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心の叫び

フジテレビの中継はもっとハーツクライルメールを讃えたり語ったりするべきだと思った。ディープインパクトに興味を持った人が競馬に興味を持つためには、そのディープインパクトを負かした馬について多くを知ることというのは、多分大きな意味があると思うから。まあフジテレビの中継に限らず、かな。
というわけでハーツクライについて語ろうかというところだが、この馬は字面では速い脚があるけど追い込み一辺倒で力任せのレースしかできなくて、個人的にはサンデーサイレンス産駒らしくない馬だなあと思っていた。今年の宝塚の時なんて「ほんとのお父さんはチーフベアハート辺り」なんて書いたぐらいだし。それがこのレースで突然すっと好位につけて早目に抜け出す、という王道レースをできたというのはやはりルメールによるところ大、なのだろう。大胆な作戦もさることながら、きっちり折り合えたのは本当に凄いことだ。
実にこれが1年7ヶ月ぶりの勝利(4勝目)で、全く勝ち味に遅いと言う他ない成績を重ねて来たし、これからも詰めが甘い部分は残るのだろうな、という予感はある。でも、3歳後半のパフォーマンスに比すれば確実に力をつけている。充実ぶりをこの相手で結果に結びつけたのは、見事という他ない。
えーと、この辺でご勘弁ください。