フィリーズレビュー（桜花賞トライアル）

おりたさん (id:toronei) がこう書いていらしたのだが

ディアデラノビアは残念でしたが、この挑戦自体は文句付けて欲しくないな、結果実らなかったのは文句言われても仕方ないけど。

この意見には首肯しかねる。理由が書かれていないので理由次第では納得するかも知れないが、個人的にはこの連闘は「非」。それで権利を取ったとしても、流石に桜花賞まで余力を残せるとは思えない。目的と手段を取り違えている。あるいはこのＧ２を勝ちに来たのかも知れないが、それはそれでちょっと焦り過ぎのように思う。前走がついてなかったにしても力が及ばなかったにしても、権利を取れなかった時点で切り替えて、じっくり適鞍を探して使って行くのが結果的に上を目指す最短のルートなんじゃないだろうか。
レースの方は速いペースながらやたら前がかりの展開で、先行馬には厳しいレース。ラインクラフトは嵌まったと言うべきだろう。好位で揉まれながらも抜け出して最後まで伸びていたデアリングハートのレースぶりが光った。使い詰めで上がり目がなさそうだけど、能力は高いと思う。エアメサイアもあわや抜け出すかという感じで、本番の 1600m がとても楽しみ。
カシマフラワーは中団のまま。馬ごみでも競馬は出来ると思うんだけどやっぱり強引にでも外に出て一度は先頭に立つような乗り方の方が合っている気もする。いいところはなかったが思ったほどは負けておらず、それなりに能力があるところは示せたと言えよう。桜花賞は厳しいだろうが、応援したい。