黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

世田谷文学館へ。「森鴎外の娘たち」展。妻が見たいと言っていて、ようやく行けたのだが、思ってたよりずっと面白く楽しめた。なんでだろうな。まあ少なくとも鴎外流石に何冊かは読んだことあるし、あと茉莉についてもちょっとだけ知ってたから、ってのがあるかな。展示は手紙と絵はがきが多く、内容も面白かったし見ていても楽しかった。おすすめです。つっても 11-28 までだけど。世田谷文学館芦花公園駅南口徒歩5分ぐらい。

  • 茉莉と杏奴、小さい頃から若い頃まではあまり似ていないが、歳をとってからはよく似ていた。
  • 杏奴の幼い頃とかについて茉莉が書いた文章の出典がしばしば『ドッキリチャンネル』だったんだけど、読んだことない人が見たら「何故ドッキリチャンネル?」って思うに違いない。
  • 茉莉が晩年とってた新聞のテレビ欄に赤丸でチェックつけてるのが展示されてたんだけどまじでテレビ漬けでワロタ。ドッキリチャンネルの連載も終わって入院してた時期なのに。まあそれぐらいしか楽しみなかったのかも知れんが。
  • 鴎外が茉莉の長男(ジャック、漢字出ない、ていうか出るのかも知れないが諦めた)の命名について長々と説明した巻物みたいなのが展示されてたんだけど一言で言えば「めんどくせええ」。


夕方は実家へ。息子はどんどん主張がはっきりしてきた。まあ未だに日本語しゃべれなくて指さしと宇宙語だけなんだけど、それでも要求はある程度伝わるから面白い。今日一番面白かったのは、母が焼いたパウンドケーキをひとかけら与えたら喜んで食べたんだけど、その後母がテーブルに戻って自分の分を食べていたら、それを目にとめるなり指差して何やら猛烈に叫び出して、テーブルの方に歩いてきたところ。言葉にはなっていなかったが、意味内容は「なんだまだあるんじゃねえか!もっとよこせ!」だったことは想像に難くない。母の言う「しゃべれない可愛さ」というのはこういうところなのだろうね。