黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

師匠と弟子(イーブンタイドプレリリース前夜編)

「さあ今週末はイーブンタイドプレリリース。弟子よ、私の代わりに4連勝して8パック*1をゲットしてくるのだ」
「4連勝なんて無理ですよ、2連勝だってしたことないのに。師匠が出ればいいじゃないですか」
「むろんできるならそうしている。だが私はこう見えて色々忙しい。今回も予定が錯綜して泣く泣くプレリリースを諦めたのだ。泣いて馬ショクを斬るとはこのことであろう。うう馬ショク」
「使い方が 120 パーセント間違ってます」
「“泣いてヴァルショクの鉄球”というのはどうだろう」  泣きながら+2/+2 みたいな
「償却炉に突っ込みますよ?」  みたいなじゃねーよ
「ともあれ成績が悪かったらプレリリースカード没収の刑に処すので覚悟しておくように」
「プレリリースカード……あー、あの《マロー》みたいなのですよね。まあ5マナのスペルをプレイする頃には手札をダンプしちゃってて 2/2 ぐらいって感じでわりと微妙かなー」
マローなんぞと一緒にするな。一方的に自分だけドローが1枚増えるのだぞ。むしろ Heightened Awareness と言うべきではないか。埋もれていたレアに光が当たるのはいいものだな」
「いや、場に出た時に手札全部捨てたりしなくていいリメイク版がとっくに出てるんですけど」
「……。」
「………。」
「弟子よ! イーブンタイドの特徴をひとことで述べろ」
「対抗色のハイブリッドマナ、ですね。シャドウムーアにおいては友好色のハイブリッドマナが導入されましたが、今回はそれが対抗色に移りました。シールド戦だと両方使うことになるわけで、デッキ構築がますますややこしくなるでしょう」
「うむ。そこで今回は会場入りする前にデッキ構築のおおまかな指針を立てておこうという作戦だ。ずばり結論から言うぞ。対抗色で組め
「へ?……ああ、イーブンタイドのプレリリースなんだから、イーブンタイドのカードたくさん使いたいですよね!だから敵対二色を軸にして」
「そんな話ではない。今回はシャドウムーアのトーナメントパックが1つと、イーブンタイドのブースターが3つだ。当然、ブースター3つの方が入ってる色が偏る。多く入っている色に寄せて構築するのが理に適った方法というものだろう」
「つまり、イーブンタイドのカードをたくさん使うってことですよね!」
「ぶち殺すぞ」
「あれ、でも、ハイブリッドってどれぐらい入ってるんでしたっけ。シャドウムーアだと……単色のカードよりは少なかったんですよね?」
「その通り。今週マローも書いていたが、各種 22 枚ずつで 110 枚だった。ちなみに単色のカードは 27 枚ずつで 135 枚。ところがイーブンタイドではハイブリッドが各種 17 枚ずつ、単色のカードが 16 枚ずつとこの関係が逆転している。ますます敵対色の組み合わせを意識するべきだ」
「なるほど」
「それともうひとつ大事なことがある。土地を多めに入れるのだ
「え、なんかすごく地味なアドバイス……」
「土地を舐めるな。マナがなければゲームにならぬ。マナベースの安定こそが勝利への近道。そしてイーブンタイドの新メカニズム【回顧】がある。後半は余った土地は回顧のコストになってくれるのだ」
「そう都合よく回顧のスペルを引き当てられるでしょうか」
莫迦者。実際にデッキの動きが安定するかどうかが問題なんじゃない。『余った土地は回顧の餌にする』という言い訳がデッキに内蔵されてることが重要なんだ」
「ええっ?!」
「おさらいしておこう。ひとつ、対抗色で組め。ふたつ、土地は多めに入れろ。このふたつを守れば4連勝も夢ではないと言っても過言ではなかろう。戦利品のパックは折半でいいぞ」
「えー」
「健闘を祈る」

付記

今日は遅いのでまた明日書くかも。書かないかも。

*1:8パック:推定です。もう少し多いかも。