黄昏通信社跡地処分推進室

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山行記録(1日目)

(5:20 バス到着)
 6:15     出発
 6:50 - 7:00 「近道」入口
 8:00 - 8:10 白出小屋の手前
 8:55 - 9:05 ブドウ谷とチビ谷の間
 9:53 -10:03 藤木レリーフの先
10:37     槍平小屋到着

バスは予定よりちょっと早く到着。これは有難い。降りてゆうべ買った朝飯を喰う。おにぎりは賞味期限を3時間過ぎていた。バス停の側に足湯らしきものがあって、こんこんと湯が湧き出していた。ここなら水道水をあっためた似非温泉に浸からされることもあるまい。温泉に入りに来たわけではないのだが。
橋を渡ったところにある水場で水を汲む。今日行くテント場には水があるようなので 1.5 リットルぐらいずつ持つことにした。
少し迷って登山道へ入る。下の方はさかんに工事していた。車でも通れそうな――というか実際一度通り過ぎて行った――幅の広い林道をじわじわ登る。最初のうちは凄くだらだらな登り。途中で「夏山近道」という看板を見つけて、とりあえず休憩。なんで夏山限定なんだろうと考察するがよくわからない。単に雪に埋もれるのかも。この辺りの積雪量がわからないのでなんとも言えない。
休憩後、「近道」は登山道っぽい雰囲気なのでそちらに入る。ようやく山登りっぽい雰囲気に。結局もとの林道に合流するのだが、エンジンはかかってきた感じだ。さらに進むと小屋が見えて、休んでいる人も結構居たがスルー。あの人たちは何処に泊まってたんだろうか。
右俣谷の左岸(遡行しているので向かって右側)に沿って、少しずつ高度を稼ぐ。天気は割とよかったが、地形的にそれほど陽が当たらなくて助かった。そのうちに小さな谷をいくつも越える。「ブドウ谷」とペンキで書かれた谷はほんとうに小さなかわいらしい谷だったが、次に出会った「チビ谷」がそれより全然でかかったのがちょっと面白かった。その前後で休憩する。ゆうべは結構寝た心算で居たが、バスの座席では眠りが浅かったようでなかなかしんどい。
そこからはちょっと日当たりがよくなってきて、帽子が役に立つ。登りが結構きつくて汗がでろでろ出て、しまいには帽子のつばから滴り落ちる始末。まあこれはいつものことなんだけど。
滝谷を越える。越えた先の右側に立派なレリーフがあった。滝谷を初めて登った人(のうちのひとり)のものだそうだ。地図にも「藤木レリーフ」として出ている。生前に作られたってのはちょっと凄いと思った。
そのまま割と無難に槍平小屋に到着。10時37分と、非常に早く着いてしまった。
小屋の人に話を聞くと、台風が今夜には通過するだろうから、しっかりテントを張っておけとのこと。どれくらい天気が悪くなるかは着てみるまでなんとも言えない、とも。素直に従って、広いテント場の隅っこにテントを立て、フライシートもぴっちり張ってどかすか石を乗せる。
で、時間がいっぱいあったので奥丸山にでも空身で登ろうか、と事前には話していたのだが、ふたりともえらく眠くてそんな気になれず、テントを張ってそのまま中で眠り込んでしまった。11時過ぎには寝たのだが気がつくと14時。うーんすっごく寝たなあ。当然奥丸山行きはなし崩し的に中止。
晩飯は米を炊いてレトルトのカレー。なんでレトルトかっつーと母が買ってくれたからだったりする。まあ初日なら問題ないだろってことで。すっげえ旨かった。受信状況が極めて悪いラジオで気象通報を取る。台風の影響は避けられそうにないが、夜のうちには抜けてくれそうな気もする。抜けてさえくれれば天気は回復するだろう。できることもないので18時には就寝。テントが暑くて目が覚めたりしたが総じてよく寝る。昼間も寝たのにな。
夜半から風雨。予想通りといえば予想通り。構わず眠り続ける。
翌朝、暑くて一旦網戸にしてた筈のテントの入口が閉まってたので、寒くなって閉めたのかと兄に問うと、雨が吹き込んで顔に当たるので閉じたとのこと。全く気がつかなかったんですけど。