黄昏通信社跡地処分推進室

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国立科学博物館「人体」へ。9時ごろ現地に着いたがそこそこ長い列で、まず整理券をもらうのに 15 分ほど列につく。もらった整理券は 10:00-10:15 のものだったのでそこまでめちゃめちゃ待つ羽目にはならずに済んでほっとした。ミュージアムショップをのぞいたり常設展示を見たりして時間をつぶし、10 時ちょうどに入場口へ。
展示は人体内部の機能ごとに分かれていて、たとえば「循環器系」「消化器系」「呼吸器系」といった具合になっている。そしてその系列ごとに、いろいろな動物の標本が展示されている。たとえばラットの心臓はどのくらいの大きさなのか。ワニはどうか、オオサンショウウオはどうか。それぞれ心室と心房はいくつある? 生物の進化で習ったようなことが、いちいち標本付きで解説される面白さ。意外だったのは血液の量だ。シーラカンスの血液量は成人男性と大差ないらしい。何故かについては書かれていなかったのだが、体重と血液量の比は思った以上にばらつきが大きくて不思議だった。
チケットやパンフレットにも注意書きがあったのだが、実際の人間の臓器標本が展示されていて、それぞれ各機能系ごとに隅っこのスペースで外からは目に入らないような配置になっていた。見たくない人は見ないですむようにという趣旨で、それは相当徹底されていたが、しかしその隅っこのスペースごとに人を3人ぐらいずつ張りつけていたので、うーむ、という気持ちでもあった。しかも滞留しないようにどんどん回されるのでゆっくり歩きながら見るしかなくて折角の人体標本がじっくり見られない。それでも本物の大きさや形というのは興味深いものではあった。一番面白かったのは脳で、形も面白いし、そこから出ている神経も当然見えるわけだけど、それが思ったより太かったのも面白かった。
後半では NHK スペシャル「人体」とコラボしたコーナーもいくつかあったのだけど、そのあたりまで行くと子供たちも流石に飽きてきていて、ざーっと通り過ぎる感じになった。まあおれも疲れてたしそんなに見たくもなかったのでかえってよかったかも。それよりそこに至るまでずいぶん長く見られるようになったなーと感心した。
なかなか面白い展示でした。


出たらまだ 11:30 ぐらいだったのでワンチャン科博のレストラン行けるかとも思ったのだけどあほみたいに混んでたので断念。公園入口のそばにある売店でおにぎりとかを買いこんで、公園に戻って食べて、山手線に乗って帰りましたとさ。