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ベルギー戦だった。頑張って起きて、観た。素晴らしい試合だった。前半は押されていて、最初と最後以外はだいたい支配されていた。コーナーキックが 0-5、シュートが 5-10 とかだったと記憶しているが、およそスタッツ通りの内容だった。これは厳しいかと思いながらもハーフタイムに妻を起こした。後半開始直後、柴崎からの完璧なスルーパスに原口がどんぴしゃで抜け出し、フェイント一発入れてからの左隅へのシュート。こんなすごい点の取り方があるかと思った。そうしたらその 4 分後、今度は乾が左サイドから右のサイドネットにずどんだ。2-0。その直後のベルギーのシュートは激しくポストを叩きゴールにならず。ひょっとして、と思った。
しかしワールドカップは甘くない。後半 25 分、折り返しみたいなヘディングでふらふらっと上がったボールが川島のはるか頭上を越えてゴールに入ってしまう。その 5 分後にももう 1 点失い、同点にされた。それでも日本は積極性を失わなかった。もう 1 点とってやるという試合をしていた。そしてアディショナルタイム、本田の FK が惜しくも止められた直後の CK、ここも蹴ったのは本田だった。しかしボールは直接キーパーの両手に収まってしまう。そこからは悪夢のようだった。ベルギーの選手が素晴らしい勢いで駆け上がり、ボールを運ぶ。デブルイネから右サイドのムニエへ。そこから折り返しのクロスが来る。ルカクがそれをスルーすると、ぴったりの位置に走りこんでいたシャドリが左足で決めた。


残念な結果、ではあった。しかし個人的にはすごく楽しんで観ることができた。直前の監督交代という最悪手を打ったのにここまでの結果を残した選手たちと監督には脱帽するばかりだ。たった四試合観ただけだが、なにせ代表戦をちゃんと見たのは久々なので、特に攻撃においてはかなりの進歩を遂げているように思えた。たまたま鮮やかすぎるほど鮮やかに決まったシュートが数本あった、ということなのかもしれないが、「サイコロを振るべき人がサイコロを振っていた」という印象が強かったし、枠に行くシュートも増えたと感じた。実際に平均得点もこれまでのワールドカップで一番多かったということらしいので、それが楽しめた理由のひとつではあったと思う。
一方で守備は素人目にも危ういなあと思うところが多く、実際平均失点も一番多かったとかで、さもありなんという感じはした。この辺りは急造チームの限界だったのかもしれない。
とりあえずは、おつかれさまでした。この後どうするんだとか、これから外国から監督来てくれるのかとか、心配なところはあるけれど、日ごろ観ていない者があれこれ言う話でもないのだろう。





島に新しい人が来たので、歓迎ランチということでおそば屋さんに行く。鴨せいろ、おいしゅうございました。ひさしぶりにお店でそば食べた気がする。