Indianapolis Colts (6-3) @ New England Patriots (6-3)
9年連続の対戦となる両チーム。今年は意外なほど好成績での対戦となった。ペイトリオッツについては特に驚きはないが、コルツの善戦は予想外だ。
試合に入ってからもコルツはいいスタートを切る。最初のドライブをタッチダウンにつなげ、返しのドライブでタッチダウンを奪われ同点にされるも、さらに返しのドライブでまたタッチダウン。ペイトリオッツの次の攻撃はフィールドゴール失敗で、2シリーズずつ終わって7点のリードとなる。
しかしその次のドライブでのパントリターンが痛かった。エデルマンがボールを拾ったあと右のサイドライン際を駆け上がり、上手くカットインしながらエンドゾーンまで駆け抜けてしまう。時間をかけて奪ったリードがものの十数秒でちゃらにされてしまった。このパントは一度フォルススタートで蹴り直しになっていて、1回目のキックはエデルマンのはるか後方エンドゾーン近くまで飛んでいた。少なくともあのリターンはされなかった筈だった。高くついたフォルススタートになった。
気落ちしたわけでもなかろうが、ラックはその直後のドライブでインターセプトを喫し、コルツはそれをまたしてもリターンタッチダウンにされてしまう。これで 14-21。
前半はそれでも7点差で折り返したが、後半はペイトリオッツの攻撃力が爆発。3Q でふたつ、4Q でみっつとタッチダウンを重ね、コルツは殆ど何もできなかった。最終的には 24-59 でペイトリオッツの大差勝ち。
ペイトリオッツは 7-3 として地区内で独走といっていい勝敗になった。まあだいたいプレイオフは行けるだろう。コルツもこれで 6-4 なのでまだまだ目はある。この日のことは忘れて仕切りなおし、とか考えていいんじゃないだろうか。
Green Bay Packers (6-3) @ Detroit Lions (4-5)
同地区対決。
なんというか思ったよりいい試合になった。ライオンズが先制し、その後は交互に点を入れあって逆転、逆転、逆転、逆転、という展開。ライオンズが逃げ切るかとも思われたのだがそこはパッカーズも甘くはなく、きっちり逆転して締める。最後コブへのタッチダウンパスはかなり無理なロングパスに見えたが、そこを通したのがロジャーズのすごさ。24-20 でパッカーズの勝ち。
前半最後にライオンズ→パッカーズ→ライオンズとターンオーバーが3回続いた場面があって、結果的にはライオンズがここでそのどちらかでも防げていて、3点でもとれていれば勝敗も違ったかも知れないと思う。特に2回目のターンオーバーはスタフォードがスクランブルする時にボールセキュリティが甘くてストリップされた、というわりと喰らわなくて済んだ系だったので。
- 今季スタどんいつ見てもいいのか悪いのかよくわからんよなあ、と思ってたんだけど、わかった。要するに少なくともおれが見た試合は大体悪い。ただ悪い時にもまるっきり駄目ってこと少なくて、むしろ一試合に一二度はカルヴィン・ジョンソンあたりにロングパスすぱーんと通しちゃったりするので、それで印象がよい方にやや引きずられるのだ。実際はずっと不振というか、まあずっと不振ならそれが実力ってことかも知れんけど、とにかく残せているパフォーマンスとしてはよろしくないというところだろう。この日は 17/39-266yds-1TD/2INT。