黄昏通信社跡地処分推進室

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パロマ企画

給湯器による死亡事故の件だけど、少し前にやってたニュースで「不正な改造」の映像が出てきた。イメージ映像とも資料映像とも出てなくて、実際の改造だったのかどうかはわからないのだが、安全装置の端子をジャンパ線でつないであった。つまり、改造とは言っているが実質安全装置を外したのと全く違いがない。それを見て、ようやくぴんと来た。
たぶん、安全装置が敏感過ぎたんだ。わずかな不良燃焼にも反応して動作することが続いて、使っている方も直している方もくたびれてしまったんだろう。それが日本中で起きていた。対応を求められたメーカー側も疲弊したに違いない。でも、だからといって、その対応はなかろう。それだけはやっちゃいかん。
それと、上で書いた映像通りの「改造」をした、という前提で書くと、ちょっと厳しくなるかも知れないけど、パロマから指導があったにしろなかったにしろ、改造した業者の責任も問わなくてはいけない、と思う。仮にもガス器具業者であるならその改造が何を意味するか理解できない筈はないからだ。安全装置を外せ、と言われたら外しただろうか? そんなことはあるまい。であれば、どうしてそんな改造をしてしまったのか。事情は想像がつかないでもないし、むしろ同情すべき状況ではあったろうと思うのだけど、それでもたぶん、そこは越えてはいけない一線だったんじゃないかと。