黄昏通信社跡地処分推進室

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生まれた月日の星座で占う星占いがある。少し前に黄道が通ってる星座は全部で 13 あるんだみたいな話になって(それ自体は正しい)、にわかにへびつかい座がクローズアップされたものだが数年ですっかり寂れてしまった。あわれラスアル・ハゲ。まちがえた、ラス・アルハゲ。(通称ハゲ)
まあ黄道十二星座というのは概念的なもので、「1年を 12 等分すること」こそが重要なんだと思うので、実際黄道がどの星座を通ってるかってのはあんまり問題じゃないんだと思う。そういう体系の下で築かれてきた占いなのであるからして、それはそういうものなのだろう。
一方で不思議なのは、春分点は今に合わせないの? ということだ。この体系は「生まれた日に太陽がある方向の星座」を生まれ星座とするのが肝なんだと思うんだけど、いま広く知られている日付の切り分けだと相当ずれてしまっている。例えばしし座の人の約7割が生まれた日には実際には太陽はかに座の領域にある。それはいいんだろうか。

ちょっと調べたところでは、春分点を固定する流儀と移動させる流儀があるらしい。ふーん。占星術ってものの成り立ちからして移動させるべきなんじゃないの、とは思うけど、それぞれに理屈や体系はあるんだろうからまあそれはそれでいいか。