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We are the Champion

コメントしようかと思ったけど長くなったのでトラックバック。殿下のとこに打つの三年ぶりぐらいですな。
追記:この日は打てなかったが翌日いろいろ試してなんとかトラックバック成功。手軽な筈のツールでなんでこんなに苦労せねばならんのだ(逆切れ)。


同じリーグであれば野球にしてもアメフトにしても、ドラフトという戦力均衡のための仕組みを働かせつつ、クラブ同士が平等であるということが暗黙の前提になっている気がします。
それこそ殿下辺りには釈迦に説法かも知れない話だが、アメリカのスポーツである程度の平等を前提とするのは、「優勝以外には大して価値はない」ってメンタリティがあるのかなあ、と思う。例えば欧州のサッカーリーグで中位以下のチームのモティヴェイションってのは UEFA カップ(だっけ?)やら残留やら、ってなってるんだと思うんだけど、MLB だとリーグをぶつ切りにしてまでプレーオフをやったり果てはワイルドカードなんてもんまで作ったり、モティヴェイションを保たせるシステムがとにかく優勝に絡むようになっている。それが破綻しないためにはドラフトやらサラリーキャップやらってのがどうしても必要になって来るんだろうなあと。

尤も、アメスポの場合でもアメリカ対国外みたいな文脈ではそういうヒエラルキーを作ってる部分はあり、バスケやアメフトなんかだと欧州辺りを格下の選手供給国としている感はありますが、
で、国内−外となるとヒエラルキーが認められるっつうのは、要するに「おれたちが一番だもんね」って思ってるスポーツばかりをプロスポーツとしてやってる、ってことで、上のメンタリティと若干通じるのかなあなんて思ったり。たかが一国の両リーグのチャンピオンが争う決戦を奴ら「ワールド・シリーズ」って呼ぶもんな。ワールドカップまでやったのにサッカーがちっとも根付かなかったって辺りにその「世界一以外には大して価値はない」というのが端的に顕われてるように思う。ってのは流石に短絡的過ぎるか。

野球なんかだと逆に日本や韓国が半端に強くて差が少ない辺りで、ちょっと国際化をしづらくさせてるところはあるかも知れない
うーん、でも日本に関して言えばメジャーが現実的な選択肢になってから、選手の年俸は流出を防ぐためにはね上がったというのはあると思うし、そのために日本のプロ野球球団の経営はますます間尺に合わないものになっていて、ついには去年みたいな騒動が引き起こされた、んじゃないだろうか。目に見えた活発な移籍はないにしても、影響は小さくないのだと思う。
根本的には(耐え切れなくなった近鉄が抜けて新たに楽天が入っただけで)何も解決していない現状を併せて考えると、球団経営が放映権料とか抜きで曲がりなりにもどうにかなるためには年俸が高過ぎるのは明らかで、それを抑えるのであれば本当に優れた選手がメジャーに向かうのは避けがたくあるだろうと。その時にひいきのチームを応援し続けるためにはじゃあ何が必要なのか、ってのを各球団および偉い人たち(誰だろう)は考えなきゃいけないんじゃないっすかね。その中には「弱いチームであっても目標を」というのは絶対あると思うんで、現状のがベストかどうかわからないにしてもプレーオフには賛成、と。なんかもう話逸れまくってるけど。
# しかも前も似たようなこと書いてた……。