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三日坊主新馬チェック(28)

今年の分はこれで最後。うーんおれにしちゃ頑張ったね。これからもやれるだけやる所存。ちなみに先週の分は全部書いたのでまだ見てない人はよかったらどうぞ。流石に今更見たい人は居ないか。

オープン

中山12-25-9R(T12) クリスマスローズステークスアイルラヴァゲイン(牡・父エルコンドルパサー/母トキオリアリティー
かなり速いペースを3番手の外から引っ張りきりで追走、直線早々と先頭に立って楽に押し切る。時計も2歳馬としては非常に速く、とても強い内容。母はスプリンターで、この馬も今日のレースを見る限りではスプリンターなのだろう。「この後はクリスタルカップ」だそうです。
中山12-26-6R(T20) ホープフルステークスエキゾーストノート(牡・父 A.P. Indy/母 Extraterrestral)
どスローの流れで中団の最内から。直線逃げ馬が苦しくなって空いた最内を突いてくる。最後は2着馬とびっしり競り合ってハナ差先着。好騎乗に助けられたというほかない。鞍上の安藤勝は「距離はもっと伸びてもいいぐらい」と言っているが、A.P. Indy × Storm Bird だったらこのぐらいまでかなあと思う。どのみち上では苦しいだろう。ところで、メジロコルセアがここに出てあっさり負けていてちと残念だったのだが、吉田豊のコメントが「マイペースに落とせたんだけど切れる脚がないので一気に来られてしまった」という内容だった。それは自分がペース配分間違えたから負けましたってことでいいのか?
阪神12-25-11R(T20) ラジオたんぱ杯2歳ステークス(G3):ヴァーミリアン(牡・父エルコンドルパサー/母スカーレットレディ
どスローの二番手を追走、直線で一歩先に仕掛けて早目に先頭に立つとそのまま後続を振り切って勝つ。強い内容だった。正直ここに出てた馬が今後もこの世代をしょっていくかってのはわからないとこもあるんだけど、まあ、まず暫定首位には立ったってとこだろうか。ダービーまでは距離も問題にならない、筈。

500万下

中山12-25-6R(D12/(市)) :スガーフォーティー(牡・父フォーティナイナー/母アリオデヴィル)
好位のインから抜け出して楽勝。ダート変わりだが血統見ても母方に Devil's Bag、Conquistador Cielo と入ってるのでダートの方がよかろう。同日の新馬(下参照)より0秒2しか速くないのはアイノクエストをほめるべきだが、この上となると流石に厳しいか。あと、市場取引馬限定戦は流石にもう要らないんじゃないっすかねえ。
阪神12-26-6R(T16) :インプレッション(牡・父サンデーサイレンス/母シェイクハンド
中団のラチ沿いを追走、勝負所でも外に出さずに内を突く。直線もそのままインを突いて抜け出す。上手く乗った印象。新馬勝ちの後いちょうステークスではニシノドコマデモの5着、そして今回、と大事に使われていて、まだ伸びる余地はありそうだけど、現時点では上では苦しいかなと思う。シェイクハンド初仔じゃないみたい(年齢考えれば当然だが)なんだけど、上は公営に行ったりしてるらしく競走成績が見つからない。
中京12-25-10R(D17) 樅の木賞:ツルマルフェロー(牡・父バブルガムフェロー/母ツルマルガール
中団の内をぽつんと追走。ちょっと位置取りが苦しいかな、とも思えたが三四角では置かれずにむしろ差を詰めるほどで、直線は外に出すと力強く伸びて圧勝。中々の内容だった。母ツルマルガールということはもちろんツルマルボーイの下だが、父がバブルガムフェローに変わって、イメージとしてはスケールが若干小さくなりそう。鞍上の小牧太は「今日のできなら芝でも行けそう」と感じたそうだが、どっちみちここより先はきついかな。

新馬

中山12-25-4R(D12) :アイノクエスト(牡・父ジェニュイン/母キョウエイクエスト)
スタートはやや悪いが内からすっと追い上げてハナに立ち、直線では後続をちぎって最後は8馬身差。圧倒的な強さだった。時計は中々速く、とりあえずもうひとつぐらいは行けそう。ジェニュイン×カコイーシーズだから、 1800m ぐらいまでは行けそうだけど、当面スピードを活かした方がいいのかも。
中山12-25-5R(T16) :パリブレスト(牡・父スペシャルウィーク/母フレイムオブパリ)
外から先行、ちょっと折り合いを欠きながら追走、直線三頭併せの真ん中から抜け出す。まあ悪くない時計で、レースぶりも悪くはない。スペシャルウィーク× Blushing Groom なので中距離までは……と言いたいところだが、近親には Russian Rhythm、ドゥマーニ、ディクタット、と見えるのでひょっとするとマイルぐらいがいいのかも。まあ次を見てから、かな。
中山12-26-4R(T20) :エアフォルツァ(牡・父バブルガムフェロー/母グロリオーサ)
中団から、三角手前から外をまくって行って直線の追い比べにも勝つ。相対的には中々強かったんだけど、馬場とどスローを考えると上がりがもの足りず、先行馬が走らなさ過ぎた印象は否めない。バブルガムフェロー×フレンチグローリーという渋い配合で、時計のかかる芝の方が向きそうだ。
阪神12-25-5R(D14/filly) :スズカノフジアロー(牝・父アサティス/母サンヨウアロー)
中団のインを追走、三角過ぎでは追い通しになるが、四角を回ってからも脚を伸ばし続け、直線も一頭だけ違う脚色でまとめて差し切ってしまった。流石ウイングアローの全妹、というところか。ただ、時計自体は同日の未勝利よりも0秒7遅い平凡なもので、この馬自身も 414kg といかにも身体がない。どこまで行けるかはちょっと疑問だ。期待はしたいが……。距離はもう少し長い方がよさそう。
阪神12-25-6R(T16) :シーザリオ(牝・父スペシャルウィーク/母キロフプリミエール)
1600m にしてはみんな折り合って緩い流れ。直線に向いてからようやく追い出されて、軽く抜け出す。まあ楽勝と言っていい内容。プロトン、ミレニアムダンサー、ファルフの全妹ということになるが、そうなるともうひとつふたつは勝てそうってことか。距離は 2000m ぐらいまではまず大丈夫だろう。
阪神12-26-5R(D12) :ドンクール(牡・父ジェニュイン/母メイショウマキバコ
道中は好位で口向きが悪く、御すのが大変そうなレースぶりだったが、四角では落ち着き、直線外に出すと力強く伸びて勝つ。走りぶりは中々パワーがありそうだが、ちょっと時計が平凡。ジェニュイン×ヤマニンゼファー×ラッキーソブリンってことでダートの 1800m ぐらいまでだろうか。母の半兄にメイショウワカシオが居るそうです。
中京12-25-5R(T12) :サンタマリアガール(牝・父 High Yield/母エイシンマリアンナ)
好スタートから終始リードを保ち、最後は突き放して楽勝。中京の馬場はいいとは言え中々速い時計。High Yield はエイシンインパールの父。エイシンインパールぼろくそに書いたんだけどその後一度も走ってなくてその評価が妥当だったか判らない。この馬も母父は Gone West、母母父は Riverman ってことであんまり支えは期待できない。平坦の 1200m 〜 1400m 辺りがよさそうだ。