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NFL 2013 -- Week 5, part 2

ムイギに連続更新。いよいよ誰が読むのかわからない感じに。

New England Patriots (4-1) @ Cincinatti Bengals (3-2)

ひとことで言えば sloppy なゲーム。もちろんベンガルズのディフェンスは頑張ったのだけど(特に最初のプレイでブレイディにサックを浴びせたのは大きかった。試合を通じて数字――4サック――以上のプレッシャーを与えていただろう)、ブレイディの調子も悪かったのだろう。最終的には 18/38 と成功率は 50% を切り、とうとうタッチダウンパスを決めることができなかった。4Q には土砂降りになったのもベンガルズには味方した。ブレイディの連続試合タッチダウンパス記録は「52」で途切れ、昨年途中までドリュー・ブリーズが続けていた記録に2試合及ばなかった。
ドルトンは 20/27-212yds-0TD-1INT とまあ微妙な数字だったんだけど、唯一タッチダウンになったドライブはよかった。特にゴール前1ヤードの 3rd&Goal からフォルススタートで5ヤード下げられた後のスクランブルはよかった。6-13 でベンガルズの勝ち。

Carolina Panthers (1-3) @ Arizona Cardinals (3-2)

NHK-BS1 でやってた所謂誰得カードで、こんな機会でもないとこのどちらかは今シーズンいっぱい観ないかも知れないと思って録画して観てみたんだけどそんな動機だとやっぱり流し見しかしなくて観りゃいいってもんじゃないという事実を再確認。当たり前すぎる、というかそれは昨年さんざん味わったはずではなかったのか。
得点差こそ 6-22 と開いたが内容はそこまでではなく、実際 4Q 途中まで 6-12 の1ポゼッション差だったしどちらに転ぶかわからない感じはあった。パンサーズはニュートンが被サック7でインターセプト3本喰らってたのでオフェンスラインの負けと言えるかも。
解説の河口正史氏がカーディナルズのことを「そこそこのクオーターバックでなんとかする典型的な試合ですね」とか言ってて面白かった。「そこそこのクオーターバック」って下手にけなすよりよっぽど雑魚感あるよなー。カーソン・パーマー。

New York Jets (3-2) @ Atlanta Falcons (1-4)

マンデーナイト。
ジェッツが終始先行したが、後半はファルコンズが追い上げて 4Q にはタッチダウンを2本挙げてついに逆転する。特に2本目はゴール前苦しみに苦しんで、4th ダウンからの相手ホールディングに助けられてなんとかドライブを継続してタッチダウンにつなげた。しかし残り時間が2分弱、しかもジェッツのタイムアウトがみっつまるまる残っているというのはいかにも多過ぎた。最後のドライブはジーノ・スミスも凄い冴えで、短いパスを次々に決めると自ら走ってフィールドゴール圏内に突入。最後は 43 ヤードのフィールドゴールをフォークが決めてタイムアップ。30-28 でジェッツが勝った。
ファルコンズはライアンが 36/45 とパス成功率 80% をマークし、レッドゾーンでの甘さも見せずタッチダウン4本を重ねたがそれでも負け。まあジェッツのオフェンスができすぎだった感はあり、それに当たってしまうのがいかにも間が悪い。力はこんなものではないと思うのだが、とにかく 1-4 となった。

Other games

Week 5 の BYE はスティーラーズ(0-4)、レッドスキンズ(1-3)、ヴァイキングズ(1-3)、バッカニアーズ(0-4)。スティーラーズヴァイキングズはロンドン帰りなんだけど、その2チームも含めて狙ったようにひどい成績のところばっかりだ。立ち直りのきっかけになるといいけど。
BUF(2-3) 24-37 CLE(3-2):ブラウンズ、(失礼ながら)まさかの3連勝。この前の2連勝の立役者だった QB ホイヤーを 1Q に負傷で失ったブラウンズだが、今季もともとのスターターだったウィーデンがきっちり後を受けて逆転勝ち。これは素晴らしい、のだが、スタッツとか見るとまあこんなもんか程度でもあり。相手もビルズだしな。それになによりホイヤーの離脱は痛過ぎる(今季絶望とのこと)。ビルズはビルズでルーキー QB E.J.マニュエルが途中負傷で退場。こちらも気がかり。
BAL(3-2) 23-20 MIA(3-2)ドルフィンズ連敗。しかも最後同点フィールドゴール決まればというところだったが、57 ヤードは遠すぎたか。その2プレイ前のサックが致命傷になった。これは勿体ない負けで、連勝が止まった次の試合だけになんとしても勝ちたいところだった。てか、ドルフィンズ、スケジュールきついねえ。レイヴンズは拾った感じの勝ち。緒戦以外はなんだかんだディフェンスは安定してて、フラッコ次第って感じなのかも。
JAX(0-5) 20-34 STL(2-3):今のジャガーズ相手ならラムズでもこの通りの圧勝さ。というわけであまり書くこともないのだけどギャバートは今季初のタッチダウンパスを決めたそうだ。よかったですねえ。3Q で負傷して引っこんでその後は例によってヘニー。前進が見える気配がない。ラムズは新人 RB のステイシーが 14att-78yds となかなかの数字。ランオフェンスが計算できるようになるとブラッドフォードももう少しいい仕事ができるかも知れない。
NO(5-0) 26-18 CHI(3-2):セインツ5連勝。って、これどこも中継やってないのか。勿体ない気もする。おたがいタッチダウン2本ずつの比較的ディフェンシブな試合で、フィールドゴールに辿り着いた回数が勝敗を分けた。ただベアーズ、ここ2試合続けて8点差負けなんだけどもう殆ど時間なくなってからやっと8点差まで詰めてるので点差よりは負けている。踏ん張りどころ。
KC(5-0) 26-17 TEN(3-2):チーフスが全勝を守った。これ、ロッカーが居ればもっと面白かっただろうに残念。シーズン前はロッカーにここまで期待することになろうとは思ってもみなかった。代役のフィッツパトリックは最初の5回の攻撃が全部スリーアンドアウトと序盤もたつき、一旦は逆転したものの、再逆転後にインターセプトを2本喫して追撃できず。タイタンズはパントをマフしてタッチダウンされたプレイもあったみたいで、ターンオーバーが痛かった。
SD(2-3) 17-27 OAK(2-3)チャージャーズ、あんなにいい試合した後にこんなプアな試合をしてしまうのか、というのが正直なところ。しかもレイダーズ相手にねえ。リヴァーズは 400 ヤード投げたものの前半に1本、終了間際に2本インターセプトされていて、それ以外にもウッドヘッドのファンブルロスト(→リターンタッチダウン)が1回、残り1ヤードからのギャンブル失敗が1回、という内容。負け自体はしゃあないのでくさらないでほしい。しかしおれすっかりチャージャーズびいきになりつつあるな。レイダーズはプライアーが復帰して 18/23-227yds-2TD-0INT と上々の数字。
DET(3-2) 9-22 GB(2-2):ライオンズはカルヴィン・ジョンソンが負傷(詳細不明)で出られず、オフェンスが本来の力を出せなかった。パッカーズは休み明けながらお得意様相手に勝利して星を五分に戻した。ランボーフィールドではライオンズに対して 23 連勝とのこと。タッチダウン1本に対してフィールドゴール5本なのでほめられた数字ではないが、それでも勝ちは勝ち。