黄昏通信社跡地処分推進室

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これも1月に書いていたねた。




ちょっと前だが、息子がビデオゲームデビューした。我が家で稼働している唯一の据え置き機 PS2 の『塊魂』である。1日 15 分を目安に遊んでいるので大して進めないが、妻に聞くところでは少しずつ上手くなっているようだ。個人的には塊魂はとても好きなゲームなのでなんだか嬉しい。まあ別にゲームなんて本人がやりたいものをやればいいわけだけど最初の入口がこれというのは中々よろしいんじゃないかと思う。



おれは若いころ、プリミティヴで斬新なアイデアを核に作られたゲームこそが至上だ、とずっと言ってはばからなかった。別に綺麗なグラフィックとかポリゴンとか音楽とかなくてもいいんだ、おれはワンキーゲームの没入感を求めてるんだ、なんてことを結構本気で主張してた。今ではそれが正しくないことを知っている――少なくともそれだけが正しいわけではないことを知っている。



だけどでも、『塊魂』はまさに、プリミティヴで斬新なアイデアを核に作られた奔放なゲームだ。そういうゲームの持つ輝きというのは今でもおれにはちょっとだけ特別に思える。そのゲームを自分の息子が遊んで楽しんでいるというのは、なにかじわりとした喜びをおれにもたらしてくれている。



なんか、くっつけたアイテムの名前が出るのが面白いみたいですね。「チョコレート」とか「アヒル」とか、わりとなんでも喜んでます。あと、見ていると「これをくっつけたい」みたいなのはあるみたい。町に並んでいるガチャガチャとか。
で、難しいのは「この大きさだと何がくっついて何がくっつけられないか」という判断。これはこのゲームの難しさと面白さの根本なので、これがわからないと中々先には進めないのだけど、結構抽象的ではあるのでまだ難しいみたい。
それと、普通に地理感覚要るよねこのゲーム。方向音痴の人わりと厳しいと思うんだけど、そんなことないのかな。