黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

大学選手権準決勝:慶應義塾大学対東海大学

東海大が3トライをあげ、19-14 で逃げ切り勝ち。セットプレーの正確さでは慶應大の方が上だったし、東海大には肝腎なところでの反則も多かった。しかし東海大はディフェンスが固く、慶應大に好きな攻撃をさせなかった。慶應大はフォワードでゲインできず、バックスに出してもキックしかできず、前半は全くボールを支配できなかったし(65% 対 35%)、後半ようやく継続できるようになってから2トライ返すのが精いっぱいだった。ということで、点数の動きとは裏腹に、東海大が守り勝ったゲームではあったかと。
慶應大が一番まずい選択をしたのは後半 35 分、トライを2本返してからさらに続いていた攻撃で、相手陣中ほどまで攻め込んでいながらパントを使ってしまったこと。2トライとも連続攻撃で崩して取ったトライだっただけに、東海大としては同じように攻められるのが一番嫌だったはず。あの残り時間でボールを手放すオプションを取ってしまったのは流石に早過ぎたし、結果的にもフェアキャッチされるという最悪のキックになってしまった。あれでキープしたまま攻め続けていればワンチャンスあったかなーと思う。
もう一試合は帝京大対明治大で、大方の予想通り帝京大の圧勝。容赦なく PG 選んだりトライ取りに行ったりして差を広げ続けて、完全に叩きのめすという試合運びだったのが印象的だった。明治大は現時点での力はこんなものなのだろうが、最初と最後にトライを取ったのは好材料で、やはり来年以降は面白い存在になりそうだ。
決勝はどちらが勝っても初優勝となる顔合わせになったが、1、2回戦で厳しい相手を負かしてきた帝京大学がやはり有利か。東海大は準決勝と同等の守備ができた上で攻撃時のミスを減らせれば面白い勝負になりそう。ちうか、この2試合しか見てないから予想もくそもないのですが。