいえよくわかってないが)、シャイグルームが全然わからん。セリベイトの父ってことはわかったんだけど、そのセリベイトはこの目で見てるはずなのに全く憶えていない。まあ、かりに思い出してもどうにもならないと思うが……(2001 年の中山グランドジャンプに来日→競走中止)。芝よりダートに向きそうで、スピードがあって中距離向き。サイフォンの日本に輸入された産駒はそれほど多くないが総じて早熟で、早い時期に勝ち星をあげてあとは泣かず飛ばず、という馬がやや目立つ。この馬はそれをくつがえせるだろうか。 - 東京10-30-3R(T16):カイシュウタキオン(牡・父アグネスタキオン/母ペトラ)
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未見。
アグネスタキオン×ヘクタープロテクター× Lomond 。母は芝の短距離なら 900 万下でも通用したスピード馬で、配するにアグネスタキオンだからやはりスピードは豊かだろう。芝のマイル以下向き。 - 京都10-29-5R(T12):ロングフラワー(牝・父チーフベアハート/母ロングマサユメ)
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未見。
漢字で書くとすれば「天狗」だろうか。(※悪意はありません)
チーフベアハート×アレミロード×ラバージョン。半姉にロングカイソウ(父アジュディケーティング、中央5勝地方2勝/サマーチャンピオン(G3)他)がいる。Ribot が4×4。それなりの底力とスタミナはありそうだが、決め手に欠ける。 - 京都10-30-3R(D14/filly):テンザンオトヒメ(牝・父フジキセキ/母パパラッシオ)
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未見。
フジキセキ× Nureyev ×ジエネラルアセンブリー。母のパパラッシオに関して全くわからず。半兄のマイネルポポラーレ(父 Machiavellian)は未勝利のまま引退。ということであまりつかみどころがない。軽いスピードのありそうな配合で、芝に向いても不思議はない。距離は 1400m か 1800m 辺りがいいっぽい。 - 京都10-30-5R(T16):アマノトレンディー(牡・父クロコルージュ/母ホリノセレタ)
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未見。
戦力外通告を出されたクロコルージュの産駒。(※悪意はありません)クロコルージュはアイルランドに輸出される模様だが、実際産駒の成績はこれまで惨憺たるもので、そもそも日本にあまり向かなさそうな血統でもあるし、需要があるのならどう考えても移動させるべきではある。
クロコルージュ×ノーザンテースト×トライバルチーフ。あまたいる兄姉の中で一番勝っているのがキタノミライ(父シャルード、中央3勝/シャルード産駒でビワハヤヒデに次ぐ獲得賞金額を誇る馬)という不思議なお母さんで、半兄マヤノポペット(父メジロマックイーン、中央2勝・現役)もそこそこ頑張っているようにステイヤーとの配合でもそれなりに仔にスピードを伝えるようだ。この馬もスピードはありそうで、不安定ながらはまると結構な決め手、というようなレースをしそう。芝のマイル以下が合うが、ひょっとするとダートの方がいいかも知れない。 - 福島10-29-6R(T18):コスモスペシャリー(牡・父スペシャルウィーク/母エンゼルカロ)
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未見。
スペシャルウィーク×スターオブコジーン×ノーザリー。母のエンゼルカロは道営所属時に函館3歳ステークス(G3)を制し、札幌3歳ステークス(G3)でも3着に喰い込んだ馬だが、中央転厩以後はほとんど鳴かず飛ばずだった。母方に軽めの血が多いのでスペシャルウィークが来るのは面白い。どこまで成長の余地があるか、また母のように途中で切れてしまうことはないか、など不安な部分ももちろんあるものの、楽しみは充分。芝の中距離向き。