黄昏通信社跡地処分推進室

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当人は読んでないだろうしまあ独り言ってことで

YRPのびた氏(以下単に「氏」と書くときは「YRPのびた氏」を指す)について。
氏の声明文だが、本人も書いている通り額面通り受け取りづらい部分は多い。特に所謂カンストプレイの動機についてはだからどうしたとしか言いようがなく、百歩譲って始めた動機がそのようなものだったとしても、止められるタイミングはいくらでもあった筈で、むしろ本人がちょろっと書いている「何よりも、予習で解答が表示されるシステムはあまりにも大きかったわけですが。」というのが本音じゃないだろうか。精一杯好意的に書けば「カンストプレイの闇に呑み込まれた」といったところだろう。
それはそれとして、おれはカンスト中の氏に関してはほぼ全く関心がなかった。カンストを抜け出した理由や経緯も知らないし特に知りたくもない。興味を持ったのは、氏がカンストを抜け出してからだ。(少なくともおれには)意外にも、氏は相当悪評の染み付いている筈のそのカードを使い続け、階級を少しずつ上げていった。カードを捨てることも別のカードでやり直すことも簡単にできただろうにそうしないのは、ある種の覚悟がないとできないことだとおれには思えた。と同時に、この人は本来のこのゲームの面白さに気付いたのかな、とも思った。
そんな折にソラリスの魔道士大会(賢者参段以下の大会)で氏と対戦した。1回戦から決勝まで3連続で当たり、見事に3タテを喫した。つけ入る隙がなくはないと感じたものの、学問タイピングの切れ味はすさまじかった。方法はともかくとしても武器を研ぎ澄ますことにおいてこの人は注力を怠らなかったのだなということが伝わってきた。
正直なところ氏のプレイスタイルというかスタンスには共感できないところが多かったのも確かだった。カンストにしてもそうだし、「問題集」を作って公開するという行為についてもそうだった。だが何にせよ同じものに打ち込んでいても相容れない立場というのはいくらでもあり得ることではある。全てを認める必要はないとしても、それだけを理由に相手を排斥するのは狭量に過ぎるというものだろう。
個人的には、ここまで来てこのタイミングで引退してしまうのはこれまでのふるまいからしてもちょっとナイーヴ過ぎるんじゃないか、というのは全く勝手ながら思う。継続して叩かれ続けるのはしんどいだろうなというのは想像できるし、今回がどうということではなく蓄積されてきたものが限界を超えたということなのだろうが、4戦4敗で勝ち逃げされる当方の立場も考えて頂きたい。せめて1勝ぐらい返させて欲しい。