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NFL 2012 -- Week 12, part 2

Green Bay Packers (7-3) @ New York Giants (6-4)

昨年から観始めて、早くも3回目の対戦。昨年はレギュラーシーズンの試合がめちゃめちゃ面白くて、それに比べるとディヴィジョナルプレイオフの試合はやや淡白だった印象がある。今年も昨年ほどではないけどパッカーズはここまで5連勝、ジャイアンツは 6-2 から2連敗中と似たような状況での対戦となった。
試合はバイウィーク明けのジャイアンツが元気で、ファーストドライブからタッチダウンをあげると、返しにタッチダウンを返されたもののその返しでもう1本タッチダウン。さらにロジャーズからインターセプトを奪ってそれもタッチダウンにつなげたり、やりたい放題で前半だけで 31-10 と大量リードする。ある程度点が入るだろうとは思っていたが、ここまで差がつくとは思っていなかった。
後半は 3Q にジャイアンツがタッチダウンを追加するとあとは得点が動かず、最後の方はパッカーズが諦めてロジャーズを引っ込めていた。38-10 でジャイアンツの勝ち。期待はずれの試合だった。もっとも、この分だとまたプレイオフで対戦が見られるかも知れない。

Other games

  • HOU(10-1) 34(OT)31 DET(4-7):意外なほどの接戦。ていうかシュワルツがチャレンジフラッグ投げなきゃライオンズが勝ってたとかなんとか。
    • 一応整理しておこう。NFL 公式によれば、3Q のテキサンズフォーセットがボールを持って走り、途中タックルを受けて一旦肘と膝が地面に触れたが笛が鳴らなかったため、そのまま走り抜けてタッチダウンになったプレイで、タッチダウンの判定を見て激怒したシュワルツがレッドフラッグを投げ込んだところ、タッチダウンに関わるプレイはすべて自動的にレビューになるからこのプレイはチャレンジの対象外であるということで、シュワルツはアンスポーツマンライクコンダクトの反則をとられ、レビューは行われずにタッチダウンが確定した。
    • これはかなりひどい。まず、フォーセットが倒れたのは明々白々なダウンだった。何故あれで笛が吹かれなかったのか解らない。そりゃ旗も投げるわという話である。そしてもうひとつ、判定は判定だしルールはルールだからアンスポーツマンライクコンダクトまでは百歩譲ってよしとしよう。しかし、レビューが行われなかったのは不可解だ。シュワルツが誤っていたからといって、審判は自分たちの誤りをたださなくていいのか? 厳密なルールがどうなっているかは知らないが、これはフェアな判定ではなかった。というわけでシュワルツとライオンズには深く同情申し上げる。しかし、それ抜きにしても、勝てる場面はいくつもあった試合だったようだ。
  • WAS(5-6) 38-31 DAL(5-6):グリフィン無双。これでもしジャイアンツ負けてたらこの地区相当面白かったんだけど、これでどちらとも2ゲーム差になったのでジャイアンツはだいぶ楽になった。
  • BUF(4-7) 13-20 IND(7-4):ラックは流石、引きずらなかった。こういうとこほんとにすごいな。地区優勝は難しいけどプレイオフはまじで行けそうな雰囲気。
  • SEA(6-5) 21-24 MIA(5-6):新人 QB 対決。これ面白かったっぽかったからちゃんと見たかったな。最後は残り4秒のフィールドゴールドルフィンズの勝ち。NFC のプレイオフ争いは現在二席目が暫定 6-5 まで落ちているはずで、まだちょっともつれそう。ヴァイキングズには有り難い展開。
  • ATL(10-1) 24-23 TB (6-5)ファルコンズもつえーな。今年のファルコンズこそは違う、かも知れない。もうプレイオフはほぼ行けるだろうからプレイオフ用のスペシャルプレイとか仕込み始めた方がいいんじゃないだろうか。昨年の経験からすると、4th & inches を確実に取れるプレイが欲しいね。
  • OAK(3-8) 10-34 CIN(6-5)ベンガルズ上がってきたなー。これでスティーラーズと並んだ。ロスリスバーガーがいつ戻ってくるかによるけど充分チャンスがありそうだ。
  • PIT(6-5) 14-20 CLE(3-8):そしてスティーラーズはベン抜きではごらんの有様。レフトウィッチも故障で、バッチが先発だったらしいのだけどさっぱり。ここ 10 年以上ブラウンズに負けた年にはプレイオフに行けないってジンクスがあるらしくて、今年もそれにはまりそう。
  • TEN(4-7) 19-24 JAX(2-9):ジャクソンビルの先発は月曜日の時点でヘニーと告げられたが、それはギャバートの怪我のためではなくて先週のパフォーマンスのおかげとのこと。そして水曜日には来季に向けてプレイしてくれと言われたのだそうな。それで試合がこの結果だったわけだから、グッドバイ、ブレイン・ギャバート、ということだ。おれは君のことを忘れないよ。まあ、たぶん、来年の今頃ぐらいまでは。
  • DEN(8-3) 17-9 KC (1-10):チーフスの QB はこの日はクイン。だからなんだって話だな。
  • BAL(9-2) 16(OT)13 SD (4-7):うお、レイヴンズ勝っとる。途中まで超早送りしながら観て、でも全然点取れなくてこりゃ流石にチャージャーズの勝ちだろと思ってたんだが。
    • というわけで見てみたんだが、最後 4Q、ミッドフィールドあたりでレイヴンズの攻撃、残り時間は2分切っててタイムアウトはあと1回という状況。ここでレイヴンズは反則したりサックされたりでなんと 4th & 29。絶望的なギャンブルで、それも3メンラッシュでレシーバーはみんなカバーされて、フラッコは苦し紛れにレイ・ライスにショートパスを出すしかない。ところがそれをライスが走りに走って、たぶん6人ぐらいタックルかわして、最後膝をついたところでファーストダウン。実況・解説も呆然とするスーパープレイだった。しかしチャージャーズもあれを止められないというのは……。今季は例の大逆転負けといい、ブラウンズに 7-6 で負けた試合といい、とにかくひどい負け方の試合が多い。
  • SF (8-2-1) 31-21 NO (5-6):セインツ連勝ストップ。これでがけっぷちだ。フォーティナイナーズはアレックス・スミスが今週も出られずケーパニックが先発だったが、はっきり言って全然やれている。大したものだ。
  • STL(4-6-1) 31-17 ARI(4-7)カーディナルズは4連勝の後7連敗。「序盤のサプライズチームどまり」なんてもんじゃない落下ぶりだな。
  • CAR(3-8) 30-22 PHI(3-8):イーグルズは完全にヴィックを諦めて、この試合は新人のニック・フォールズが先発。先制したり一度は逆転したりそれなりに頑張った。つっても相手がパンサーズなんだよな。しかも結局負けたわけだしな……。