黄昏通信社跡地処分推進室

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遠州灘。「遠州灘」ってなんか古めかしい響きだ。相撲取りみたいでもある。天気は高曇りで結構明るかったのだが、露出の関係か微妙に暗く写ってしまいなんだか太平洋とは思えぬ雰囲気になった。この辺りは浜名大橋ができてから潮流が変わって砂浜が浸食されてどんどん狭くなっているそうだ。

というわけで遠州灘方面に日帰りで出張だった。新幹線の中で『順列都市』再読開始。刊行当時読んだきりなので、実はもう 10 年読んでいないことになる。やはり素晴らしく面白い。地続きだけど斜め上にある世界。ここからさらに遠くへ連れて行かれるかと思うと本当にわくわくする。

ちょっと詳しくは書けないのだが。
ある役所とのやりとりで、なんかいつもこんなもんだ仕方ない、と思っていたことに対して、ある人が「許しがたいことです」と言っていて、帰って妻に話したら、やっぱり「それはひどいね」と言っていて、そうだよなこれはひどいよなやっぱり、と改めて思った。どうもおれはそういう感覚をあっさり麻痺させてしまいがちなのでいかん。もちろんそうする方が楽だし現実的には上手く行くのだけど、やはりそれだけでは駄目だ。

まあ、どんなに正当な怒りでも怒ってばっかりいる人のウェブログをあまり定期的に読む気にはならないけどね。愚痴ばっかりとかでも同じ。