黄昏通信社跡地処分推進室

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三日坊主新馬チェック 2005-2006 (10)

もう10週目か。早いなあ。今週から500万下がスタートです。

500万下

札幌08-20-5R(T12):[地]モエレフェンリル(牡・父ダンスインザダーク/母ブルーデキシー)
インコースの中団。そこそこ速いペースで、追走に苦労する。それでも内々を回ってなんとか射程圏内に留まったまま直線に向くと、直線半ばで外に出されてからようやく伸び始める。最後は2着馬がばてたのにも乗じてぎりぎり差し切った。時計は平凡だが馬場を考えるとこんなもの。
ダンスインザダーク×サクラユタカオー×マルゼンスキー。芝の中長距離に向き、底力に優れる。若干重いけどバランスのいい配合。祖母の弟にゴールドストリート(父テリオス、中央平地5勝障害3勝)とゴールドマウンテン(父フォティテン、中央10勝)の兄弟が居る。もっと長い距離での活躍が見込めそう。Nijinsky が3×4。ダートも上手いかも。上でも中距離ならやれるかも。

新馬

札幌08-20-4R(T12):ペリー(牡・父クロフネ/母アマートベン)
超いい名前。やったもん勝ちではあるものの、これは素晴らしいね。
好スタートから控えて好位のイン。あまり速くないペースで、なんとか折り合って追走すると、直線は外に持ち出す。なかなかエンジンがかからず2着馬に差されそうになるが、並びかけられてからが真骨頂。ぐいっと伸びて突き放す。
クロフネ×メジロライアン× Smarten 。母のアマートベンは中央3勝の活躍馬。メジロライアンは母父に来ると頼もしい血統になりそうで、この馬は軽父×重母のセオリー通りの配合。芝の中距離に向き、決め手も底力もそこそこありそう。上でもなかなか楽しみ。
札幌08-21-4R(T18):マツリダゴッホ(牡・父サンデーサイレンス/母ペイパーレイン)
どスローだが好位の外できっちり折り合って追走。ほぼ3ハロン半ほどのレースになるが、それを四角手前から強気にまくって行って、直線に向いたところでは早くも先頭に立つとそのままちぎってしまった。馬場を考えれば時計は速いし、上がり3ハロンに 11.9-11.4-11.6 と11秒台を並べるのは素晴らしい。強いレースだった。
サンデーサイレンス× Bel Bolide × Affirmed 。Bel Bolide は Bold Bidder の仔ということ以外よくわからない。それでも素直に芝の中距離と言っておけば間違いはないところか。母の半弟にナリタトップロード(父サッカーボーイ、中央8勝/菊花賞(G1)他)が居る良血。上でも通用するだろう。
新潟08-20-5R(T12):ダンディーズケア(牡・父エルコンドルパサー/母パルフェアムール)
好スタートから控えて好位を追走。平均よりやや遅いペースだったが楽に折り合い、四角では大外を回らされてそのまま直線も大外に。先行馬が楽だったのでやや粘られたが、最後はぐいぐい伸びてちぎってしまう。楽勝だった。時計は可もなく不可もなく。
エルコンドルパサー× Link × Good Manners 。母はウルグアイ産で、母父も母母父も初めて見た。というわけでよくわからないが、それぞれの種牡馬の父を見るにちょっと重そうな血統が多く、少したるいかも知れない。Northern Dancer が5・4×4.芝の中距離向き。上でも通じそうだが時間はかかるだろう。
新潟08-21-5R(T14/filly):フォーナインミダス(牝・父スターオブコジーン/母オールフォーゲラン)
好スタートからじわっとハナへ。速いペースで逃げ、直線入口では二馬身ほどリードする。逃げ込みを図るところへ内ラチぴったりを回った2着馬が突っ込んできて危うく差されそうになるが、ぎりぎりハナ差凌ぎ切った。時計はやや遅く、内容としては平凡。
スターオブコジーン×ジェイドロバリー×マルゼンスキー。なんかちょっといかすぜ。従姉にメガミゲラン(父シェイディハイツ、中央7勝)が居る、そこそこに活躍馬の出ている牝系。それなりに仕上がりが早く、それなりにスピードがあるが、決め手や成長力には欠ける。Nijinsky が4×4。芝のマイル以下向きだがダートも上手い筈。上では厳しい。
小倉08-20-5R(T12):エムエスワールド(牡・父ステイゴールド/母トップワールド)
おまえのあだ名は「ゲイツの世界」とする(うそ)。
好スタートから軽々二番手につけると、ハイペースで逃げる逃げ馬を外からぴったりマークする。全く楽をさせないまま四角を回ったところで外から先頭に立ち、直線に向いてもよく伸びてそのままちぎってしまった。時計も速く、かなり強いレース。
ステイゴールド×マルゼンスキー×マダング。Netkeiba のデータベース、マダングの母親が抜けてます。さておきステイゴールドの産駒は中央初勝利。おそらくタフで成長力があるだろう。芝の中距離向きで底力がある。上でも当然やれる。小倉2歳辺りは使って来ないと思うが。
小倉08-21-5R(T18):セレスルーシー(牝・父マイネルラヴ/母グランドリーム)
好スタートから控えて四番手。この距離だから当然どスローになるが前三頭から少し離れた位置できちんと折り合う。ところが向正面で5着馬が一気にまくって来て、仕方なく合わせて前に出る。一瞬ついて行けなかったが、行き脚がついて直線の入口で先頭に立つとそこから渋太く先頭を守り抜いた。時計はやや遅い程度で平凡。
マイネルラヴ×トウショウボーイ× Never Say Die 。スピード豊かな血統で、やや非力なところがありそう。姪にホワイトカーニバル(父ホワイトマズル、中央2勝/フェアリーステークス(G3))が居る。血統的には距離はここまでがぎりぎりで、もっと短い方がいいように思えるが、レースぶりはかなり渋太かったのであるいはこの距離がいいのかも知れない。上では厳しいか。