黄昏通信社跡地処分推進室

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スライム売り

というわけで近所のイベントで娘が小学校の友達三人とスライム屋を出店し、スライムを売った。ストックバッグに PVA(洗濯のり)と水を注ぎ硼砂水を足して、よく混ぜて揉むとあのおもちゃのスライムができる。これをひたすらに作っては売り作っては売りするわけだが、手ごろな値段とボリューム感、そして揉んでるときのなんとなく楽しい感じもあって大人気。子供たちは水を飲む暇もなくスライムをほぼ五時間にわたって売り続け、途中でストックバッグが尽きそうになっても家に取りに帰ってさらに売った。儲けの一割を主催者に納めたあとは山分けする。今の小遣いを考えるとちょっとした金額になったようだ。
しかしここに至るまで妻の苦労は大変なものであった。「大人が手伝ってはいけない」というのが大前提のルールなのだが、現実問題としてほとんどの三年生には四週間先のイベントに向けて出店準備をするのは無理であり、あれをうながしこれをうながし、こっちを準備してそっちを買ってきて、という感じで黒幕として暗躍した。もちろんほかのお母さん方も同じで、当日は全員店の裏手に控えていた。どうにか終わってほっとした、というのが皆様の本音であったろう。本当にお疲れさまでした。
娘は途中で心が折れてしまい一旦離脱する場面もあったが、そのあとストックバッグを取りに帰るという形で活躍してなんとか立ち直った。来年もやりたいと息巻いているが、さてどうなるか……。スライムは原価も安く作る楽しさもあり、売り物としてはとてもよかったと思う。実際触っていると大人でもけっこう楽しい。ねばねば。