黄昏通信社跡地処分推進室

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誤訳問題・続き

以前の話の続き。また diarynote なんでトラックバックできねえす。参照→id:natroun:20040922#p2


いくら気をつけて訳をしても、実際に刷る人間が間違えればその責任が訳者のせいになるのはどう考えても理不尽でしょう。
普通誤植や誤訳があれば、その責任は印刷屋ではなく、「そのおおもとを作った人」にあると考えるのは、ある程度自然なことのように思う。そのために校正をするのだし、印刷屋は版を作ったらそれを一旦返してチェックさせる。のだと思うのだが、これを読む限りでは多分そういう工程ではないのだろう。それだけ日程がタイトなのか。

いうなれば、設計は完璧でも大工がミスれば家にスキマ風が吹くんですな。
誰を責めたらいいんでしょうね?
誰かを責めてはいけない、確かに誰かがミスをしてる筈だけど、人間はみんなミスをするんだ。いくらやってもできないことはやり方に問題がある。この場合は多分日程か、関わる人数か、その両方かだろう。それを改善しようと思えば、当然コストに跳ね返る。日程の方は、他の国と同日にプレリリーストーナメントを開けなくなってしまうかも知れない。でも、基本的に改版のないカードセットで、誤植のもたらす影響は小さくない。
リスクとリターン。それを承知で、今のタイトな日程で誤植混じりの日本語版を出し続けるのか、それとも価格をちょっと上げて、プレリリースは英語で行ってでも、誤植を減らす方向に向かうのか。どちらをプレイヤーは支持するだろう。今まで通りを選ぶなら、それに対する理解を求める努力はあってもいいのではないかな。おれが前回「システムの見直しが必要」って書いたのはこういうこと。
まあ、本気で何とかして欲しければこんなとこで書いてないでホビージャパンにメールでも出した方がいいんだろうね……。あともうひとつ書いておくと、誤植や誤訳は他の言語にも多かれ少なかれある。正確なデータはないけど、日本語版だけが特別ひどいわけではない、筈。