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ネットで先天性相貌失認の話を見かけて、ちょっと読んでみたんだけど、どうも妻にも当てはまる記述がちょくちょく見られる。おそらく軽度の相貌失認（この表現が正しいかどうかはわからない）があるのだと思う。どこまでが正常でどこからが異常かなんてことは線引きができる問題ではないが、「３学期になっても（特に男子の）クラスメイトの顔を憶えていなかった」「朝と着てる服が違うと同じ人だと認識できないことがあった」というのは平均よりはやや苦労している部類ではないだろうか。
この障害は本人以外には程度の認識が難しいこと、なんらかの代替手段を獲得してどうにか生活はできること、などの事情があるため、実態が把握されづらいものだと思う。「先天性相貌失認」自体は日本では非常に稀とされているようだが、知名度が上がると認識される人数も増える典型的な障害ではあろうかと。