黄昏通信社跡地処分推進室

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いい日だった。からっと晴れていて、暑くもなく寒くもなく、風が少し吹いて。制服姿の息子は急に大人びて見えてでもやっぱり可愛かった。それを両親に見せられたのもよかった。裏門の門柱のところで撮ったこの日の写真を見るたびに、ああそうそうあの「入園式」って看板にはすごい行列ができててね、って話をすることになるだろう。
式自体は素晴らしかったとは言いがたかった。園長先生はおんなじことを3回ぐらい言ってたし、来賓はまじでひとりひとりスピーチするし、祝電とか読まれるし、やっと終わったと思ったら第2部が始まるし、そこまで新入園児をくたくたにさせておいてからとどめに集合写真を撮影するというタイムスケジュールも不思議だった。でも、それらすべてにもかかわらず、無理矢理休みとって行ってよかった。