黄昏通信社跡地処分推進室

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出題システムに関する仮説と店舗大会への応用(内容的には今更感いっぱいです)

やりこんでいる人は経験的に体感していることだろうが、QMA5 では、どうやら出題する問題の傾向(確率というべきかも知れない)が週単位で変わっているように思われる。ここでいう「週」は日曜日から始まり、土曜日で終わる。新問配信や、検定試験の問題がトーナメントでも出題されるようになる「放流」も、全てこのタイミングで行われる。
QMA5 では」と上では書いたが、おそらく少なくとも QMA4 からこの仕様になっていて、新潟ルキア*1が以前少し詳しく書いている。


つまり全問題中、出題されるのはその一部のみで、
おそらく「週」を区切りとして出題される問題がシフトしていく
のではないでしょうか。
この仕様があるために、大会が行われる直前の週に頑張って予習を回しておくと、直近に見た問題が出題されやすい。土曜日に開催される大会ならもちろん、日曜日に行われる大会でもそれなりの効果は見込まれる。一週進んでも出題されやすい問題の範囲は大きく重複するからだ。
今回のソラリスは直前に頑張ったぶん、正解率から期待されるよりは高得点を出すことができた。もうちょっとだけきっちり取り組めていれば、1回戦でもうあと1〜2問取ることができたのではないかと思う……というのは負け惜しみとしても、48 問中まるっきりの初見は1問だけだった(大阪の地下鉄の奴)(まぐれで取った)。苦手にしていたけど直近に回していたおかげで取れた問題はおそらく片手の指では足りない。
「店舗大会に出たいけど、こんな正解率じゃなあ……」と思っている人にはおそろしく単純だが効果的なアドバイスができる。直前の週に予習をたくさん回すことだ。無論取れなかった問題は調べて頭に入れなければ意味がないが、短い期間だから詰め込んだ知識も抜けにくい。通算の正解率よりはいいパフォーマンスをできると見込んでいい。もっとも、通常の大会では1試合で6問しか出せないわけだけど。

ここから先は自分の仮説。
どうも、出題されやすい範囲の中でも、さらに出題傾向に偏りがある、ような気がする。これは本当に感覚的なものだ。でも、新問配信週は新問が出やすいように思われるし、放流されたばかりの検定問題はやたら出る印象がある。
問題全体がA〜Jの 10 ブロックに分かれているとしよう。

;; ABCDEFGHIJ
00 ○○○○○−−−−−
01 −○○○○○−−−−
02 −−○○○○○−−−
03 −−−○○○○○−−

○が出題されやすい部分で、−は出題されにくい部分だとする。これが一週間ごとに1ブロックずつずれていく。この○の並びのうち、この図で言えば右にあるブロックほど出題頻度が高い、という風になっているのではないだろうか。そして、新問や検定問題はそのブロックにまとめて投入されるようになっているのではないだろうか。

;; ABCDEFGHIJ
00 12345−−−−−
01 −12345−−−−
02 −−12345−−−
03 −−−12345−−

頻度を数字であらわすとこうなる。たとえば、「01」の週に新問が配信されるとすると、それは「F」のブロックに入れられる。そしてそのブロックに含まれている問題は一番出題頻度が高い。それが「02」「03」の週に進むと、出題頻度は「4」「3」と落ちていく。少しずつ旧問の中にうずもれていくわけだ。
一番最初の「放流」、つまりコナミ検定の問題がトーナメントに出てきた時は、他のプレイヤーのブログなどを見た限りではこれに近いことが起きていたのではないかと思う。実際の問題数以上に、トーナメントで出題されるシェアが高くなっていたのだろう。
もちろん新問が全て(ここでいう)Fに入れられるとは限らない。というよりも、特に検定問題であればD〜Fに三分の一ずつ、などとする方が穏当だろう。とはいえある程度固めて入れられるのではないか、とも想像する。そうすると、何週間か(この図だとおよそ十週間)経つと、その時の新問がまた固めて出てくる、なんてことがあるかも知れない。あるいは逆に、例えば特定の検定問題がしばらくして固めて出て来るようなことがもしあったとすれば、放流の週から数えることで、何週間でこの出題表が一周するかがある程度わかるかも知れない。
それと、「出題されにくい問題」(この図では「−」)からも、多少は出題されるのではないかと個人的には考えている。「−」の5ブロックを全部合わせても「1」のブロックひとつに及ばないぐらいの低い頻度で、飽きさせない程度の変化をつけるために出題しているのではないだろうか。

いろいろ書いてきたが、実際はどうなっているかわからない。例によって知ったところで強くなるのに役に立つわけでもない。だけどこの手のことを色々妄想するのは面白いし、他人の仮説を読むのも好き。なにかアイデアがある方は教えてくれると嬉しいです。

*1:新潟ルキア:元「トルコじょう」氏のこと。